農林漁業は、雇用の受け皿になるの?

2009.01.28 00:16|社会情勢
ところで、ここのところの派遣切り問題で、就職先としての農業がにわかに注目され出した、というか、話題に上るようになりましたね。

農業は、人手不足で、求人はあるし、食料自給率を上げることは日本にとっても必要なことなので、一石二鳥なのではないか、と!!

農業って、そんなに安易にやれる職業なんですかねえ~~~

・・・・・

・・・・

・・・

・・



呆れてしまいます。

まあ、やったことが無い人から見ると、そうなんでしょうね、きっと。

かく言う私奥の家♂も、東京生まれの東京育ちなので、気持ちは分からないでもないですが・・・

現場を知れば、問題はそんなに単純なものではないことがよく分かります。

問題は色々あるのですが、一つ例をあげましょうか。

漁業に関わったことが無いので分かりませんが、農業や林業、とりわけ林業に関しては、都会育ちの人は、なかなか体力的に付いていけません。

かなり機械化が進んで、本当に楽になったのですが、それでも、その作業はかなり過酷です。

ちなみに、かつての林業では、こんな感じで木に登っていたんですよね。

ぶり縄

これ、ぶり縄という登り方です。

縄と棒切れだけで出来た道具を針葉樹の幹を撒きつけて登るのですが、皆さん、やれそうですか?

このぶり縄ですが、実を言うと、かなり優れもので、昨年は、ぶり縄のやり方も教えてもらう講習を段取ったのですが、これは、その時の画像です。

そのうち、この時の講習の様子もご紹介しようかなと思っているのですが、今の日本では、これを使っている所は、殆どありません。

話を戻しますが、今の林業は、どちらかと言うと、こちらがメインですね。

バックホー

ユンボなどの重機を使っての作業が格段に多くなったので、かなり楽になって、都会育ちでも就業し易くなったのですが、それでも、多くの人が辞めて行きます。

何故かというと・・・・山仕事ですから、かなり山登りをしなければなりませんし、真夏の作業はすごく暑いですし、真冬の作業はすごく寒いですし、本当に過酷です。

まあ、それでもここら辺は“慣れ”なので、身体が慣れてしまったら、そんなに騒ぐほどのものではないかもしれません。

でも、この慣れてしまうまでにリタイヤしてしまう人が本当に多いのです。

農林業に就いても、これで辞めてしまった人を何人も見てきました。

かく言う私も、当初は、とてもきつかったのを覚えています。

というか、私は、農業研修に四国に来たのが1999年の7月ですので、まさに一番暑さが身に応える時期だったので、夏が過ぎるまでは、本当に日中の畑の作業が辛かったのを覚えています。

まあ、7月に研修始める馬鹿が来た、と呆れられていましたが・・・

農業研修塾で研修に来た多くの人は、1年間の研修期間が終わる前に、早い人は1日で、辞めて行きました。

また、ちゃんと就農した人でも、10年後にまだやっている人は、本当に少ないですね。

理由は、体力面だけでなく、色々ですが・・・・

話を戻しますが、農林漁業の高齢化が言われて久しいですが、殆どの場合、都会の若者は、地元のじいちゃんばあちゃんに適いません。

確かに、1日だけ農作業をやったら、都会の体力ある若者の方が作業をこなすかもしれませんが、1年トータルで見ると、地元のじいちゃんの方が絶対に作業量が多いです。

農作業を子供の時からやり続けているので、頭で考えなくても身体が自然に動くんですね、きっと。スポーツなんかで鍛えた筋肉なんかとは、作りが全然違うのです。

林業なんかもそうです。

そう、瞬発力はあってもすぐ息切れしまう都会の若者に対して、地元のじいちゃんばあちゃんは、瞬発力は無いけどとてつもない持久力があるのです。

そして、農林漁業で必要なのは、たいていの場合、持久力なのです。

・・・・

こういう体力問題だけでなく、都会育ちの人間が農林漁業に就くためには、有形無形のとても多くのハードルがあります。

収入面もそうですし・・・

地元との付き合いもそうですし・・・・

まあ、色々あります。

ここら辺も、そのうち紹介できるでしょう、きっと。

・・・・・

ところで、有効求人倍率というのがありますね。

これが厚生労働省が示すほぼ唯一の雇用指標なのですが、以前も書きましたが、これ、あまり雇用状況の実態を捉えていません、特に地方は・・・・

なぜなら、とても生活できないような求人でも、求人としてカウントされるからです。

ハローワークに行くと、何時まで経っても募集がある求人があるのに気づきます。というか、地方の求人は、殆どそんな感じだと思うのですが・・・

雇用条件が悪すぎてとても生活できず、応募者がいない、もしくは、応募者がいて採用されても、すぐに辞めてしまって、再び求人される・・・という繰り返しで、ほぼ常時求人されている場合など・・・

介護職なんかもそうですね。雇用条件が悪すぎて、離職率がとても高く、結果的に有効求人倍率が2倍以上あります。

農林漁業の求人募集も、似たり寄ったりです。

以前、農林水産省主催の新・農業人フェアというものに、就農希望者ではなく、就農希望者に対応する相談者の方で、よく参加していました。

このフェアですが、全国の都道府県や市町村、農業法人などがブースを設けて、就農希望者の相談に応じ、移住促進をすることを目的に年6回ぐらい開催されています。

私が相談者をやっていたのは、もう2年前ですが、その当時から、とても多くの就農希望者が参加されていました。

でも、実際に就農できる人は、本当にごくわずか・・・

長くなったので、続きは次回に・・・・・

                        ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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家主:奥の家♂
1999年7月5日に四国に上陸しました。
巷では、ノストラダムスの大予言で恐怖の大王だの、終末がどうのこうの・・・と話題になっていた、あの月です。
そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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