林業は、100年先を見ながら営む。

2008.01.08 10:08|森の不思議、木の不思議
今日は、ちょっと山のこぼれ話でも・・・

高知県は、言わずと知れた森林県です。その面積の凡そ84%が森林な訳ですから・・・

そんな高知県ではもともと林業が盛んで、全国的にも有名な取組みをしているところが幾つもあります。そんな場所の1つが四万十町で、今後このブログでも、色々と話題になると思います。

まあ、前置きはこれくらいにして、他の業種と同様に、林業の技もとても奥が深く、木の話を聞いていると、とっても勉強になります。

例えば、昨日聞いた話では、檜の年輪と年輪の間は、2.5ミリが理想的なのだそうです。この2.5ミリですが、木を植えて放っておけば、自然とできるものではありません。

ご存知の通り、木は1年に1つずつ年輪を刻んでいくわけですが、毎年の気候の変化で、よく成長したり、逆に全然成長しなかったりします。

かの有名な屋久杉などは、とても年輪と年輪の間が詰まっています。

1.7屋久杉

これは、縄文杉の折れた枝の年輪ですが、とても詰まっていて、年輪を数えることが出来ないくらいですね。

屋久杉は、屋久杉という特別な種の杉なのではなく、ごくごく一般的な杉と品種的には変わりません。屋久島の森の特殊な気候条件と土壌が長寿の杉を育むのですが、その環境は苛酷であり、とても成長速度が遅いのです。

話を戻しますと、檜が成長する60年、100年の間には、当然異常気象の年などもあるわけで、何もしなければ、その年輪の間は、それに合わせて変化していきます。これで、当時の気象状況などが研究されているくらいですから・・・

では、どうやって2.5ミリを均等に維持するようにするのか?

聞いたところによると、枝打ち、間伐、下草刈り、これらの仕方によって、日照条件や土壌条件などを均一に調整して行くそうです。

すごいですね。1年や2年のスパンで考えていてはとても出来ない芸当です。一旦間伐に失敗してしまったら、数十年の苦労が水の泡になってしまうわけですから・・・

鳥取県の智頭町には、樹齢400年を超えるような人工林があるそうですが、こんな風に、400年間もスパンで木を育てて行く人の営みには、感歎するばかりです。

物によっては商品サイクルが数ヶ月もないようなものが溢れている現代の中で、林業では、100年、200年というサイクルで物事が動いているわけです。

私も含めて、都会で生活していると、どうしても天然林ばかりに目が行ってしまい、人工林は軽視されがちです。でも、何百年もの歳月の中で育まれてきた森は、自然の観点からも、文化的観点からも、とても重要だと思えます。

                                 ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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四万十川写真館、今日の一枚。(画像をクリックすると、大きくなります。)

四万十川1.7

題名は、「朝日を受ける四万十川」です。

そして、今日の奥の家的イラストは、「鳥が空を舞っていました。」です。

125小鳥の群れ

大きい画像で見たい方は、こちらでどうぞ。
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Comment

emiko3912さんへ

コメントありがとうございます。
すまない、なんて、こちらの方が恐縮の限りです。
以前、私は下のような記事を書きました。
http://4010river.blog108.fc2.com/blog-category-14.html
このブログでは、移住者だからこそ見えてくるものを、時には面白く、時には真剣に発信することをテーマとしていますので、また遊びに来てください。

organic wineさんへ

コメントありがとうございます。
卵の時は、本当に色々と骨を折っていただき、ありがとうございました。
あれから、我が農場の復旧作業も行われ、今も日々奮闘しています。そのうち、あの頃の出来事も取りあえげて行く予定ですので、また覗いてください。

No title

お正月のツアー旅行で四万十川の船旅を楽しんできました。
あなたのブログを拝見してお気軽な気持ちで見てきたことをすまなくおもう気持ちです。四万十川の題名に引かれて覗いてみましたがこうしたことから、関心を持っていくことも有るのかとお許し下さい。

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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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