小沢一郎とマキャベリ・・・

2010.01.14 00:52|社会情勢
いよいよ、東京地検特捜部が小沢一郎氏の事務所に家宅捜索に入りましたね。

東京地検、小沢幹事長「陸山会」と「鹿島」捜索

小沢氏の事務所が入居する建物に入る東京地検特捜部の係官ら
 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が2004年に購入した土地の代金を政治資金収支報告書に記載しなかった問題で、東京地検特捜部は13日午後、政治資金規正法違反(不記載など)の疑いで、東京都港区の同会や大手ゼネコン「鹿島」など関係先の一斉捜索に乗り出した。
 特捜部は、土地代金に充てられた4億円の調達先などを解明するため、小沢氏に事情聴取を要請していたが、小沢氏が応じる姿勢を見せなかったため、強制捜査が避けられないと判断した。
 特捜部はこの日、同会の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)(民主・北海道11区)から2度目の事情聴取も行っている。


当人は、「最後になりますけども、わたくしごとで若干、おわびをしたいと思います。昨年の春に、突然の、私ども予想もしなかった事態になって、私の政治団体のことで皆さんに大変ご迷惑をかけました。しかし、私どもは、決して! このような問題で、法に触れるようなことを致したつもりはありません。そのことは国民の皆さんも、私は本当に理解していることと思います。」と言っていますが、さて、どんなものなのでしょう?

内情が全然分からないので何とも言えませんが、法に触れるようなことをしていないというのは、どうも怪しい・・・

以前、この方は、ドラマ『不毛地帯』の主人公の壱岐正のような人じゃないかと書きましたが、このドラマの中でも、壱岐正は、自分の勤める近畿商事が押すラッキード社(モデルは、ロッキードでしょう)の戦闘機を採用させるため、防衛庁の機密文書の入手を提案し、部下に不正させます。

戦略家というのは、謀略家でもあるので、こういうことを厭わない傾向にあるので、かなり怪しそうです。

自国の法が及ばない他国との戦争ならば、スパイ行為は全く裏技にもならないでしょうが、法治国家たる日本国内で法を犯す策略は、それはそれでちゃんと責任は取らないといけませんからね。

小沢一郎という人は、優れた戦略家だとは思いますが、策士策に溺れるという言葉もあるように、こういう所に弱みを抱える宿命にあるのでしょうね。

サッカーでは、手を使うことは反則ですが、プロの試合になれば、それも最高峰の選手同士が競うような場面では、審判の見えないところで相当えげつないことをしています。

それもまた、テクニックと見なされます。

権力を巡る争いの場に身を置けば、政治であれ、会社であれ、学校であれ・・・こういうことが出来る人の方が現実的には勝ちます。

こういうことに巻き込まれたくなければ、この場に身を置かない、平たく言えば、勝負に参加しないのが唯一の回避の手段です。

権力の座に付くと、必ずと言ってよいほど、こういう問題が表面化するのは、そこに至るまでには、そういうことに手を染めざる得ないということなのでしょう。

・・・・

イタリアの政治思想家にマキャベリという人がいます。

目的のためには手段を選ばない、目的は手段を正当化するといった意味で使われるマキャベリズムの方が有名かもしれません。

有名な著書は『君主論』で、これは薄い本なので、今でも文庫で見かけます。

主著と呼べるのは、実を言うと、『ローマ史論考』というやつで、こちらはかなり読み応えがあります。

小沢一郎という人は、恐らくマキャベリ的な思考を持っている・・・まあ、戦略家の常套手段が説かれている本なので、特別に危険というわけではありませんが・・・

俗に言うマキャベリズムというのはマキャベリの思想を歪めていて、マキャベリ本人は、目的のためには何をやってもよい・・・というような感じのことを説いていません。

君主(というか、権力者)というのは、民衆に迎合して進むのではなく、民衆が望んでいること(目的)を実現するには、たとえその実現過程で民衆を欺くことがあろうとも、目的が達成されれば、すべてが正当化される・・・こういうことです。

やっぱり手段を選ばないということでしょ?と思われるかもしれませんが、目的のためには手段を選ばないと言っても、目的を達成するために採れる手段というのは、おのずと限定されるものなのです。

社会全体の発展をするのに、それを阻害するからと言って反対分子を粛清しまくったら、一時的に発展基調になるかもしれませんが、必ず逆の結果に落ち着きます。

目的が決まれば、そこに至るまでの筋道というのは、かなり限られるものなのです。

将棋や囲碁の指し手は、何万通りかな、とてつもなくありますが、現実に大局をすれば、そこに定跡(定石)があり、実質的に打てる手が限られるようなものです。

勝負の分かれ目は、ハイレベルになればなるほど、定跡の過程にある僅かな違いで決まるものなのです。

むしろ、問題は、何を目的に持つか?・・・こちらの方なのです。

社会全体の発展という目的の為に、国民を騙すような行為が裏で行われていたとしても・・・現実に社会全体の発展が実現したとしたら、そうした行為も正当化されることでしょう。

これは、歴史が証明しています・・・勝てば官軍というやつです。

もし社会全体の発展に失敗したら、その裏の過程が罪に問われ、処罰されることでしょう。

また、あまり例はありませんが、もし偶然にも、自分の利益の増進という目的の為に、国民を騙すような行為が裏で行われていたとしても・・・・現実に社会全体の発展が実現したとしたら、そうした行為もやっぱり正当化されることでしょう。

政治家で名を成そうというのは、会社経営などとも比較にならないほど、とてもリスキーなことのです。

小沢一郎という人は、どこら辺に目的を持っているのでしょう?

まあ、それはともかく、「真実は、小説よりも奇なり」と言いますが、なかなかドラマチックな展開を見させてくれます。

                    ・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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