韓国財閥の循環出資構造のジレンマ(後編)

2009.02.01 23:48|アジア経済(韓国、中国)
前回の続きです。

ちなみに、前編中編を予め読んでいないと、訳わかんないと思います。

営業利益より純利益の方が多いという不思議ですが、韓国の大企業は、ほぼこういう決算になっています。

そう、韓国経済は、循環出資構造で構成された財閥によって成り立っていているわけですから、特異な事例ではなく、これは、韓国経済そのものと言っても良いほどのものなのです。

この決算の歪みですが、粉飾決算すれすれ・・・・というか、そのもののようにも思えるのですが、どうもこの奥には、ハゲタカさんの影がありそうです。

もちろん、推測の域は出ませんが・・・

実を言うと、韓国と米国の関係には、不可思議なことが多い。

まず第一に、どうしてダンピングを許しているのか?
金融危機以降、韓国自動車メーカーが米国内で批難され始めましたが、これまで、これだけのダンピングと思われる輸出をして来ながら、どうしてそれが概ね許容されていたのでしょう?

ウィキペディアにこういう記載があります。

不正販売疑惑
現代自動車は海外市場では低価格での販売で「自動車業界の安売り王」と評されているが、これには仕掛けがあった。 2007年1月の朝鮮日報の記事によると、現代自動車と子会社の起亜自動車が合計で韓国市場で70%近くのシェアを独占していることを利用して、ディーラーの営業活動を制限し車両価格を急激に引き上げるなどの不公正取引行為を行い、ディーラーや消費者が被害を受けていると公正取引委員会が判定を下したとのことである[30]。現代自動車の車両価格の高騰はここ数年急激になっており、ソナタの場合は平均価格が2000年の1429万ウォン(約185万円)から2003年には1949万ウォン(約252万円)、2006年には2498万ウォン(約323万円)に上昇し、6年で1069万ウォン(約138万円)も価格が上昇したことになる[31][32]。これについても公正取引委員会は「現代自動車の中・小型車価格が大幅に上がったのは、ライバルとなる輸入車がなく、現代自動車が市場支配力を持っているためだ」と指摘している。現代-起亜自動車グループが国内市場で78%ものシェアを独占していることに加え、韓国政府は高関税戦略で国内市場において、海外企業との競争から自国企業を保護していることが要因となっている。
ソナタの2006年におけるアメリカ市場での価格は約193万円、日本市場では約208万円である。
さらにジェネシスにおいては、国内販売価格5280万ウォンに対してアメリカ市場での販売価格が3万2000ドル(約3100万ウォン)水準で策定された。単純比較では2180万ウォン、韓米両国の税金の差を考慮しても1200万ウォンも国内での販売価格が高く設定されていることから、一部の消費者や並行輸入業者たちは、米国で販売されるジェネシスを韓国に逆輸入しようとする動きを見せている[33]。
なお国際貿易においては、国内価格よりも安い価格で国外で販売することはダンピング行為にあたる。

ソース:現代自動車(ウィキペディア)

韓国の輸出企業がかなり国内と海外で価格に差を付けていることは事実のようで、実際世界でダンピングで訴えられる割合が2位みたいですしね。

でも、米国は、現地生産ではない輸入を受け入れていますし、実際それなりに売れています。

ビッグスリーがずっと苦境にあったにもかかわらず・・・・

金融業を中心に据えた国づくりに邁進していた米国にとって、ダンピングによる国内メーカーの不利益よりも、投資ファンドによる利益の回収の方が優先されていたのかもしれません。

それに、大型車を主戦場にしていたビッグスリーとはあまり競合せず、むしろ日本メーカーの競争相手なのだから、黙視していても構わなかったというのもあるでしょうし・・・・

しかし、米国との所得格差が2倍以上あるにもかかわらず、それよりも遥かに高額な価格で売りつけられる韓国民って・・・・・というか、よく買いますね。

次に、これだけ不明瞭な会計基準で、殆ど粉飾決算のようなことがされていながら、どうして巨額の投資をしているのか?

米国は、日本の企業の会計データが分かりづらいのが投資障壁になっていると批難していたような・・・・その結果、多くの輸出系企業が米国会計基準での決算に切り替えて行ったような・・・・

韓国に対しては、これだけご都合主義の会計基準に基づいた決算データが出されても、殆どお構いなしに投資をしていますね。

どうして?

また、今回の金融危機でも、これだけ国家デフォルトの危険を英米メディアに指摘されていながら、韓米スワップ協定に応じましたね。

これについては、こちらの記事でも紹介しましたが、米国の罠である可能性が大です。

その罠ですが、投資ファンドが稼げるだけ稼いで、韓国から絞れるだけ絞るための時間稼ぎなのかもしれません。

韓国経済、何とか持ちこたえながら、外資はどんどん逃げていますからね、実際に・・・

・・・・・

まあ、あまり深読みし過ぎてもどうかとも思うのですが、いずれ真実が明らかになる時が来るでしょうから、その時にまた再検証ですね。

しかし、循環出資構造は、買収防衛策として採られることが多いみたいですが、韓国の多くの財閥企業は、外国資本の割合が多すぎて、全くこの意味をなしていません。

実際、外国資本が結託して、敵対的買収がされた事例もあるみたいですが・・・韓国の国民感情がそれを許さなかったようですね。

そもそも、サムスン電子にしても、外資が7割以上の株を保有していた時期があるのですから、韓国企業というよりも、外資系企業なんですよね。

まあ、ソニーとかもそうですけど・・・ただ、ソニーの場合は、社長が欧米人になっても、それで批難轟々にはなりませんけど・・・

韓国の場合は、サムスン電子の社長が欧米人になったら、もうロウソクデモどころの話では無いでしょう、きっと。

そんな韓国ですから、ハゲタカさんの方も、前面に出ることはせず、ただただ投資の運用実績を上げることにのみ全力を傾けているのでしょうね。

そして、韓国財閥の創業者にしても、外資を受け入れれば売却益が得られるし、株価の上昇による資産価値も高まるし、経営者という名誉も維持できるし・・・その逆に、もし外資を排除したら、投資資金が無く会社が立ち行かなくなってしまうのです。

そう、とてつもないジレンマを抱えているのです。

韓国の大企業の循環出資構造、そして、営業利益より純利益の方が多い財務構造、これらは、韓国経済の強みではなく、弱みそのものなんですね。

この弱みは、今韓国経済を直撃しているのです。

韓国の所得格差は、とても大きく、民主国家と言いながら、ほんの一握りの人々だけが潤い、その他大多数の人々は、本当に搾取され続けているのです。

過激なデモをする気持ちも分からないでもないですね・・・

                       ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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