光の道とクラウドコンピューティング(中編)

2010.05.06 03:25|PC関連
さて、前々回の続きです。

光の道とクラウドコンピューティング(前編)

クラウドコンピューティング・・・最近耳にする言葉ですが、これについては、グーグルサービスが代表的ですが、「5分でわかるクラウド・コンピューティング」が分かり易いかもしれません。

ちょっと引用すると・・・「クラウド・コンピューティングとは、ネットワーク上に存在するサーバが提供するサービスを、それらのサーバ群を意識することなしに利用できるというコンピューティング形態を表す言葉です。ネットワークを図示するのに雲状の絵を使うことが多いことからきた表現です。雲の中にはハードウェアやソフトウェアの実体があるが、その中身は見えない(気にしなくてよい)というイメージです。」ということになります。

私も、グーグルサービスとウィンドウズライブをそれなりに活用しています。

しかし、それでもまだサービスの活用は限定的です。

どうしてか?

それは、回線速度が遅いからです。

例えば、ウィンドウズライブを活用して、サーバー上に100G(25G×4アカウント)の無料スペースを確保しているのですが、データのやり取りに時間がかかり過ぎて、ハードディスクのデータをこまめにやり取りするにはするには、かなりの時間的なロスが生じてしまうからです。

ウィンドウズライブは、メールアドレスさえあれば幾らでも増やすことができますので、理論上は、1テラでも行けるわけですが、既存のデータをアップロードをするだけで、気が遠くなってしまいます。

ちなみに、文書データは軽いので、殆どサーバー上で管理しています。

クラウドコンピューティングを使いこなすには、光通信の100Mでも足りない、もしDVDの動画を見ようと思ったら、素人考えですが、1Gくらいの回線速度は無いと難しいのではないでしょうか?

いやいや、インターネットでそこまで必要ない、と反論されそうですね。

実際、池田氏は、こう述べていますね。

そもそもなぜブロードバンドが必要なのかと考えると、自由に映像や音声を使いたいからです。そのために必要なのは通信速度だけではなく、いつでもどこでも使える自由度が重要です。今までは、屋外の通信は携帯電話だけでしたが、iPadを初めとするタブレット端末の登場で、無線がブロードバンドの主流になるでしょう。今後の目標は「すべての家庭にFTTHを」ではなくすべての場所でブロードバンドをです。

たしかに通信速度という点だけでみれば、無線はLTEでも実効速度は30Mbps程度で、FTTHには劣ります。しかし、どこでも使えるという自由度の大きさはそれを補って余りあるでしょう。「無線では帯域が保証できない」といっても、インターネット自体が品質を保証しないベスト・エフォートです。そして費用対効果(ビットレート/円)で比較しても、以前の記事でも見たように、無線のほうがはるかに高い。

私はFTTHが必要ないといっているのではありません。帯域やセキュリティを要求する企業ユーザーにはFTTHもNGNも必要でしょう。しかし5000万世帯すべてのインフラを強制的に光に取り替えるというのは、社会主義です。むしろ取り替えるなら、PSTNをIPに替えて電話交換機を撤去することが最優先です。これは宅内配線の工事は必要ないので低コストですみ、ネットワークの維持費は大幅に下がります。光化は、中長期の課題としてNTTがゆっくりやればよい。


光通信(FTTH)の現在の速度は、100Mですが、理論上は30Gまで可能と聞きました。

では、回線速度が1Gになると、何が違ってくるのでしょう?

まず、PCからハードディスクがいらなくなります。

すべてのデータをサーバー上に保存しても、何らストレスなく使えるようになりますから・・・

今、マイクロソフトのオフィスを代表に、PCにインストールするタイプのソフトが主流ですが、そもそもこれが前時代的で、非効率で、PCの利用を限定してしまっています。

PC1台に1つのソフトを購入しないといけないわけですから、仕事場と自宅と別荘などなど・・・様々な場所でそのソフトを使いたい時、デスクトップPCならば、その台数分だけ、ノートPCならば、その1台を持ち歩かないといけないわけです。

マイクロソフトのオフィスが3万から6万、アドビのCreative Suite 5 Design Premiumなどは、20万円以上するわけです。

これを台数分購入するなんて・・・・どういうこっちゃ???

ノートPCならば、持ち運べるので一つで大丈夫ですが、ノートPCを持ち運ぶのって、実を言うと、極めて危険でやりたくありません。

もし忘れたら・・・

もし壊したら・・・・

外に持ち出すというのは、極めてやりたくないことです。

ちょっと笑い話ですが、ノートPCを作っているメーカーでは、軽さと手軽さで携帯性の向上を計り、営業先にも手軽に持ち込めることを宣伝文句に上げながら、自社の社員には、情報の漏洩の予防のため、ノートPCの社外への持ち出しを禁止しているそうです。

そう、ハードディスクにデータを保存するノートPCというのは、極めて危険なわけです。

ディスクトップPCを持ち運ぶことは、論外です。

すると、結局のところ、セキュリティの確保された隔絶された空間での使用に限定され、何処でも仕事場などということは夢のまた夢ということでしょう。

とすると、携帯端末で出来るサービスというのは、情報が漏洩してもあまり困らない趣味レベルのサービス、もうちょっと突っ込んでも、ネットを見たり、メールの送受信をしたり、簡単なメモ書きをしたり、そんなところでしょう。

仕事は仕事場でする・・・この制約は厳然と存在するわけです。

では、1Gの速度と安定してセキュリティの高い回線が確保されたらどうなるでしょう?

ディスクトップPC、ノートPC、スマートフォン、携帯電話、タブレットPC・・・これらがすべて端末になります。

データ保存をするものではなく、サーバー上の

さらに、ソフトの販売形態も変化するでしょう。

PC1台に付き1ソフトではなく、1個人に付き1ソフトということになるでしょう。

そもそもPCにインストールしないので、今のブログサービスのように、アカウントとパスワード管理によって、オフィス(まあ、オフィスではなくなっている可能性が大ですが)やフォトショップのような重いソフトも使えるようにすることも出来るようになるわけで、何処でも仕事場がはじめて現実味を帯びてきます。

TORIPOTOのような感じでフォトショップが使えるようになれば・・・どうでしょう?

データやソフトの保管場所がネット上のサーバーに一元化されて、保管場所としてのハードディスクが無くなれば、端末の持ち運びはもちろんのこと、ネットに繋がっているディスクトップPCがあれば、何処でも自分のPC環境に入れるようになるのです。

あとは、端末としての魅力です。

これは、使用する条件によって異なってくるでしょう。

池田信夫氏がこうも述べています。

ジョブズがフラッシュをきらう本当の理由

タブレットPCが主流になって、デスクトップPCなどが駆逐されるような感で言われていますが、そうはならないでしょう。

大画面で重い作業をするには、デスクトップPCが一番使い勝手が良いのは変わりないでしょう。

文字入力に関して、タッチパネルは不便です。

でも、電子書籍を読むのに、キーボードは不便です。

肌身離さずに持つには、スマートフォンぐらいのサイズが不可欠です。

つまり、端末は、その使用する目的と条件で、最適なものが変わるのです。

結果、複数の端末が使い分けられると考えるのが自然です。

長い、続きはまた次回に・・・

光の道は、これらに潜在需要を呼び起こす、必須の条件なのです。

・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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