デフレは何故起こるのか?・・その4

2009.11.10 06:54|社会情勢
さて、今回は、デフレの話の続きです。

初めての方は、その1からどうぞ!!

前回までに、技術革新による省力化によって、需給のバランスが大きく供給過多に傾き、結果的に価格競争が起こり、デフレスパイラルに陥ってしまう・・・という所まで来ました。

ここで一気に雇用が失われるかというと、必ずしもそうではない。

何故なら、別の産業分野で特需が起こるからです。

産業革命以来、最も最初に省力化のイノベーションが起こったのは、第一次産業分野です。

農業用機械を始め、農薬、化学肥料・・・・土木用機械・・・等々、それまで人海戦術で行われていた作業が大幅に省力化されました。

畑の開墾など、ユンボがあれば、百人力どころか、千人力はありそうです。

第一産業の技術革新とその普及が進めば進むほど、それだけ雇用が失われて行くのです。

その結果、農山漁村で人があぶれることになりました。

しかし、ここで注意しないといけないのは、第2次産業の方で、新たな雇用が生まれていることです。

機械を作るにも、人手が要りますから・・・

というわけで、農山漁村から都市部へと人口の移動が起こりました。

しかし、この雇用の増加もまた、一時的なものに過ぎません。

そもそも、省力化を実現するための機械なのですから、その機械を作るのに、失われた雇用分の人手がかかってしまうようでは意味が無いからです。

10人でやっていた農作業を1人で済むようにできる機械を作るのに、残りの9人がかりでやっていては意味が無いということです。

もともと省力化を目指した技術革新なのですから・・・・

しかし、製造業の分野で、一時的な人で不足は生じます。

なぜなら、第一次産業での機械化の普及期には、ビジネスチャンスを逃すまいと、皆が我先に競って機械を購入することになるからです。

もしこの競争に乗り遅れたら・・・・・価格競争に負けて廃業を余儀なくされてしまいます。

そして、ここでは、需給のバランスが大きく供給不足に傾き、この分野での生産競争と価格の上昇、すなわちインフレが起こります。

ともかく、高くても、借金をしてでも、他所よりも速く機械化を導入することが生き残る道になるのです。

しかし、こうしたインフレ状態もまた、長くは続きません。

第一次産業の機械化が一通り普及すると、飽和期に入ってしまうからです。

市場が飽和すると、今度は逆に、供給過多になってしまいます。

ここに至って、第2次産業(製造業)分野は、過剰生産に陥り、需給のバランスが逆転し、価格競争に突入することになります。

ここで何が起こるのか?

製造業における省力化です。

ともかく、ロボット化などの技術革新によって、生産ラインなどから人手をなくして行き、価格下落に対応せざるを得なくなるのです。

その結果、第一次産業に続いて、第二次産業が雇用の喪失に見舞われるのです。

もうお分かりと思いますが、ここで終りません。

まだ、第三次産業であるサービス業があるからです。

技術革新による省力化がもたらす大量生産は、それを吸収する大量消費という需要を創出します。

あの手この手で買ってもらおうと、消費を喚起する産業に新たな需要が起こるのです。

使えるのでもったいないから・・・・まだ使えるものを捨てさせてでも、新しいものを買ってもらう・・・それが求められるのです。

その代表格が小売・流通業ですね。

広告業もそうです。

例えば、自動車・・・・、どんどん品質が向上して耐久性が高くなっているので、今や殆どのケースで、10年乗っても全然問題ありませんが、4年ごとにモデルチェンジすることが殆ど常識にさえなっています。

製造業から流通・広告業へ、人は流れて行きました。

もちろん、ここにも限界があります。

技術革新の目指す方向は、何処までも省力化なのですから・・・

長くなってきました、続きはまた

                          ・・・・・・・・今日の徒然でした。


ブログランキングに参加しています。

気に入っていただけましたら、1日1回でいいので、ポチッとクリックお願いします。 

人気ブログランキング ← ここをクリックすると、10ポイントが加算され、このブログの人気ランキングがあがります。
              35位くらいに・・・応援よろしくお願いします。
リキとコテツ
 もしよろしけば、こちらも是非よろしくお願いします。

  FC2ブログランキング 
  ↑も、50位くらいです。 応援よろしくお願いします。
関連記事

Comment

非公開コメント

| 2019.11 |
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
お 仕 事

最 近 の 徒 然

ブログ内検索

カ テ ゴ リ ー

カ レ ン ダ ー

プルダウン 降順 昇順 年別

10月 | 2019年11月 | 12月
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


リンク集

奥の家の絵日記
リンクフリーです。

石ころアートミュージアム

ツイッター

okunoyaをフォローしましょう


リンク

家 主 像

奥の家♂

家主:奥の家♂
1999年7月5日に四国に上陸しました。
巷では、ノストラダムスの大予言で恐怖の大王だの、終末がどうのこうの・・・と話題になっていた、あの月です。
そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

ランキング参加中!!

応援のお願いします!
人気ブログランキングへ 
こちらも是非、ポチッと!


もう一つおまけに!!

FC2ブログランキング


blogram投票ボタン


 


アクセスカウンター

滞在中:

R S S

RSS新着情報


Subscribe with livedoor Reader

時 計

QRコード

QR

最新の画像


P-Clip β版

タグクラウド

ページトップへ