田んぼの季節になると四万十川が濁る理由は・・

2008.03.26 22:53|四万十川のあれこれ
四万十川での日々徒然のサイトマップはこちらの記事になります。



さて、前回の続きです。

田んぼの季節になると、四万十川が濁る理由ですが・・・

もうすぐ代掻きが始まりますが、この時になると、明らかに水が茶色に濁ります。

代掻きとは、田植えをする前に、田んぼを起こし、地面を平らにする作業です。田んぼは水を張るので、平面でないと苗が均一に植えられなくなってしまうので、陸稲を作るなら別ですが、水田の場合、この作業はほぼ不可欠です。

そして、田んぼに水を張って、その土を掘り返すのですから、当然その水には、土が混ざります。

その水が四万十川に入り込み、結果的に濁るわけです。

でも、です。

田んぼは、20年前もあり、当然代掻きもされていたわけです。それどころか、過疎化、減反政策などによって、もう荒れてしまった田んぼがかなり増えたので、泥水が流れ込む量はむしろ減って来ていると考えた方が自然です。

ここで、今と20年前で何が違っているのかを改めて考えると・・・

田んぼの形態が違っているんですね。

ちょっと分かりづらいですね。

この20年で、田んぼは、かなり土地改良がされて、かつての小さな棚田が消え、大きな田んぼに区画整理されたわけです。

小さな田んぼが連なる棚田では、大きな農機械が入らず、どうしても作業効率が悪くなってしまいます。

そこで、小さな棚田を壊して、出来るだけ大きく、出来るだけ均一な長方形に造成して来たわけです。

けれど、この造成の結果、代掻きなどで出来た泥水が大量に四万十川に流れ込むようになったわけです。

谷間の小さな棚田が連なっていると、泥水が流れ込むことは流れ込むのですが、その量が少なくて済んだんですね。

山間の小さな沢水は、上流の田んぼに引き入れられ、その水がその下の段の田んぼに入れられ、そのまた下の段の田んぼに・・・という感じで、上から順々に同じ水が活用されるので、その分だけ川に戻される泥水の量も少なくて済んだわけです。

大きな田んぼになればなるほど、一度に大量の水を引き入れなければならなくなり、それをそのまま川に流せば、とても大量の泥水が流れ込むことになるのです。

20年前と今で違うのは、田んぼの風景だったりするわけで、それが四万十川の水質に大きな影響を与えているのです。

でも、米の価格を下げるには、省力化、大量生産が必要で、その為には、大規模農業化が必要だったわけで、今の安い価格のお米を食べている以上、私も含めて、この造成自体を責められる人は、そうはいないと思います。

こういう問題は、深く掘り下げれば下げるほど、本当に解決が難しいことが分かります。

                                       ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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四万十川写真館、今日の一枚。(画像をクリックすると、大きくなります。)

四万十川3.26

題名は、「滑床渓谷でキャニオニング1」です。

そして、今日の奥の家的イラストは、「う~~~~!」です。

192う~~~

大きい画像で見たい方は、こちらでどうぞ。
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毎日カヌーで遊んでいるやつに農業の何がわかる。

広見川は

 広見川がこの時期に濁っているのは確かに苗代かきのせいだけど、一概に棚田がなくなり区画整理が進んだせいとも言いがたいのでは・・・と思います。 
 なぜなら藤ノ川地区でも数年前に区画整理が完成し、昔ながらの棚田はほとんどなくなりました。でも藤ノ川川はそんな事では濁りません。だから四万十川にも影響はほとんどありません。
 目黒川も同じです。津野川は今区画整理中ですが、もっと上流にある津賀地区には大きな田んぼもあります。こちらもほぼ川の濁りには影響なしです。
 広見川と四万十川の合流ポイントよりも上流側、四万十町にも沢山の支流や田んぼがあるのに、四万十川が濁らないのには訳があるのでは?。
 四万十町にも棚田から区画整理に変更済みの田んぼは多くあるはずです。
 なぜ広見川が濁るかというと、作り手の考え方の問題が大きいのではと思います。
 嘘か本当かはわからないけれど、広見川の周辺では苗代かきの時に水を田んぼに引き込み、苗代かきをしながら川に濁った水を直接落としていると聞いています。
 この話が嘘だったとしても、苗代かきに十分な水を田んぼに引き込んだら、そこで田んぼに水を入れるのを止めれば泥水を流さなくていいはず。
 いつまでも水を田んぼに引き入れるからいらない水(泥水)を川に流す事に。
 田んぼの形態が変わろうと、作り手の配慮で出来ることは沢山あるはずです。
 泥水を流すなら直接川に・・・ではなく、ワンクッションおいて、一度地面に流すようにし、土壌の力を利用して浄化してから川に流れ込むようにしたりする事も出来ます。
 以前広見川周辺の方が、「汚い水を流してるんじゃない。栄養がいっぱいの水や」と言った話を聞きました。
 確かに田んぼにまいた肥料やら人間が考えた「栄養」はつまってる水かもしれないけど、それは川と川に住む生物にとっての栄養ではないと思います。もちろん土に染み込んだ農薬も流れているはず。  こんな考え方は1部の人間にせよ、毎年四万十川まで泥水を流す事をやっている様子を見ると、とても少数ではないようにも思えます。
 もし水路がなくて、上段の田んぼから水を引き込んでいるから、下段の田んぼが仕方なく川に泥水を流していると言うのなら、水路を作ればいい。コストの問題なら簡易のパイプを田んぼの横につければコスト面でも金額は高くても数万以内で済む話だし、資金援助を行政に求める事もできると思います。
 確か松野町には虹の森公園の上流側に、大きな看板で「川のろ過計画」のような事を書いていたし(虹の森公園が出来た時から)、資金援助は難しいまでも行政も多少の理解があるので相談になるのでは。と思います。
 
この意見に反感を持つ方もいるかもしれませんが、棚田がなくなったからだけのせいではないということを伝えたかったのが一番の理由です。
 
不確かな点等、不快の原因になられた方についてはお詫び申し上げます。
 

 

No title

なるほど、勉強になりました。結局消費者も責任ありますね。みんな安いものを追求するから、こんな結果になりました。やはりふたんは安いだけでいいという考えはいけないですね。安いから使い捨て、割り箸や紙コップ、プラスチックの容器などを購入するときよく考えて買ってほしいです。私もその一人。以前宇多田ヒカルの元ご主人紀里谷 和明のブログで、こんな話を見たことがありました。お金持ちだからこんな話がすると思いましたが、、、ブログっていろいろ勉強できていいですね。

失礼致します。

初めまして。「新・自分探しブログ」の管理人のシンと申します。私は現在「情報企業家」として生活しております。私は現在鬱病闘病中です。鬱になり、人の温かさ、人との繋がり、人から勉強させてもらうという事がいかに大事かわかりました。現在は色んな人との出会いを大事にしたいと考えております。ランキングにも協力させて頂きまね。私のブログへも暇な時に覗いてくれたら嬉しく思います。

http://japan11921024.blog66.fc2.com/

内容はネットビジネス、鬱病、禁パチ、ヤクザさんとの修羅場体験、恋愛商法体験、架空請求体験など、過去の話や日常を記事にしております。良かったら遊びに来て下さい。ランキングも応援して頂けたら嬉しく思います。後…大変恐縮なのですが相互リンクもお願い出来ませんでしょうか?どうか宜しくお願い致します。

突然のコメントで申し訳ありませんでした。それでは失礼致しますm(__)m
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1999年7月5日に四国に上陸しました。
巷では、ノストラダムスの大予言で恐怖の大王だの、終末がどうのこうの・・・と話題になっていた、あの月です。
そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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