投資ファンドが韓国を弄んでいる??

2008.10.10 02:35|アジア経済(韓国、中国)
今日は、なぜか足摺岬まで行って来ました。

足摺岬

何で足摺岬まで行ったのかは、いつか紹介したいと思いますが・・・つ、疲れました。

というわけで、そうそうに寝たいところなのですが、10月9日の韓国ウォンの動きをみたら・・・あ~~こりゃ記事を書いておこうかな、と・・・・

さて、10月9日のウォンの為替レートの動きです。

10月9日のウォン

この動きは、もう投資ファンドと韓銀との攻防がされたことが明らかなので、まずは、こちらについて書きたいと思います。

9時に市場が開くと、まさに奈落の底に落ちるように、ウォンが安くなっていきます。一気に1470ウォン近くまで下がっているのですから、こりゃすごい。

ところが、突然反転して、ウォン高に振れています。何度かもみ合いをしながら、前日よりも多少ウォン高で終わっています。

これは、明らかに韓国銀行が為替介入をしています。

もう為替介入をするだけのドルが無いのではないかと疑われていた韓銀に、これだけの資金があるとは・・・・と、一瞬びっくりしました。

が、です。

ここで注目すべき記事が朝鮮日報にありました。

国民年金、30億ドル規模の外資誘致

この記事を読むと、「国民年金公団は「世界的な投資会社のオークツリー・キャピタルと協力し、共同で投資を行う覚書を交わした」「この覚書に沿ってオークツリー側が出資する額は30億ドル」などと明らかにした。」とあります。

そう、韓国政府は、とうとう国民年金の資金を担保に、30億ドルの融資を受けたのです。

・・・・

・・・

・・



あ、ありえない!!!

米国の投資ファンドがこれだけ危機的状況にある韓国に対して、何の見返りも求めずに嫉視をするなどあり得ない。むしろ、韓国が奈落の底に落ちていく姿がどうしても見えてしまいます。あたかも、多重債務者が闇金に手を出すように・・・

ここで、ちょっと話しを通貨オプションのKIKO(為替レートが一定幅以上変動すると通貨オプション契約が自動解消するノックイン・オプション、またはノックアウト・オプションと呼ばれる商品)に変えたいと思います。

というのも、投資ファンドが一国の経済を食い物にしている姿が分かるので・・・

このKIKOと呼ばれる金融派生商品は、韓国の中小の輸出企業を中心に、かなり購入されているそうです。

このKIKOですが、簡単に言えば、為替レートを対象としたギャンブルのようなものです。

「為替差損は最大限補てんし、為替差益は最大限保証するという為替ヘッジ商品とは対照的に、KIKOは「為替による損失は制限的に補償する一方、収益は無限に吐き出させて損失を出すという奇怪な構造になっている」と専門家は指摘する。為替ヘッジどころか、予測が外れた場合にはリスクが無限に増幅・拡大する投機性の高い派生金融商品」(朝鮮日報)とありますが、要するに、為替の変動を予測し、賭けをする契約です。

韓国の企業の多くが契約したのは、ウォン高に向った時、自分たちが勝ち、ウォン安になると負け、という賭けです。

このKIKOは、ウォン高で苦しんでいた輸出企業(これは、日本が円高の時に輸出企業が不利になるのと同じ)がウォン高の損失補てんを求めて広まりしました。

結果、ウォン高が進んでいた時は、韓国の中小企業は利益を得ていたのですが、今回のウォン安では、損失が派生したわけです。

さあ、ここまでだと、韓国企業の自業自得のように思われます。製造業の企業がギャンブルで利益を出そうとしてギャンブルに手を出した結果、負けたのですから、自分たちが悪いのであって、韓国政府が援助をするのは理解し難いと思っていました。

ところが、です。

今回、朝鮮日報から出たKIKOについての記事を読むと、内情はどうも違うようです。

まず、KIKOの契約ですが、明らかに韓国企業が不利な内容になっています。

KIKOの構造
元記事

この記事を読むと、ウォン高に振れても、或る程度で自動的に契約が切れ、契約元の損失が確定してしまいます。ところが、ウォン安に振れた場合は、どこまでも無限に契約は続き、損失額が何倍、何十倍と拡大していきます。

しかも、この契約は、もし途中解約しようとすると、1年間か2年間の損失を一括で支払わないければならないとされているようで、まさに一度契約したら、抜け出すことが困難な、闇金融のような契約なのです。

今、ウォン安が急激に進んでいることが、如何にKIKO契約企業を苦しめているか、分かると思います。

でも、ここまでだったら、まだよく契約内容を理解しないでいた企業経営者の責任と突き放すことも出来ます。実際、よく契約書を読んでいなかったようなので・・・というか、理解していたら、普通しません、こんな契約。

ここからが投資ファンドの恐ろしさ(というか、ひどさ)なのです。

まず、KIKO関係の商品を勧めのは、韓国の銀行です。そう、銀行がKIKOのような危険な金融商品を勧めていたのです。

殆どの企業経営者は、銀行が勧める商品だから、そんなに危険はないだろうと高をくくっていたようです。ウォン安の今になって、改めて契約内容を知り、驚いているようなのです。

もっとも、ここまでだったら、一見すると、韓国国内での話のようです。

ところが、10年前の通貨危機以降、韓国の銀行は、殆ど外資に乗っ取られています。4大銀行のうち、3つまでが出資比率70%くらい外資銀行(まあ、米国の投資銀行)になっています。

そう、韓国銀行の奥には、投資ファンドがあったわけです。だから、内容もよく分からず、言われるままに、KIKOを売りつけていたんですね。

ちなみに、韓国の銀行は、KIKOを売っても、1%にも満たない手数料が入っただけだそうです。

さあ、ここからが重要です。

よく思い出してください。

・・・・

・・・・

投資ファンドは、為替レートを操作することが可能だ、ということを!!!

もちろん、出来ることと出来ないことがあります。

2003年末から日本に対して行った円売り攻勢は、通称日銀砲と呼ばれる35兆円にも上る円買いドル売りの為替介入で、完膚なきまで撃退されました。

この当時は、まだバブル崩壊の後遺症があった筈ですが、日本経済は、相当の底力を持っていたということです。

それに対して、韓国経済の規模は、拡大したと言っても,まだまだ小さく、投資ファンドの攻勢を耐え忍ぶだけの資金力がありません。

そこに、投資ファンドは目を付けたわけです。

これは推測ですが、まずはウォンの為替レートをウォン高ドル安に誘導します。

すると、地力のない韓国企業は、途端に資金繰りに苦しくなります。

そこで、KIKOの登場です。

自分たちの手先機関となっている韓国の銀行を使って、KIKOを売り捌きます。

ウォン高の傾向に怯える企業経営者は、目先の利益確保にとらわれ、KIKOのもたらす利益に頼ろうとします。

ここで、投資ファンドは、一転してウォンを売り続け、ウォン安に誘導していきます。

ウォン安になって初めて、KIKOの損失が莫大になることに気づいた韓国企業や政府は、ウォン買いドル売りの為替介入に走り、ウォン安を食い止めようとします。

ところが、既に銀行を支配している投資ファンドは、韓国政府、銀行、企業の資金力を知っているわけですから、為替介入の規模とタイミングを予め予想でき、それに合わせて、為替取引をして行きます。

結果として、韓国政府が投入した資金は、そのまま投資ファンドに食い尽くされていきます。

さらに、ウォン安が進んでいき、KIKOからの収益も上がって行きます。

・・・・・

これは、殆どイカサマ賭博です。

賭博場に、賭博の知識が殆どない素人を呼び込み、あたかも有利な賭けのように見せかけて、実はすべての結果は操作されている・・・

しかも、まだこの続きがあります。

今回の記事の最初に、韓国の年金が担保にされた、と書きました。

そう、投資ファンドは、もう骨の髄まで喰らい尽くそうとしているのです。

ギャンブルで身を崩すパターンは、最初に勝って甘い汁を吸い、その味が忘れられず、負けても負けても、一発逆転を狙って、身包み剥がされるまでやってしまう、というものです。

韓国は、今そこに向っています。

一時美味しい思いをしたので、どんなに損失を出しても、一発逆転を狙って行っている。

その結果、どんな高利でも借金をし、決して使ってはいけない資金でもつぎ込んでしまう・・・


あ~~~生き地獄!!!

・・・・

投資ファンドは、こんな風に稼いだお金で、高額報酬を得、大豪邸に住んでいるんですから・・・・まさに闇金融そのもののような気がします。


                        ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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