オィデュプスの悲劇とは・・・・

2012.06.19 00:08|社会情勢
いよいよ原発が再稼動するようですね。

喉元過ぎれば・・・ということなのかもしれません。

先日、こんな記事を書きました。

原発問題に目覚めたらしい・・・

原発が安全かどうか?・・・私からすると、この問いの立て方そのものが間違っています。

科学というのは、安全ということは確立できません。

絶対安全・・・これを言った瞬間に、それは似非科学です。

ウィトゲンシュタインの「太陽は明日も昇るだろうというのは一つの仮説である。」という命題を先日取り上げましたが、これはそういうことです。

科学という価値観の根本は、合理性と実証性です。

実証する・・・これは、何処まで行っても蓋然性がそこに残るということです。

千回同じ結果が出ようと、1万回同じ結果が出ようと、1億回同じ結果が出ようと、次の1回で違う結果が出るかもしれない。

どんなに実験を繰り返しても、99.99999・・・・・・・%であって、100%に至るには、超えられない境界があるのです。

事故を予測することはできますが、それは何処までも仮説に過ぎない。

唐突ですが、ギリシャ悲劇の代表作に『オィデュプス王』というものがあります。

このソフォクレスの戯曲ですが、この主人公オィデュプスとはどんな人物なのか?

スフィンクスの謎を解いたことで、テーバイの王となった人物されています。

スフィンクスの謎とは?

朝には四つ足、昼には二本足、夜には三つ足で歩くものは何か

この問いの答えは、人間です。

これ、何を意味しているかというと・・・

オィデュプスは、人間というものを知った最高の知恵者として描かれているということです。

ちなみに、スフィンクスとは、旧世界の価値観・・・まあ、宗教ですね。

コペルニクスが火炙りの刑で処刑されたように・・・人間と応えられなかった者は殺された。

人間が答えであること・・・・これは、神の死とヒューマニズムの極地に至ったということです。

こうしてテーバイの王として君臨することになったオィデュプスですが、その先には悲劇が待ち構えている。

預言者テイレシアースは、こう予言する。

「おまえは自分の親が誰か知っているか。一人はあの世に、もう一人はこの世に住んでいる。おまえはその両親にどんな罪を犯しているかも知らないの だ。じきに、この父親と母親の二人の恐ろしい呪いの力で、おまえはこの国から追放されるだろう。しかも目明きのおまえは、その時にはめくらになっている。 おまえが順風に乗って乗り込んできたこの危険な港、この家における結婚が、いったいどんなものなのか、それにおまえが気づいた時、おまえの悲しみの叫び声 は、あのキタイロンの山にも、ヘリコンの山にも、こだますることだろう。おまえが知らない不幸はほかにもまだまだあるぞ。この不幸はおまえのみか、おまえ の子供の代にまで及ぶのだ。」

この件は、こちらで・・・

知の力で王となったオィデュプスは、まさにその知の力で不幸を起こしているということです。

最もよく見える眼を持っている筈がまさに何も見えていなかった・・・

だこらこそ、悲劇・・・なのです。

知の力(科学)とは何か?

これが問われているということでしょう。

最後に、ニーチェは、こう言っています。

「悲劇は喜劇へと転換する・・・」

・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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