韓国経済は、雇用なき成長だった・・・(後編)

2009.02.25 00:51|アジア経済(韓国、中国)
さて、今日の韓国ウォンです。

ウォン

いよいよ、リーマンショック以降の最安値を更新しましたね。

そして、韓米スワップ協定の6回目の引き出しが26日に40億ドルの予定で行われるみたいです。

これ、第1回目の40億ドルの引き出しの借り換えに使われるのかどうなのか・・・

しかし、朝鮮系の新聞(朝鮮日報、中央日報、聨合ニュース等)がこのことに触れていないのが気になりますね。

いよいよ、なのか・・・・まだ続くのか・・・・

日本のマスコミも大分取り上げてきたし、いよいよなのかもしれませんね。

本題に入りますが、どうして韓国に内需が育たなかったのか?

ここら辺は、韓国の経済構造が、日本から部材や工作機械などを輸入して、韓国内、もしくは中国で組み立てて、欧米諸国に輸出するというパススルー経済になっていることに起因しています。

膨らむ対日貿易赤字、初めて300億ドル超える

【ソウル21日聯合】日本に対する韓国の貿易赤字が雪だるま式に膨らみ、初めて300億ドルを超えた。関税庁が21日に明らかにしたところによると、年初から11月までの対日貿易収支赤字は308億5900万ドルで、前年同期(274億1300万ドル)に比べ12.6%増加した。昨年通年の赤字規模(299億ドル)と比較しても3.3%多い。
 対日貿易赤字が300億ドルを超えたのは、これが初めてだ。赤字規模は2006年が254億ドル、昨年が299億ドルと増え続けたのに加え、円高の影響でことしも急増し、3年連続の過去最大値更新となった。今月の貿易収支はまだ集計されておらず、ことし通年の赤字規模はさらに拡大する見通しだ。

 対日貿易赤字の拡大は、原油価格と原材料価格の上昇で対日輸入製品の価格が値上がりしたこと、韓国の輸出主力業種である半導体・プラントなどの輸出増加に伴い日本から部品輸入も増加したことによる。

 ただ、原油価格の下落や世界的な景気低迷で韓国の輸出が減少勢に転換したことなどで、11月の対日貿易赤字規模は18億4600万ドルと、前年同月(25億9700万ドル)に比べ29.9%減少した。今月も減少が続く可能性は高い。

 一方、中東に対する貿易赤字も初めて700億ドルを突破し、全貿易収支赤字の最大要因となっている。年初から11月までの対中東貿易赤字は717億6800万ドルで、前年同期(421億4600万ドル)比70.3%の急増を記録した。同期間の対中東輸出は前年同期比36.5%(申告受理ベース)の大幅増加だったのに対し、国際原油価格が一時、1バレル=150ドルに迫ったことで、中東からの輸入は60.3%増加した。ただ、9月以降は原油など原材料価格の下落が本格的に反映され、11月の対中東貿易赤字は42億2700万ドルと、前年同月(50億1100万ドル)に比べ7億8300万ドル減少した。

 ことし年初から11月までの全貿易収支は136億6300万ドルの赤字と集計された。

ソース:聨合ニュース

まあ、ここら辺は、至る所で指摘されているので、別で調べてもらえたらと思うのですが、このビジネスモデルは、米国では、格安液晶テレビで一世を風靡したビジオと一緒です。ビジオの場合は、全く自前の工場を持っていませんが・・・

部品を購入し、組み立てを外注していたら、その中間で働く人は、本当に少なく済み、これが韓国企業の価格競争力の秘密でもあるわけです。

その代わり、国内の雇用創出効果は、極めて低い。

ほんの一部の大企業の社員のみが高給取りで、その社員が落とすお金(消費)をその他大多数の人が分け合って生活している、という感じでしょうか?

だから、飲食店の自営業者がすごく多いんですよね、韓国では・・・

これ、日本の地方の現状に似ていると言えば似ていますが・・・・ここでは、大企業の代わりに、行政関連事業(役場、建設業など)が入っています。

こうした構造だと、大企業の業績が悪化すると、一気に国全体が傾いてします。

ダムに喩えると・・・

ダム湖に流れ込む水(輸出)と流れ出す水(輸出)の流れが殆どダム湖に滞留することなく、ただ上辺を急速に流れている、という感じでしょうか?

輸出が増えている間は、流れもどんどん急になっているので、とても景気がよく見えるのですが、川底が見えてしまうくらい水位は低い。

そのため、一旦輸出が急減すると、すぐに干上がってしまって、あっという間に国全体が旱魃に遭遇してしまう。

ダム湖の水位が深ければ深いほど、流れ込む水の量(輸出量)が増えても、なかなか流れが速くならず、景気も良くなったように見えないのだけれど、輸出量が急減しても、そうそう水が干上がることは無い。

そう、セーフティネットが強固なのです。

前者の状況にある韓国経済は、金融危機の影響が直撃してしまい、より深刻な雇用問題に直面したわけです。

ところで、ただいま雇用問題がクローズアップされている日本では、2次補正予算で、5000億円規模の臨時雇用予算を組んでいますし、行政が緊急的な雇用の受け皿となるべく、積極的に臨時雇用(そう、常用雇用ではありません)を創出しています。

実態は定かではありませんが、正規雇用の部分が比較的まだ保たれているということで、非正規雇用の方の対策としては、妥当なのかもしれません。

それに対して、韓国の場合は・・・・

韓電、来月から希望退職募集

 韓国電力と韓国水力原子力は17日、来月から希望退職の募集を大々的に行うことにした。今年に入り政府系企業が希望退職を行うのは今回が初めてで、今後はほかの政府系企業でも本格的な構造改革が始まりそうだ。

 韓電が実施する今回の希望退職対象となるのは、勤続20年以上、定年までの期間が1年以上の社員だ。今月19日までに申請を受け付け、来月13日には退職者を決める予定だ。

 韓電が希望退職を行うのは、1998年に約2000人が早期に退職して以来のことだ。今回の募集人員は8700人だが、このうち20%から30%が自ら退職を申請するものとみられている。

 今回の退職者に対しては、1億ウォン(約640万円)を限度として退職金の70%に当たる慰労金が退職金に上乗せされる。また勤続期間に伴い、3カ月から18カ月分の給料も追加で支払われる。慰労金は、昨年社員が返納したおよそ300億ウォン(約19億円)の賃金上昇分を原資とした雇用安定基金から支払われることになった。

 韓国水力原子力もこの日、社員や警備員らを対象に、今月23日までに希望退職の申請を受け付けることにした。慰労金の支給額と財源は韓電とほぼ同じで、来月13日には退職者が決まる。

ペ・ソンギュ記者

ソース:朝鮮日報

おい、おい、行政が真っ先に雇用縮小してどうするの???

景気対策をどしどしするんじゃなかったの?

こういう時こそ、国営企業が受け皿になるのが行政の役割ではないの???

・・・・・

・・・

・・



本当に、すごい雇用状況ですね!!

日本の場合、行政の正規雇用職に対して、すごい応募(これ、韓国では当たり前の倍率ですが)があったようですが、臨時雇用に対する応募は、かなり鈍いみたいですね。



・・・・・・・・

ところで、新しい投票にも、是非ご協力ください。

テーマは、これ!!



このテーマですが、事前調査の意味合いがあります。

これまで、韓国経済や郵政民営化をテーマにして来ましたが、実を言うと、これ前振りです。

今年の初めに、「奥の家的2009年の日本未来予想図」という記事を書きました。


日本経済のバブル崩壊後から現在に至るまで「失われた10年」と呼ばれる期間の日本の金融政策の軌跡は、分析してみると、とても面白い。

量的緩和政策、日銀砲、ITバブル、円キャリートレード、ゼロ金利政策、郵政民営化・・・・これらがキーワードになるのですが、私奥の家的分析をしてみたら、日本政府が30年後の日本の国家モデルとしてどういう方向を目指しているのか、その答えが見えてきました。

これ、結論に至るまで、相当数の記事を書かないと無理なのですが、これからぼちぼち書いていく予定ですので、よろしくお願いします。

ちなみに、奥の家的2009年の日本未来予想図の記事で使わせていただいた「Diary or Notes」作成のグラフですが・・・とても面白い数値を表しています。

名目GDP

ここに、ヒントが隠されています・・・


                       ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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