国民福祉税、覚えていますか?

2010.01.04 02:34|社会情勢
ところで、ここのところ、経済についての話題がなかったですね。

色々と取り上げたいことはあるのですが、なかなか書ききれませんので、今年も相変わらず書き殴りスタンスで行きたいと思います、いわゆる開き直りというやつです(笑)。

ただ、今ちょっとこれをまとめてみると面白いな、と思っていることがあって、時間を見つけながら、書き溜めて行きたいと思っています。

何かと言うと・・・・日本で現在進行中の政治戦略についてです。

日本政治に戦略??と思われるかもしれません。

国と企業の恐るべき「戦略の不在」、 2010年度予算案に見る暗澹たる未来

こんな見解の方がしっくり来るのではないかな、とも思います。

昨年は、政権交代があり、民主党が中心となった連立政権が樹立されました。

かなり迷走しているようでもあるし、だんだんと評判が悪くなってきました。

有るのか無いのか・・・どっちなのでしょう?

しかし、ちょっと色々と状況分析してみると、どうもかなり用意周到な戦略が隠されているのではないか、と思えて来ました。

そもそも、戦略というのは、誰にでも簡単に分かるようでは、戦略にすらなりません。

例えば、将棋などの対戦ゲームで、ポーカーなどのギャブンルで、自分の打つ手の狙いがすぐに分かってしまうようでは、勝負にならないでしょう。

どう自分の真意を悟られないようにしながら、相手を誘導することが戦略の妙であって、誰が見ても狙いがすぐに分かるようでは、戦略がないと言われても仕方が無いものです。

肉を切って骨を断つ・・という言葉があります。

将棋で言えば、王駒を詰ませるためには、歩を取る為に飛車や角などの大駒を犠牲にすることを厭わないようなことでしょう。

ちなみに、弱い人ほど、これができない。

飛車や角などが取られそうになると、それを逃がすことを優先して、逆に王駒を詰まされてしまったりするし、初心者になると、自分のすべての駒が取られないようにしたりします。

目先の勝利を追い求めては、全体の勝利を失ってしまうことが殆ど、対戦相手のレベルが高くなれば、ほぼ100%なのです。

政治などでは、扱うべき社会の問題とは、雇用、経済、教育、福祉、文化、環境・・・・・枚挙に厭わないほど、とても多岐に亘っています。

どれも重要と言えば重要だけれど、すべての問題を一挙に解決しようとするのは、まさに目先の勝利に固執して大局を失う戦略無き初心者のすることです。

大局での勝利・・・政治の場合は、国家繁栄ということになると思いますが、これには、何を犠牲にして何を得るのか・・・その選択に迫られることになるわけです。

戦略無き政治ならば、まさに場当たり的な人気取りだけの政策になることでしょう。

その逆に、しっかりとした戦略を持っているのならば、国民に本当の真意を悟られないようにしつつ、世論を誘導し、最終的に国家の繁栄を実現する・・・ということが目指されることでしょう。

さて、民主党政権には、戦略が無く、来年度の予算案の先には、暗澹ある未来が待ち構えているのでしょうか?

どうもそうではなさそうな気がしています、今は・・・

だから、ちょっと時間を見つけて、じっくりとまとめて分析してみたいな、と思うようになったのですが・・・

先ほどの記事で、野口悠紀雄氏がこんなことを言っています。

子ども手当てや農家への戸別所得補償などの家計支援が、内需主導型経済への手段だ」というのかもしれない。しかし、これらは移転支出であって、需要を作り出すものではない。消費支出が増えるかどうかは、受け手の長期的な所得推移の判断による。そして、現在のような経済情勢では、ほとんどの家計は消費を増やすことはしないだろう。つまり、可処分所得が増えた分だけ貯蓄が増えるだけである。したがって、「家計支援」は、選挙対策ではあっても、内需主導型経済を実現するための政策とはいえない。
 これらは、はっきり言えば、無駄な支出だ。未曾有の財源不足の只中で、こうした施策に数兆円の財政資金が新たに投じられるのは、異様な光景である。私は、腐った橋の上で踊り狂う人々の姿が目に浮かぶ。落ちれば、下は水。そこから浮かび上がることはできない。


なるほど、経済学者らしい、数字上だけの損得だけで論じていますね。

家計への給付型の支出を無駄と切り捨てていますが、このブログで以前取り上げたように、デフレスパイラルに陥っている社会では、必ずしもこうとは言えません。

インフレ誘導の起爆剤となる消費税率の段階的な引き上げと家計への直接給付をセットで行うことが、かなり効果的なデフレ対策になるのです。

ちょっとネタばれしますが、これをやろうとした動きが以前ありました。

そう、16年前の細川政権下で出た「国民福祉税」構想です。

消費税の福祉目的税化による税率のアップ・・・これを大蔵省で構想したのが現郵政社長の斉藤次郎氏であり、それを政治に持ち込んだのが小沢一郎氏でありました。

もう結論まで言ってしまうようなものですが、子供手当てや農家の戸別所得保障などの先にある本当の狙いは、国民福祉税の導入です。

これは、細川政権が退陣に追い込まれたように、正攻法で行けば、あっという間に世論、というか、マスコミに潰されてしまいます。

コマーシャリズムの下僕であるマスコミは、現代の衆愚政治の象徴みたいな存在ですからね。

どんなに所得還元されると告げられても、目の前の物価が上がる増税策は、世論の反発を浴びます。

16年前に導入に失敗し、その後、国債依存による旧態依然の公共事業に下支えが継続したことで、国家財政は完全な自転車操業になってしまいました。

もし16年前に国民福祉税が導入されていたら・・・・雇用情勢は、ここまで悪化していなかったでしょう。

おっと、ネタばれし過ぎましたね。

小沢一郎という人は、リーダータイプではなく、参謀タイプなのです。

ドラマ「不毛地帯」で言えば、主人公の壱岐正のような人なのでしょう。

一本気で責任感が強いが、目的のためには手段を選ばない、裏で根回しをしつつ、強引に物事を進める・・・まあ、スタンドプレイに走る・・・しかし、その戦略眼は優れている、だから、あれだけ嫌われても、それでも日本の政治のキーパーソンであり続けているのでしょう。

壱岐正は、大門社長という優れた指導者の下で力を発揮していますが、小沢氏は、ここら辺の運が無いようですね・・・・

まあ、壱岐正のモデルと言われる瀬島龍三氏がもし商社ではなく政治家になっていたら、こういう立ち回りをしたのではないでしょうか?

小沢氏は、囲碁が相当の腕前のようで、囲碁は政治に通じるとも言っているそうですね。

武田信玄などの戦国武将も、好んで囲碁を指したそうですが、これは、かなりの戦略家であることを表しています。

囲碁というのは、陣取り合戦のようなものであり、戦略ゲームです。

布石という言葉が有名ですが、大局を見極め、一見何の意味も無いような手であっても、それが後にとても重要な要石になったりする・・・

時間切れ

                    ・・・・・・・・今日の徒然でした。


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橋本内閣の時に3%を5%に上げましたが、景気の低迷を招きましたよね。
やっぱり、雇用と賃金(さらには借金返済)のためには好況・インフレですよ。
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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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