長期的視点で物事を判断できる日本人気質とは・・

2009.03.29 00:20|社会情勢
さて、前回の続きですが、日本経済、というか、日本という国の強さを支えているものとして、長期的視点で物事を判断できる気質を挙げました。

この日本人気質は、優れた人材育成を可能とし、数多くの老舗企業を残し、世界に冠たる製造業をもたらしたのです。

まあ、これだけがすべてではないですけどね。

ところが、こうした気質が今急速に失われて行っています。

企業は、終身雇用制を捨て、欧米流の成果主義に傾倒し、「株主のために・・・」という論理が幅を利かせるようになって来ました。

企業会計も四半期決算が主流になり、短期的な収益性が重要視されるようになって来ました。

これ、経営者の世代が若くなればなるほど、その傾向が顕著になっていますね。

どうしてそうなってしまったのでしょうか?

これまた、解説すると長くなるのですが・・・・一言で言えば、日本経済のグローバル化が進んだことに起因します。

誤解しないでいただきたいのは、これは、日本が欧米に追従する風潮があるからということではありません。

これでは、更に“どうして日本人は欧米に傾倒するのか?”という問いに答えなければならなくなるからです。

まあ、この問いに答える前に、ちょっと問いを換えて、こう問うてみましょうか?

どうして、日本人は、長期的視点で物事を判断できる気質を育むことが出来たのか?と・・・

私奥の家♂は、こう考えています。

日本の風土が育んだ・・・・

日本は、世界でも有数の森と水と土に恵まれた大地を有しています。

しかも、島国という或る意味閉鎖した経済圏にありました。

先を急ぎたいので、詳細な説明は省きますが、こうした風土は、日本人の生業に多大な影響を与えました。

豊かな森と水と土は、循環可能な第一産業の可能性をもたらしてくれました。

例えば、林業です。

狭い国土の中で、天然林を無闇に伐採すれば、あっという間に、禿山だらけになってしまいます。ところが、豊かな水があるので、人間が計画的に手を加えて育成すれば、杉や檜が再生産される循環を作ることが出来ます。

もっとも、こうした取り組みは、100年以上のサイクルを必要としますが・・・・

そう、育林というのは、孫や曾孫の代に伐採する為に今苗木を植え、下草刈などの手入れをし続ける・・・・最低でも100年単位で計画を立てなければ、しかもその育林を途切れることなく続けなければ、成り立たない類のものなのです。

孫や曾孫の為を思いながら今を生きる・・・こうした生き方が数千年続いて来たのです。

農業や漁業も同じようなことが言えるのですが、日本の第一次産業とは、収奪型ではなく、循環型であり、それは、長期的な視点で物事が判断できて初めて可能となるものだったのです。

日本人の気質は、こうした環境下で、数千年の歳月をかけて育まれて来たものなのです。

伊勢神宮の、20年毎に内宮(皇大神宮)・外宮(豊受大神宮)の正殿など正宮・別宮の全ての社殿と鳥居を建て替える「神宮式年遷宮」が1200年以上続いていることを紹介しましたが、これだけの檜材を20年毎に調達するためには、とてつもない長期的な計画で檜林を管理しないと出来ません。

長期的な視点が必要とされる第一次産業、そこから生産される材を活かす物づくりの技術もまた、長期的展望の中で育まれて来たのです。

日本経済の底力とは、数十年の蓄積などではないのです。数百年、数千年の連綿とした生活の営みが育んで来たものなのです。

・・・・・・・・・・・

この循環が崩れてしまったのです。

林業の荒廃を見ると、それがよく分かります。

この数十年の間で、日本の林業は、殆ど壊滅的な状況になってしまいました。

まだまだ、林業は成り立っているではないか、と思われるかもしれませんが、現在の林業に、100年単位の展望はありません。

・・・・・・・・・・

実を言うと、私奥の家♂は、花粉症です。

花粉の飛び始めの2月中旬頃は、毎年花粉に泣かされています。

でも、ふと思うのです。

これは、山からの警告なのではないか、と・・・

まあ、実際に、2004年大殺界で紹介しましたが、土石流に遭遇したりもしましたけどね。

スギ花粉がアレルゲンと憎み、山から杉檜を切ってしまえ・・・こういう意見もよく聞きますが、このどこに長期的視点があるのでしょう。

そう、日本人から確実に喪失しているのです、循環思想が・・・・

・・・・・・・

じゃ、どうすればこの気質を取り戻せるのか?

それには、第一次産業の復興が不可欠のはずです。

それも、長期的視点に立った形で・・・・・

・・・・・・長いので、また続く・・・・

ところで、本日ですが、私が夕飯を作っていると、いつもは横で大騒ぎしているユウクンがいない・・・

嫌な予感が・・・・・そう、小さい子がいる家は何処も一緒でしょうが、子供が静かにしている時は、たいてい何か悪さをしているので、気になって家を見回してみると・・・・・

ユウクン

なんか、すごいエラソ~~~なんですけど!!

私の事務用イスに座って、ポケットに両手を入れて、大股開いて・・・・何様(笑)!!



・・・・・・・・

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                       ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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家主:奥の家♂
1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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