「人が必ず天(自然)に勝つ」・・わけがない!!

2010.04.16 02:29|アジア経済(韓国、中国)
青海省の地震の被害状況が明らかになるにつれ、その被害報告も拡大の一途をたどっているようです。

この地震の原因ですが、天災ではなく人災ではないのか、と疑念に思っているのですが、こんな記事があります。

西南部大干ばつ 森林被覆率「年々拡大」も、使い切った地下水=中国国土専門家インタビュー(二)

西南大干ばつ 中国経済を危機に・メコン河流域国にも影響=中国国土専門家インタビュー(三)

今回の地震の原因について、とても示唆に富んだ内容のような気がします。

引用すると・・・

森林被覆率50%以上、全国の水資源の70%を占める中国西南部5省。中国の水資源分配において、常に南部では洪水、北部では干ばつという「南涝北旱」の特徴だった。かつて「空気から水が取れる」ほど豊富な水資源の中国西南部は、現在土地は枯れて作物が育たず、水運航行も絶たれ、ダムは干上がる。飲み水さえもなく土地を離れた農民は百万人以上にも上るという。


中国の水資源の70%を占める西南部で、大干ばつが起こっているのです。

これ自体が尋常なことではなく、さらにそれが10年も前に科学者によって予測さえされていたのです。

ちなみに、その予測によると、この旱魃は、今後10年続くとなっているようですが・・・

そして、この旱魃は、地震を起こしやすくします。

日本の地震がプレート型のものが殆どなのでピンと気ずらいかもしれませんが、池や湖が干上がると割れ目ができるように、普段水で満たされているところが干上がるだけで、地層がスカスカになりとても脆くなるのです。

中国政府の発表する数値を信じる人はもはやあまりいないと思いますが、森林破壊についても同様のようです。

西南地区の森林被覆率として現在報じられている数値は相当高く、全て50%以上と伝えられている。国際上の理論として、ある地域の森林被覆率が40%以上の場合、この地区には生態環境についての問題がないはずで、干ばつや洪水などはあり得ないのだ。なぜなら、40%の森林被覆率は森林下の土壌に大量の水を蓄えていることが保証され、川筋の水は数か月雨が降らなくても、枯渇しない事を意味するからだ。
 中国ではここ数年、森林の被覆率が上昇し続けていると伝えられているが、環境破壊は却ってひどくなる一方。調べてみたところ、中国の森林被覆率基準が下げられていることが判明した。以前、私が大学にいた頃、森林の郁閉度(植物が繁茂し日光を通さない度合)は0・4以上で森林と呼ばれ、この基準に達していないと森林とは呼ばなかった。つまり、樹冠の垂直投影面積が地面に占める割合が40%以上で森林と呼ばれるのだ。中国の郁閉度は現在20%にまで低下している。今、山に何本かの木が生えていれば全て森林と呼んでいるが、このような森林には水土の保持機能がない。


いつの間にか基準(モノサシ)を変えることで、森林破壊などは無いことにし、問題が無いからさらに開発を進める・・・そう、全く歯止めが利かないのです。

日本も含めて先進国でも高度経済成長初期にも同じような乱開発がありましたが、住民運動などによる歯止めがそれなりに効果を発揮してきました。

中国の場合は、それが極めて期待できないのです。

水源の森が失われ、山から保水力が無くなり、さらに追い討ちをかけるように・・・

 繰り上げて使い切った地下水
 ではどうして4、5か月の「有効降水」がなかったら干ばつが起きたのか?その原因は、地下水は全部取られたからである。地表水と地下水との間の流れがないからである。
 われわれの生活に使える水には地表水、地下水、中層地下水、深層地下水がある。普段、われわれは地表水を使ったりするが、地表水が涸れたときに地下水と中層地下水を使う。もし長時間降水がなければ、深層地下水も利用可能である。使用後に、しばらくしたら自動的に補充される。
 現在の中国では、地表水が汚染されたため、皆が地下水を採掘している。地下水が採掘可能な範囲をはるかに超えている。中国では周の時代にかつて7年連続の干ばつもあった。もし将来このような状況が現れたら、われわれが深層地下水を利用することができるが、今使い切れば将来は使うものがなくなる。なぜなら、深層地下水の補充は非常に時間がかかるからである。
 だから、優れた地表水があったが、地表水を汚染してしまって、地下水を採掘する。つまり、災害時の命綱となる緊急用水を繰り上げて使い切った。これは天災というどころかまったく人の禍ではないだろうか?
 温家宝総理は、雲南を視察したときに、もう一つの井戸を掘ったらどうでしょうかと意見を出したが、これは無知である。二番目の井戸を掘ることは数百年ないし千年以上補充できない水を採掘していることになるのではないだろうか?これは誤りの繰り返しになるのではないだろうか?
 イスラエルは水資源の乏しい国であるが、イスラエル政府が明確に地下水の採掘を禁止している。なぜなら戦争時に周辺のアラビア国家に包囲されたときに命が助かるために用いられる水だからだ。
 現在中国の干ばつに関する報道を見てみたら、皆50年一遇、100年一遇となっている。毎年このような報道が見当たるため、ほぼ毎年中国で深刻な干ばつは起きているのだ。中国政府はあらゆる禍を天災と言っているが、実は天災には明確な定義がない。あるドイツ人科学者が「洪水は自然界にとっては災害ではないが、人間にとっては災害になっているに過ぎない」と明言した。人間が自然に適応すべきで、自然を人間に適応させるべきでない。自然がわれわれにいろいろな生存条件を提供しているが、われわれは自然規律に従って水を使っているわけではない。地下水が存在しさえすれば、われわれはそれが随時使用できると思い込んでいる。災害がやってきたら後悔しても間に合わない。


地下水まで汲みまくっているようなのです。

地下水の枯渇もまた地震の発生原因になります。

地下水層が空洞になれば、どうなりますか?

それだけ地盤が弱くなります。

つまり、地下水の汲み上げで、地下に空洞ができた上に、地表面が乾燥して、断層が無数にできるようになった、こういう状況ができたということになります。

中国の地震は、四川大地震を筆頭に、中国の水資源の70%を占める中国西南部5省に集中しています。

森林伐採とダム建設などが急速に進むと同時に、多発し始めているのです。

確かに、プレート型の地震が起こる所ですが、これが天災だとは、どうしても思えない。

もしこれが人災だとすると、今後も断続的に地震が発生することでしょう。

注目すべき事態です。

あ~~~この目で確かめることができたらいいのですけれど・・・・残念。

最後に、ここも引用しておきましょう。

中国にどれほどひどい災難があっても、必ず食糧は豊作という発表になる。今年10月の農業報告には絶対に、豊作であると報告されるだろう。
 温家宝総理が被災地を訪ねる際、良く「多難興邦」を口にする。「災難が多ければ多いほど国が振興する」というわけの分らない考えである。現在は干ばつと治水の考え方自体、誤りである。毛沢東は、「人が必ず天(自然)に勝つ」と謳ったが、この考えは現在まで継承されている。この考え自体がおかしい。人間は、自然に勝つわけがない。自然に順応した行いをすべきである。


「人が必ず天(自然)に勝つ」
・・・なんという傲慢なヒューマニズムでしょう。

まあ、科学の根底には、この価値観が潜んでいるんですけれどね、実を言うと・・・

「ヒューマニズムはニヒリズムである」・・・誰の言葉だったでしょう?

天に唾すれば、必ず自分に帰ってくる・・・中国の地震は、それを教えてくれているのでしょうか?

最近、テーマが重くなってきましたね、このブログは・・・

・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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