ギリシャが揺れています。

2010.04.12 03:05|アジア経済(韓国、中国)
ギリシャが、まだまだ揺れています。

ギリシャ国債、金利上昇続く 信用低下で預金流出も

ちょっと引用すると・・・

ユーロ圏16カ国は3月下旬、ギリシャが市場からの資金調達が難しい場合、国際通貨基金(IMF)とともに協調融資を行うことを決めたが、詳細はいまだにはっきりしない。支援に慎重なドイツが「緊急融資する場合でも、あくまで市場金利で」との姿勢を崩さないからだ。

 指標となるギリシャの10年物国債は9日、年7.3%前後で取引されている。4日連続で7%を上回る水準が続いており、ドイツの2倍以上、日本の5倍以上だ。5月までに110億ユーロ(1兆4千億円)の借り換えが必要とみられ、高金利が続けば「財政再建で歳出をしぼっても、市場に持っていかれる」(ギリシャ与党関係者)状態だ。

 国内の金融システムにも動揺が走る。英フィナンシャル・タイムズ紙によると、今年1、2月だけでギリシャの国内預金の4.5%にあたる100億ユーロ(1兆3千億円)が国外に移った。静かな取り付け騒ぎといった状況だ。資金繰りのため、4大銀行は7日までに、政府に対して政府保証など最大170億ユーロ(2兆1千億円)の支援を求めた。


まさに火の車とは、このことですね。

しかし、日本にとっても、全く対岸の火事ではありません。

同じような負のスパイラルに入っていることは間違いないですからね。

ただ、次は日本か?というと、それはないでしょう。

ギリシャの次は日本ではないのかと不安視する投機筋もあるみたいですが、以下の記事のような分析が妥当だと思います。

日本はギリシャの二の舞になるのか?戦後最大の「大赤字予算」の行方

この記事にもあるように、国内の資産で国債を消化している限り、資金ショート(デフォルト)を起こす可能性は無いと言っても過言ではないでしょう。

また、前回も述べたように、日本の強みは、この資産が不動産バブルによってもたらされているわけではないということです。

日本は、今でも膨大な貿易黒字を計上し続けているわけですが、これは、企業で言えば、土地の上で行っている事業で利益を上げ続けているということです。

そう、土地取引の差益ではなく、その土地そのものがしっかり利益につながっているのです。

それだけファンダメンタルが強い資産ということで、これで運用できている限り、そうそうは破綻しません。

もっとも、ギリシャで見られるように、一旦資金の流出が起こり、信用不安が加速すると、一気に預金が流出し、財政破綻することもあるかもしれませんので、100%というわけではありませんが・・・

むしろ、このギリシャの財政構造に似通っているのは、韓国の方だと思われます。

家計は大赤字で、隠れ負債が雪達磨式に増え、それを外資からの借り入れで補っている。

これは、前回も取り上げたことですが、以下の記事でも見受けられます。

大丈夫? 韓国の財政赤字が急増(上)(中)(下)

 韓国政府が6日発表した2009会計年度の財政収支は43兆2000億ウォン(約3兆6000億円)の赤字だった。通貨危機当時の1998年に80兆4000億ウォン(現在のレートで約6兆7000億円)だった政府債務は、昨年には4倍以上の359兆6000億(約30兆円)に達した。国民1人当たりの政府債務も08年の623万7000ウォン(約52万1000円)から09年は722万4000ウォン(約60万3000円)に膨らんだ。
 このように国の借金が急速に増えたことについて、韓国政府は「金融危機克服に向け、財政投入を増やしたため」と説明した。そして、国内総生産(GDP)に占める財政赤字の割合は先進国に比べれば健全なほうだと強調した。
 主要20カ国・地域(G20)のGDPに占める政府債務の割合は平均75.1%だ。韓国は33.8%で半分にも満たない。この数字だけ見れば、財政赤字に対する懸念は杞憂(きゆう)にすぎないと言えるだろう。
 しかし、国内外から韓国の財政のぜい弱性を指摘する声が相次いでいる。負債が急速に増大している点、政府系企業を通じて間接的に財政投入を行うなど、国際基準に反映されない「影の負債」が多い点、世界で最も高齢化速度が速く、財政需要が増大が見込まれる点などが理由だ。

<1>G20で最大の財政投入
 世界的な金融危機以降、韓国は減税政策と財政拡大政策を同時に取った。二つの手段を同時に用いることで、国の台所は急速に苦しくなった。
 国際通貨基金(IMF)によると、韓国は財政支出拡大、所得税などの減税を含め、昨年から今年にかけ、GDPの8.3%に当たる財政出動を行った。この数字はG20各国でトップだ。2位のサウジアラビアは6.8%、3位の中国は5.8%だった。フランス、ブラジルなどは1%台にすぎない。韓国の財政投入は、G20の平均(3.6%)の2倍以上に達する水準だ。経済協力開発機構(OECD)の加盟国平均(3.9%)と比べても同様だ。韓国の財政的体力に比べ、財政支出の規模が大きすぎたのではないかとの指摘が出るのはこのためだ。

 韓国銀行によると、金融危機(サブプライム問題)による国別の損失額は、米国が1520億ドル、英国が390億ドル、ドイツが350億ドル、日本が80億ドル、中国が20億ドルなどとなっている。これに比べれば、韓国は直接的なショックは小さいほうだ。しかし、経済規模に比べた場合、財政投入は最大だった。危機を言い訳にして、行き過ぎた財政投入で国民の支持を得ようとしたのではないかという疑問も生じる。玉東錫(オク・ドンソク)仁川大教授は「危機のたびに巨額の財政投入で対処する習慣が付くのは危険だ」と指摘した。

<2>政府系企業、地方自治体の隠れた負債
 公式な統計に表れる政府負債のほか、政府系企業の負債増加も問題だ。金融危機に伴う政府系企業の負債増加率は中央政府を上回った。07年末と昨年末を比べると、中央政府の債務増加率は19.7%だったが、政府系企業は27.2%に達した。
 地方自治体の負債も膨らんでいる。自治体が設立した開発公社などの公的企業が財源確保のために起債を増やし、地方自治体系企業の債務は過去2年間で17倍も増えた。
 格付け会社にムーディーズ・インベスターズ・サービスは、韓国のさまざまな債務増加傾向に懸念を表明した。先月24-26日に主権格付けのための韓国政府との定例会合で、同社は政府系企業と地方自治体の負債に強い関心を示した。ムーディーズは先月19日にも韓国土地住宅公社(LH)、韓国水資源公社など一部の政府系企業を名指しし、「負債増について追加的な検討が必要だ」との認識を示した。ムーディーズは韓国の財政の健全性について、「政府債務は主要先進国より低い水準だが、先進国は韓国よりも国債市場が発達しており、資金の流動性がはるかに高く、数字(財政赤字の比率)だけで韓国の状況が良好だとは言えない」と評価した。

<3>年金・基金の赤字は時限爆弾
 韓国政府は財政収支を統合財政収支、管理対象収支という二つの基準で集計している。統合財政収支は国際的に通用する財政赤字基準だ。これに対し、管理対象収支は韓国政府が独自に設けた基準だ。国民年金、産業災害補償保険(労災保険に相当)、雇用保険など社会保障性の基金を除いた数値が管理対象収支だ。
 先進国では年金が既に支給中心の段階に達しているが、韓国の代表的な年金基金である国民年金は、現在も積立段階にあり、黒字を示している。これを反映すると、財政赤字が減少する一種のひずみが生じるため、管理対象収支を別途設けた。つまり、管理対象収支が実質的な財政状況を反映する指標となる。


外資は、韓国株へ流れ、それが不動産バブルを引き起こし、資産が膨張していますが、これは、負のスパイラルに一旦入ると、一気に弾け、消失する危うい資産です。

不動産バブルという意味では、中国の方が比較にならないほど規模が大きいですが、ギリシャ危機にも見れるように、最初に歪みに耐えられず破綻するのは周辺の小国の方なのです。

EUの大国(イギリス、ドイツ、フランス)ではなく、たかだかGDP比率で2%程度のギリシャなのです。

中国のバブルがはじける前兆として、まずは中国に密接に関わっている周辺国から破綻が始まると考える方が自然のように思われます。

と、考えたとき、ギリシャに似通っているのは何処かとみると・・・やっぱり韓国が怪しい!!

外資の逆流と共に、不動産バブルの崩壊が起き、資産の急収縮と海外逃避、そうして負債の借り換えができなくなり、デフォルト・・・こういうシナリオが見えてくるのですが、どうでしょう?

・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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