中国の不動産という錬金術・・・

2009.10.16 00:40|アジア経済(韓国、中国)
ところで、中国の不動産バブルがすごいことになっているようですね。

中国の不動産価格、9月は2.8%上昇 4カ月連続
 中国国家発展改革委員会は15日、9月の主要70都市の不動産販売価格が前年同月比2.8%上昇したと発表した。プラスは4カ月連続で、上昇率は8月の2.0%より広がった。景気回復への期待を背景に住宅やオフィスの需要は今後も増えるとの観測が広がっており、不動産開発投資も増勢を強めている。
 不動産販売価格はマンションなど居住用と、オフィスなど商業用不動産の両方が対象。9月の上昇率を都市別にみると、広東省深センが11.1%と2けたになったほか、寧夏回族自治区銀川の6.1%、天津の4.5%などが大きかった。
 中国の不動産市況は春先から急回復した。中国人民銀行(中央銀行)が昨年秋から銀行に融資を増やすよう促し、余ったカネが不動産市場に流れ込んだためだ。バブル懸念もなおくすぶっているが、中国経済は緩やかな回復基調を強めており、実需の買いも膨らんでいるとみられる。(北京=高橋哲史) (15日 22:24)


リーマンショックで一時暴落しましたが、官製バブルにより、もはや狂気の沙汰のようになっているようです。

不動産価格高騰がもたらす上海社会のマイナススパイラル

ちょっと抜粋します。

「上海市民が上海の生活について行けなくなった。不動産価格の高騰が招く物価の高騰、上がらない賃金による生活苦。上海万博を前に格差は広まり、矛盾がますます浮き彫りになる。不動産を原因としたマイナススパイラルだと言い切る者もいる。

中略

「彼らのせいで一般市民は生活を改善させることができない」――、市民の井戸端会議の話題の中心はいまや株などではなく、不動産をほしいままにする国家公務員に集中する。一次取得者には半永久的に優良物件が回って来ないこの社会悪を解決するどころか、職権を乱用して不動産を買い占め、価格をつり上げて大笑いする国家公務員に、市民は呆れ、絶望する。」


この記事によると、上海などの特定地域の不動産価格の上昇が、もはや一般市民の及びも付かないレベルに達しているようです。

欧米の不動産バブルがもたらした好景気、それがサブプライムローン問題を契機にして破綻し、消費が冷え込んだわけです。

この破綻を今のところ下支えしているのが中国であることは間違いないようです。

不動産バブルの代替は不動産バブルということですね。

恐らくこのバブルがそのうち崩壊することは欧米の金融機関や投資家は皆百も承知なのでしょうが、崩壊までは、一儲けも二儲けも出来るビジネスチャンスとなるので、上手に利用しているのでしょう。

・・・・・

ところで、これだけ財政出動が即効性を持って効果を発揮するのは、中国の特殊事情ですね。

そもそも、中国は共産主義国家なので、土地の個人所有はなく、すべて政府のもので、土地の売買というのは、長期借地権の付与という形で行われているようです。

ですので、土地の上に建物を立てるにも、すべて政府の許可が必要なのです。

中国という国家権力の強い国では、その胸三寸で土地の接収とかも強引に実施されてしまうので、かなりリスクが高いように思うのですが、実際はどうなのでしょう?

まあ、それはともかく、こんな感じで土地が政府の持ち物なので、国家公務員が暴利をむさぼれる環境が揃っているわけです。

もともと、中国政府は何処からも買ったわけではなく、政権樹立と共に公共の名の下にすべてを接収、それに対して、長期借地権を付与して販売しているわけです。

これって、元でゼロで権利を付けるだけでそれがお金になるという・・・・トンでもなく美味しい商売です、まさに濡れ手に粟ですね。

しかも、その資金を担う金融機関さえも政府の管理下にあり、殆ど自由に融資させることが出来るのです。

中国政府がこれだけ潤沢な資金を有しているのも、まさにこういう打ち出の小槌があるからに他ありません。

そして、国家公務員で利権を持っていたら、たとえ給料が安くても、銀行から融資を受け、安く借地権を買い、それを転売することで、巨万の富を得ることが出来るのです。

中国の消費力の源泉は、こういう錬金術に依拠しているわけです。

さあ、これが本物の消費力といえるのかどうか?


                  ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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