郵政民営化は、失敗だったのか??(後編)

2009.02.16 22:57|社会情勢
さて、前回の続きです。

初めてお越しの方は、前編と中編を先にご覧下さい。

日本政府の財政赤字は、いつまでも先送りしてよいものでもないし、雪だるま式に拡大して行ってよいものでもありません。

かと言って、かなりの痛みを伴う①や②や③の対処法も取りたくない・・・とすると、第4の方策が考えられるわけです。

そんなものあるのか??と思われるかもしれませんが、ここで注目して欲しいのは、息子が父親からの借金で、収益事業をしているということです。

高速道路事業とか・・・・水道事業とか・・・郵便事業とか・・・観光事業とか・・・・ここら辺のサービス料金をアップして、営業利益を上げ、そこから父親にお金を返すということが考えられます。

そう、郵政の資金を運用して、運用益を上げられれば、増税しなくても、資産を切り売りしなくても、紙幣を増刷しなくても、すべての問題が解決するのです。

しかし、これは、非常に難しい。

まず、行政は、収益事業がすごい苦手です。本当に苦手です。

直営事業はもとより、第3セクターのような民間と組んで事業をしても、殆ど赤字ですし・・・・ただいま話題沸騰中のかんぽの宿なども殆どそうですね。

まあ、見掛け上の黒字施設も沢山ありますが、ここには、有形無形の行政の補助が入っていますので、民間企業の基準を適用すると、ほぼすべて赤字になってしまうぐらいじゃないか、と正直疑っています。決算書を見て精査しているわけで無いので、あくまでも疑念のレベルですが・・・ここら辺の事情に関しては、いずれまた取り上げる機会があると思います・・・

話を戻すと、このように収益事業がとっても苦手な行政機関なのですが、それでも利益を出すことが出来た時代がありました。

それは、高度経済成長期です。

この時代は、まだまだ日本列島のインフラ整備が経済成長に追いついておらず、東名高速や首都高や成田空港など・・・ともかくとんでもない利用率が見込める事業チャンスが沢山あったのです。

そう、極論を言えば、誰がやっても利益が出るような事業の可能性が沢山あり、国民や企業からも実施が待たれていたのです。

こうした時代、国が管理している郵政の資金が財政投融資となって資金の供給源となっていたのです。

ここには、かなり意味があり、日本の高度経済成長を支えていたのは間違いないと思います。

ところが、時代が移り変わり・・・・バブルの頃になると、こうした採算性が高い有望なインフラ整備事業の可能性が殆ど無くなって来たのです。

今の日本を見渡して、費用対効果が見込める有望な事業が何処にありますか?

高速道路???
・・・・黒字になるような計画が作れますか?

ダム???
・・・・本当に必要ですか?

新幹線????
・・・・・採算取れますか?

地方空港(港)?????
・・・・・・無茶でしょう!!!

レジャー施設?????
・・・・・・笑えます!!!

国内で、採算性が成り立つ公共事業は、殆どやり尽くしてしまったのです。

東名自動車道とか東海新幹線とか羽田空港とか・・・・・有望な巨大プロジェクトは殆どやり尽くしてしまい、今や高速道路を作ろうとしても、人間よりイノシシの方がよく通ると揶揄されるような場所しかなくなってしまっているのです。

逆に、数少ない有望な市場に、資金が集中してしまいます。

それは、実態に見合わない開発競争を引き起こし、結果としてバブルが沸き起こります。

日本のバブル経済は、高度経済成長を続けようとして、費用対効果が低い投資にまで過度の資金が注入されたことによって起こったのです。

その結果についてはもはや言うまでもありませんが、ここら辺の詳細についても、そのうち機会があれば・・・

またまた本題に戻りますが、採算性の低い事業に投資をすれば、それは運用赤字をもたらす不良資産となってしまいます。

この煽りを真っ先に受けるのが・・・・郵政事業です。

もともと、行政は、公共性を保持するため、民間が手を出さないような採算性の低い事業にも手を出さざるを得ません。

最初は、本当に必要であったインフラ事業に集中的に急ピッチに公共事業が行われていたのが・・・・そこに依拠する雇用(土建屋さんとか)を守るために、膨大な預貯金を運用するために・・・・目的が段々と変化していったのです。

結果、財政赤字は膨れ上がり、赤字事業も増えていったのです。

この構造を何とかしないと、日本政府は、本当に破綻してしまいます。

①の増税か、②の資産売却か、③の紙幣増刷か・・・・ともかく、何も変えなければ、取り返しの付かない代償を払うことになります。

・・・・・結果・・・・・・・・・・・そう、構造改革が叫ばれるようになったのです。


さあ、郵政民営化を唱える小泉純一郎さんが首相になりました。

このこと自体がとてつもなく画期的なことだったのですが、長くなって来たので、まだまだ続く



                       ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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