光の道をユニバーサルサービスにする意義

2010.06.17 02:31|PC関連
ところで、ちょっと放置しておりました光の道問題ですが、孫正義×池田信夫×夏野剛のお三方で対談をするようですね。

「「情報アクセス権」は有害である

このブログでも、少し取り上げて来た手前、続きを書いておきたいと思います。

色々と書き留めておきたいことは多いのですが、何せ時間が・・・・足りない(泣)。

愚痴は一言で止めて、光の道の続きですが、その前に、以前の記事をどうぞ!!

と思ったら、大分記事がたくさんあったので、PC関連というカテゴリーがほぼすべてこの話題を取り上げていますので、そちらをご覧ください。

あと、光の道について・・・投票欄も作っておいていたので、こちらの結果の方もどうぞ!!



前置きはこれくらいで、池田信夫さんの「「情報アクセス権」は有害である」という記事を読むと、またまた挑戦的な内容ですね(笑)。

東京生まれの東京育ち、でも、今は山奥暮らしの私が改めて反論をしてみたいと思います。

池田さんは、光ケーブル網をユニバーサルサービスに位置づけることを経済的に非効率としていますが、さて、どうでしょう?

ちょっと引用すると・・・

「情報アクセス権」というのは、郵政のユニバーサルサービスと同様、効率を無視して地方に過剰なインフラをばらまき、その負担を都市部の住民に「課税」するものだ。総務省のいう「デジタル・デバイド」も、この同類である。いま日本に求められているのは、田中角栄以来の「あまねく平等」に地方に税金をばらまく政治を卒業し、個人が地域や組織から自立して新しい職場を求め、働き方を変えることだ。それを阻害する情報アクセス権は有害である。

まず第一に、光ケーブル網と田中角栄以来の公共事業と同じ位置づけにおいていますが、この前提に疑問を持ちます。

コスト面ですが、孫さんが言うように、今の旧式のメタル回線を維持・保守して行くコストを考えると、むしろコストは低くなる・・・ようです。

まあ、ここら辺は専門家ではないので、よく分かりませんが、メタル回線が旧式のインフラであることは間違いないでしょう。

光の道が新幹線とすれば、メタル回線は在来線という感じでしょうか?

管理コストの合理化という意味で、常識的に考えて、どちらが優れているかは一目瞭然のような気がします。

ここら辺は、以下の記事をどうぞ!!

「光の道」とNTTの構造分離問題(続き) - 松本徹三

ここでは、光の道が地方にとって過剰なインフラで、都市部の住民に負担を押し付けているのかどうか、ここに進みたいと思います。

池田さんは、小笠原海底光ファイバーケーブルを例に挙げていますが、「もし父島で、光ファイバーと400万円の現金を選択させれば、ほとんどの人が現金を選ぶだろう。」というのはその通りですが、こういう選択はナンセンスです。

効率的な売上の伸ばし方とロスの削減などの分析するのに、ABC分析というのがありますが、確かこういうことがあったと思います。

かのイトヨーカドーが、この分析結果に基づいて、売れ筋商品のAランクのものをどんどん強化し、死に筋商品のCランクのものを排除することをしていったそうです。

すると、どうなったのか?

売上げがどんどん落ちていったそうです。

何故か?

それは、売れ筋商品だけだと、商品のラインナップが偏ってしまい、買う方の選択肢がなくなり、売り場としての魅力がなくなってしまうからです。

その後イトーヨーカドーは、Cランクの商品も増やして行ったそうです。

売上げに占める割合は少なくても、それを置いておくことで、そこには何でもあるという安心感が生まれ、全体の売上げの底上げをしてくれるのです。

これを地で行っているのが、九州で有名なホームセンターであるハンズマンです。

ロングテールをリアルに実践~九州に“凄い”ホームセンターがあった

また、コンビニなんかも、そうですね。

24時間営業、鉛筆などの日用品の扱いなどなど・・・一見すると、非効率極まりない。

お客さんの少ない夜間営業など止めて、昼間の営業だけにしたら?

集客力のある都市部だけに出店して、地方はやめたら・・・

日本全国どこに行っても同じようなサービスを受けられるという安心感が失われ、局所的には利益が増えても、全体から見ると、利益が減少してしまうでしょう。

全国何処でも定額で同じようなサービスを受けられるという安心感があるからこそ、全体の底上げが出来るということは大いにあるのです。

そして、官というのは、全体の底上げをしなければならない、それが存在価値といっても良いでしょう。

ちなみに、このブログを愛読している方ならばご存知と思いますが、田中角栄以来の公共工事主導の経済施策は、私も反対です。

どうして反対かは・・・・これまた記事が沢山あるので、社会情勢のカテゴリーを適当に探してください(ごめんなさい)。

でも、池田さんが言うように、光の道もまた過剰インフラとなるのではないか、と思われるかもしれません。

問題は、地方の住民に補償金を払ってでも都市部に移住させ、目先のコストを下げるということではなく、光の道をユニバーサルサービスとした時、一体どんな可能性が開けるのか、このことなのです。

これはすごく沢山あるのですが、どうして光ケーブルなのか?・・・無線ではいけないのか?・・・これについて・・・

光ケーブルのメリットは、まず通信速度です。

というか、これしかないでしょう。

おそらく、光ケーブルの通信速度が最大のポテンシャル(30G)を発揮できれば、ハイビジョン映像で、双方向の映像通信ができるようになるでしょう。

まあ、昔ながらの言い方をすれば、テレビ電話というやつです。

無線でもこれが可能ならば、もちろん無線の方が自由度もあるのでよいのでしょうが、専門家ではないのであくまでも感ですが、現実的に無線でこれは無理でしょう。

そもそもこんなデータ量のやり取りをする電波が流されたら・・・・人間の身体が間違いなくもたないでしょう。

化学物質過敏症の方には、携帯電話の電磁波が駄目な方がいるように、強烈な電磁波を常時浴びることは、予測不能の健康被害をもたらす可能性が大だと思います。

おっと、脱線、脱線・・・

光ケーブルのメリットは、まさにその通信速度であり、その安定性です。

デメリットは、固定回線で自由度が低いということでしょうか?

さて、このメリットとデメリットから考えて見えてくるものは?

双方向通信による在宅サービスです。

この需要はあるのか?

例えば、医療です。

医療崩壊の危機が叫ばれて久しいですが、病院というのは、実を言うと、相当に非効率なのです。

皆さんも経験あると思いますが、2時間、3時間待って、たった数分の問診を受けて、薬をもらって終わり・・・というやつです。

病院に行く人の中で、問診と薬だけで済む患者の数って、どれくらいの割合なのでしょう?

もしこれがハイビジョン並の映像でリアルタイムで双方向通信できたら、在宅サービスに切り替えることは出来るのではないでしょうか?

問診が済んで、触診や精密検査が必要と判断された人だけ、病院に来てもらうようなシステムにしたら・・・どれだけ効率化できるでしょう。

また、医師についても、かなり効率化できます。

女医さんが増えていますが、出産育児などで医者の現場に戻れない人が多いと聞きました。

もし在宅診療ができたら、どうでしょう?

自分にとって負担の少ない時間に、自分が出来るだけ自宅で診療する・・・こういう体制ができれば、医師不足の解消に寄与します。

私の奥さんは一緒に養鶏をやっていて、子供がまだ寝ている朝方の4時に起きて仕事をしていますが、もし医師の資格のある子育て中のお母さんがこの手の生活パターンの人ならば、早朝診療することがもっとも自分にとって負担の少ない働き方となります。

しかも、ネットでつながっていますので、全国の開いている医者ならば、何処にいても問診による診察を受けられるのです。

これは、孫さんが例に挙げていましたが、電子カルテ化も条件になりますがね。

医療だけではありません。

介護でも同じような効率化が図れますし、銀行などの窓口業務の効率化も出来ます。

振り込め詐欺などがあって、高額振込みは窓口に行かないといけませんが、双方向の映像通信ができれば、窓口とリアルタイムでやり取りが出来るので、本人確認が自宅でできます。

等々・・・

通信速度が向上することで、在宅サービスの可能性は一気に高まります。

医療、介護が成長分野と誰もが言っていますが、成長というのは、こういうことを言うのではないのでしょうか?

既存のシステムのままであれば、医療も介護も早晩破綻します。

社会保障の自然増が毎年1000億円だったと思いますが、これらのサービスが実現すれば、どれだけの経費削減ができるでしょう。

もし私が事業拡大を目指す野心家ならば、鶏飼いではなく、この分野に身を置こうと思いますけどね。

そうそう、こういうのもありますね。



これらのサービスは、光の道をユニバーサルサービスにすることによって初めて可能性が開けるものです。

固定回線の通信は、PCで使う・・・この固定観念に囚われすぎているように思います。

本当のIT革命というのは、こういうことでしょう。

・・・・・・・・今日の徒然でした。


奥の家の嫁日記



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ベーシックインカムは実現性が低く、メリットも少ない考え方ですね(一部の人たちが喧伝しているように魅力的なものなら、とっくにどこかの国が――どこでも――実施しているのでしょうが)。様々な社会福祉、年金などを切って、月に5万円(ひとり頭)もらってもどうしようもないでしょう。
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1999年7月5日に四国に上陸しました。
巷では、ノストラダムスの大予言で恐怖の大王だの、終末がどうのこうの・・・と話題になっていた、あの月です。
そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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