米国債について・・・

2008.10.04 23:16|社会情勢
今回も、経済ネタです。

ところで、こちらの記事で、米国のバブル経済を支えているのが米国への信用であり、その信用が崩れ去るとき、本当の世界金融崩壊が訪れるということを書きました。

まあ、補足して言えば、世界基軸通貨としてのドルが紙くずのようになってしまい、それと同時に、一時的にせよ、国際流通の大部分が止まるわけです。

たとえば、日本の円にしても、ドルに対して、円高、円安という基準の為替レートが最重要に扱われているように、対ドルレートは、各国の通貨の価値を計る最重要な基準なわけです。

その大元の基準があやふやになってしまったら、それを基準に決めていた通貨の価値もあやふやになり、商取引が出来なくなってしまいます。

では、これを前提に、米国の金融バブルについて、ちょっと考えて見たいと思います。

米国がバブルを拡大していくためには、借金をしていかなければなりません。

ここら辺の説明は、長くなるので、別の機会に譲るとして、話を先に進めさせてもらいます。

借金の形態は様々ですが、ドルの信用を保証する米国政府がする借金が米国債というやつです。

バブル経済が拡大していった2000年代、こんな感じで、米国債も拡大していきました。

こちらのgamenews.comにデータがありました。
米国債の比率

米国債の発行残高は、2.5倍にもなっています。

米国が、ドルへの信用の下で、如何に借金をしまくっていたか、分かります。

そして、その借金の引き受け先は、日本、中国、産油国などです。

要するに、米国にとっての貿易赤字国が並んでいるわけです。

ちなみに、イギリスは、債権の相互の持合の色合いが濃いので、これに当てはまらず、カリブ諸国は、タックスヘブンと呼ばれる税制優遇制度のある国々で、実際の資金の出所は、不明らしい。

まあ、それはさておき、米国は、商品を外国から購入するに際して、いかに借金で買っていたか、ということが分かると思います。

日本は、商品を米国に輸出して、それに相応する商品を米国から輸入していないわけで、その代わりに、商品を買う権利を貯め込んでいるということです。

現在の保有比率は、こんな感じみたいです。

米国債の比率

これを見ても分かるように、米国債の4分の1は日本が所有しています。もし米国が破綻すると、日本は大量の不良債権を抱えるわけで、だから、今必死でドルを支えようと頑張っているわけですね。

そうそう、この図を見ると、中国の保有率が激増していますね。

中国が日本を抜いて、外貨準備高のトップに立ったというのも、うなずけます。

まあ、逆に言うと、中国の輸出が如何に米国に依存しており、その景気の動向の影響が如何に大きいか分かると思います。

そうそう、日本の保有率は、中国とは対照的に、まだトップとはいえ、激減していますね。

これを見ると、中国の勢いと日本の衰退のように見えますが、実は必ずしもそうではありません。

日本は、部品・素材分野で強力なシェアがあり、韓国、中国に部品や素材を輸出し、韓中が最終製品に組み立て、北米に輸出している、というパススルー経済にあるからです。

日本は、直接米国に輸出する量を減らせることで、対米貿易赤字を削減、韓中、とくに韓国から利益を回収しているわけです。

というわけで、韓国に対しては、貿易黒字が激増しています。

その結果、米国債の保有率は減り、韓国の対外債務の多くを引き受けているわけです。

それから、よく聞く外貨準備高にしても、日本が中国に抜かれたと言っても、それ自体はあまり意味の或ることではありません。

外貨準備高とは、その国の政府や中央銀行が保有している外貨の量であって、その国の対外資産高とは異なるからです。

たとえば、日本はとてつもない貯蓄を国内に有しているわけで、この資産を外国に移せば、外貨準備高も変わるからです。

まあ、その国の対外信用度の基準のひとつくらいなのでしょう。

そうそう、噂の韓国は、1997年のアジア通貨危機のとき、外貨準備高の公表値を偽っていたらしいですね。グリーンスパンさんが回顧録で書いていますが、韓国が公表していた外貨準備金は、国内の銀行に流していて、全然少なかったそうです。

今回、韓国政府が外貨準備高がまだ十分にあると言っても、この前例があるので、あまり信用できないかもしれません。

さて、韓国はどうなるのでしょう???

・・・・

ちなみに、2004年の前半に、日本の米国債所有率が激増していますね。

これが伝説の日銀砲というやつです。

日本が投資ファンドに狙われたとき、その攻撃を撃退した大規模な為替介入がありました。

大本の記事は、読売新聞のこちらです。

この経緯については、こちらのサイトを見ると面白いです。

投資ファンドをも撃退するすさまじい為替介入が可能だったことが、日本の底力というところでしょうか。



                        ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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