日銀が事実上の量的緩和へ

2009.12.02 07:30|社会情勢
とうとう、やってしまいましたね。

何を?というと・・・・・これです。

日銀、10兆円の資金供給 デフレ克服へ「量的緩和」

 日銀は1日、臨時の金融政策決定会合を開き、追加の金融緩和策を決めた。年0.1%の固定金利で10兆円規模の資金を金融市場に供給する。期間がやや長めの金利にも低下圧力がかかるようにする狙いで、この手段による供給には終了期限を設けない。日本経済はデフレの進行と円相場の急上昇で先行きの不透明感が強まっている。潤沢な資金供給で金融市場を安定させる「広い意味での量的金融緩和政策」(白川方明総裁)の効果を狙い、政府と協調してデフレ克服に取り組む姿勢を明確にする。
 日銀が新たに導入する資金供給手段(新型オペ)は期間3カ月で、供給規模として10兆円を明示。流動性が高い国債も担保資産とした。日銀は昨年12月に金融危機などへの対応として企業金融支援特別オペを導入したが、この際には供給の規模を特定せず、担保は社債、コマーシャルペーパー(CP)などで国債を含めていなかった。
 10兆円の資金規模は、現在の日銀の資金供給総額(40兆~50兆円規模)の2割程度に相当する計算。 (01日 21:14)


10兆円を市中に供給するということは、有体に言えば、まさに量的緩和策です。

財政出動というカンフル剤の効果が切れつつある・・・・それが巡ってドバイ・ショックで現れているわけですが、それに対して、更なるカンフル剤の注入で対処をしようとしているということです。

これは、このタイミングでやっては欲しくないことでした。

我慢できなかったんですね。

日銀が主導したとはとても思えません。

10日ほど前には、こう言っていましたし・・・・

資金供給の拡大、日銀総裁は慎重

 日銀の白川方明総裁は20日記者会見し、設備投資や個人消費などの最終需要が大きく不足した状態では「流動性を供給するだけでは物価は上がらない」と指摘。デフレ克服に向けた資金供給の拡大に否定的な考えをにじませた。米連邦準備理事会(FRB)は現在、日銀のかつての量的緩和政策に匹敵する規模の資金を供給しているが「物価を押し上げる力は乏しい」とも語った。
 総裁が追加緩和の効果に懐疑的なのは、需要の弱さという「根本的な原因に働きかける」ことが今の局面では重要と考えているためだ。「家計の将来への安心感や企業の成長期待を確保することがもっとも大事」と述べ、現在の超低金利政策や潤沢な資金供給で「粘り強く支援していく」姿勢を改めて強調した。
 ただ、需要の落ち込みが急激だっただけに、状況の改善には「どうしても時間がかかる」とみる。景気の持ち直し傾向が続いて物価の下落幅が縮小していけば、実質金利の低下を通じて金融緩和の効果が増していくという絵を描くが、それまでに追加緩和を求める声が高まる可能性もある。(20日 20:14)


これが真っ当な見解です。

今市中にお金を供給するとどうなるのか?

日本国内で設備投資などが活発になり消費が上昇するかというと・・・・こう言う人は、超楽観主義者でしょう。

これまで、中国などの状況を例に取ったり、2004年の伝説の為替介入(通称:日銀砲)などを例にとって、資金供給だけが拡大しても、市場に潜在需要がない場合は、資金が運用先を求めて放浪し、結局は、現在の消費ではなく、将来の消費へと向けられる・・・つまり、安い資金が調達されたことで、デフレ時代に価値をストックできそうな案件、不動産・株・資源などの将来の値上がりを見越した資産へと資金が流れ込むのです。

そう、バブルです。

デフレスパイラルの状態では、現金を保有していれば、価値が上がるということです。

物の値段が下がるのですから・・・・

逆に、過剰な資金供給で、過剰生産状況を解消するための減産調整がさらに遅れるので、これ以外の消費財の価格下落は続きます。

急激な減産調整はショック死することになりかねないので避けなければなりませんが、デフレの話を取り上げた時に述べたように、現在の社会の方向性では、デフレスパイラルに陥ることは避けられません。

これは、構造的なジレンマです。

ですので、資金供給の調整などという小手先の施策は、対処療法にはなっても、根治療法には決してなりません。

そして、この対処療法は、カンフル剤の効果が切れたからカンフル剤を追加する・・・・まさに、麻薬依存症のように、続ければ続けるほど、それだけ一層カンフル剤が切れた時の症状が重症化するのです。

問題の先送りは出来ても、先送りすればするほど、問題はどんどん深刻化するのです。

こんなことは、日銀の首脳は分かりきっているのでしょうから、政治圧力に抗い切れなかったのでしょう、きっと・・

政治圧力・・・・なにせ、金融担当大臣が亀のつくあの人ですから・・・

もう、郵政問題も、株の売却凍結など・・・国債の受け皿機関化へと逆戻りしていますし・・・

時間切れ

                       ・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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