鳩山辞任劇は、まさに“劇”ですね。

2010.06.05 07:39|社会情勢
昨日は、更新できず・・・・泣。

忙しいのか?・・・・う~~ん、気力の問題でしょうね。

まあ、それはともかく、鳩山首相が辞任を表明したと思ったら、更新を一日休んでいる間に、管直人新総理が誕生していました。

一応民主党の代表選挙はされたそうですが、電光石火ですね。

というか、これは、どう考えても、シナリオ通り・・・という感じです。

誰の?

・・・・・

・・・・

・・・

・・



小沢一郎さんの・・・です。

幹事長辞めさせられたのに?と思うかもしれませんが、今回の件で一番立場が有利になったのは、間違いなく小沢さんでしょう。

どういうことかというと・・・

参議院選挙の直前に、もはや候補者などを擁立し終えた段階で、鳩山首相と小沢幹事長が辞任したわけです。

この選挙が終われば、衆参両議院共に、解散に打って出ない限り、選挙が3年間ぐらいは無いことになるのですから、ここで勝つことができれば、少なくとも3年間は、安定的な政権運営が可能となるわけです。

もし負ければ、ねじれ国会となって、極めて不安定な政権運営を余儀なくされます。

勝つことが至上命題なのですが、そのためにはどうすればよいのか?を逆算的に推論していくと、この時期での辞任が最良の手であることが分かります。

第一に、この時期に辞めたことで、負のイメージを一新することができます。

支持率が低迷してどう考えても参議院選挙で負けそうな情勢だったにも関わらず、強気な候補者擁立にこだわったのか?

自分自身が一旦引くことで、イメージを反転させることが可能と読んでいたような気がします。

もともと、民主党の支持が急落しても、だから自民党に戻ろうという流れは一向に起きず、むしろ弱体化に加速がかかっていたのです。

自民も民主も駄目、積極的に支持するところが無い、という状況だったわけです。

ですので、新党の乱立も起こったわけですが、ここで、反小沢色の政党に衣替えをすると、どうなるでしょう。

なるほど、です。

参議院議員選挙まで一ヶ月弱ですから、新政権の初仕事が選挙となるので、負のイメージが拡大する恐れも殆ど無いですし・・・・

そして、ここで選挙に勝つと、小沢さんはどうなるのか?

いや、もし辞任せずに、選挙に負けたらどうなるかを先に考えましょう。

当然、選挙についてすべてを仕切っており、強引に擁立も決めて来たので、猛烈な責めを負っての辞任、というか、再浮上ができないほどの命的な失策となってしまったでしょう。

では、もし勝ったら?

国会運営が安定的に行える体制が整った上で、参議院でも、自分が擁立した議員の数を増やすことができるのです。

自分があの時に辞任したからこそ、当選の芽が出たという意識を残すことができるのですから・・・プラスに作用します。

そう、参議院議員選挙に臨む体制を敷き終えて、それから負のイメージを一身に抱えて引くことで初めて、権力構造を強化することが出来るのです。

でも、幹事長ポストを失って、反小沢勢力下に民主党が置かれたら元も子もないのではないか?

報復されて追放されてしまうのではないか?

いや、いや、それはないでしょう。

そもそも、選挙後に安定的な国会運営ができる体制が整ったとしても、実際に政権運営を始めたら、あっという間に非難の山に晒されることになります。

何をどうしようと、非難されます。

例えば、普天間問題ですが、これは、誰にも非難されずに解決する回答などそもそも何処にも存在しなかったのではないでしょうか?

自民党政権時代のままを踏襲して辺野古移設案を引き継いだら・・・自民党のままと非難されたでしょう。

県外移設に固執したら・・・米国が受け入れず、日米関係が悪化し、結果的に非難されたでしょう。

自民党案をそのまま受け入れられないから県外移設を検討せざるを得ない、その結果、十分に検討したけれど、やっぱり辺野古に移設せざるを得ない・・・こういう道筋にする以外に選択肢が無かったのです。

しかし、これも非難されます。

どうやっても、非難されるのは目に見えているのです。

・・・・

その中で、5月末決着に固執した理由は・・・

選挙でしょう。

選挙への影響を最小限に食い止めるには、これしかなかった。

だからこそ、後任の管さんには普天間問題に関与させず温存し、辺野古移設案を明記した上で、鳩山首相は小沢幹事長と刺し違えて辞任という演出をし、負のイメージを一身した上で、この問題を後任には負わせないように配慮した、こんな感じでしょうか。

・・・・

実際に政権を運営し始めたら、何をどうやっても、世論(というか、マスコミ)から非難されるのは目に見えていて、遅かれ早かれ責任論が噴出するのは目に見えています。

とりわけ、民主党の人材、しかも、政権運営をした経験の無い反小沢勢力のグループは、実際に政権運営をしたら、必ず大きな綻びが出るのは明らかです。

前原さん・・・以前民主党の党首になりましたが、あっという間に、辞任に追い込まれましたね。

今の幹事長職に固執しなければならない理由など、全く無いのです。

安定的な国会運営が可能な議員数を確保できた上で、政権を担って行けば、必ず綻びが生じます。

責める(攻める)側から攻められる側になった時、その弱さが顕在化するでしょう。

ですので、現時点でポストに固執する必要など全く無いのです。

将棋で言えば、王将を守って勝つことが出来るのならば、飛車角などの駒を渡しても全然構わないということです。

強い棋士ほど、大駒にこだわらず、骨を切って肉を絶つという戦略を取れるように、ポストという駒など、勝負に勝つことに利用できなければ、固執する理由など何処にもないのです。

小沢さんという人は、これがよく分かっている。

まあ、16年前の教訓がよく活かされていますね。

あの時も、首相が辞任し、政界引退となりましたが、その後、小沢さんの純化路線(?)で、新進党の瓦解などの迷走が起こり、結果的に自民党政権が崩壊するまで15年を擁することになりました。

民主政治では、多様な考えを包括的に取り込まなければ、何も決められないのに、純化路線を進んで、どんどん先細ってしまったのです。

まあ、肉を切って骨を絶つのではなく、肉を切られるのを避けて、持ち駒を確保することに固執してしまったという感じでしょうか。

今回は、その轍を踏まない・・・という意思を感じます。

小沢一郎という人・・・戦略家として見ると、これほど面白い政治家はいないかもしれません。

今回の辞任劇は、まさに“劇”ですね。

・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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