ソフトバンクがNTTを越えられない理由・・を読んで・・・補足

2009.07.30 00:33|アジア経済(韓国、中国)
先日、「ソフトバンクがNTTを越えられない理由・・を読んで」という記事を書いて、そこでソフトバンクのマーケティング戦略について取り上げてみました。

と思ったら、なんとタイミングよく、kikulogさんの所で、興味深い取り上げられ方をされていたので、もうちょっと掘り下げてみようかと・・・・

孫正義 色褪せた錬金術師『文藝春秋』Part1~」というタイトルですが、内容がなかなか興味深い。

以前、かんぽの宿の問題の時にも取り上げさせていただいたのですが、冷静な第3者的視点での深い洞察にいつも感じ入っています。

この孫正義さんに対する見解も、一見の価値ありです。

この記事の中で、こういう記述があります。

一般にはパソコン業界やIT業界の旗手と言われながら、孫社長の経歴に「モノ作りの経験が皆無」だという点が注目される。学生時代の自動翻訳機も、学内で専門家を募って開発したもので、彼は事業計画と売り込みを担当したに過ぎない。彼の商売は、常に誰かが作った商品を右から左に売り払うというものに他ならないのだ。

そう、孫正義という人は、「モノ作りの経験が皆無」で、そのマーケティング戦略でソフトバンクを拡大させて行ったのです。

こうしたビジネスモデルは、本当に、韓国系企業に似ています。

韓国経済は、パススルー経済とも言われています。

日本から基幹部品や工作機械を輸入し、それを中国などで組み立て、韓国経由で欧米に輸出する。

こうした場合、韓国メーカーの名前は付いていますが、商品を右から左へ流しているに過ぎません。

こういうビジネスモデルがとても多いのです、韓国では・・・

だからこそ、その取引高に比べて、自国内に雇用が創出されていないのです。

卸業者というものは、安く仕入れて高く売るのが儲けの原則ですが、飽和市場では、これが難しい。

安く大量に仕入れて、安く大量に売る・・・こういう薄利多売へと向かわざるを得なくなります。

この薄利多売の過当競争市場では、市場シェアの占有率がとても重要で、日本の家電販売メーカーではヤマダ電機がそうですが、圧倒的な市場占有率を有することで、製品メーカーへの価格圧力を増すことが出来、それが更なる安値を実現した結果、さらなるシェア拡大を可能とすると・・・こういう好循環を作り出すことが出来るからです。

この循環を作り出すためには、安値を実現するために、他を圧倒する猛烈な初期投資が必要で、韓国系企業の場合、その資金を出したのが欧米ファンドだったわけです。

ちなみに、そのファンドに資金運用を委託していたのが日本の金融機関などで、それが円キャリートレードだったわけです。

まあ、お金は巡るというやつです。

韓国に巨額な対外債務があるのも、こうしたマーケティング戦略のツケです。

ソフトバンクも、2兆円を超える有利子負債を抱えているのですから、同じような戦略を採ったツケなのです。

出来るだけ多くの借金をして、それで得た圧倒的な資金力を背景に、一気にライバルを蹴散らし、市場占有率を高めていくのです。

この”出来るだけ多くの借金”を可能とするため、あたかも錬金術師とも見えるようなトリック的な集金手法が駆使されるわけです。

この手法もまた、韓国企業の循環出資構造にも見られますね。

ともかく決算の数字を良くして、ともかく資金を出来るだけ調達する・・・・

欧米のハゲタカさんたちが韓国市場に流れ込んでくるのは、こういう市場風土が都合が良いというのも、恐らくあると思います。

日本の場合は、この逆で、良く言えば”誠実”・・・悪く言えば“商売下手”“マーケティング下手”なので、物作りで儲けるのではなく、利ざやで儲けようという手合いには、あまり魅力的な市場にはならないのです。

物作り・・・・とても長いスパンでの投資スタンスを要求されますから!!

                   ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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