あまりにも次元の低い水掛け論が・・・

2011.05.26 00:36|社会情勢
なんか、次元の低い水掛け論がされていますね。

菅首相、注水中断指示を否定=再臨界の危険性検討―衆院復興特委

時事通信 5月23日(月)9時52分配信
 東日本大震災関連の法案を審議する衆院復興特別委員会は23日午前、菅直人首相と関係閣僚が出席して復興基本法案の実質審議に入った。東京電力福島第1原発1号機への海水注入が3月12日に一時中断した経緯について、首相は「少なくとも私が止めたことは全くない。私や官房長官に報告が上がってなかった。やめろとか言うはずがない」と述べ、東電への中断指示を否定した。
 ただ、首相は「再臨界という課題もあったし、議論の中でも出ていた」と述べ、注水に当たり、再臨界を含む危険性の検討を経済産業省原子力安全・保安院や原子力安全委員会などに指示していたことを明らかにした。
 また、同委員会の班目春樹委員長が海水を注入すれば「再臨界の危険性がある」と発言したと一時発表されたことに関し、班目氏は「多分、首相から『再臨界は気にしなくていいのか』という発言があったので、『再臨界の可能性はゼロではない』と申し上げた。これは確かだ」と説明した。いずれも自民党の谷垣禎一総裁への答弁。


で、さらに・・・

学者は「ゼロではない」よく使う…班目委員長

福島原発
 東京電力福島第一原子力発電所1号機で、東日本大震災発生翌日に冷却用の海水注入が一時中断した問題で、内閣府原子力安全委員会の班目
まだらめ
春樹委員長(元東大教授)は25日、「再臨界の可能性はゼロではない」という自らの発言に関し、「学者は、可能性が全くない時以外は『ゼロではない』という表現はよく使う」と述べた。

 同日の委員会後の記者会見で答えた。一方、「ゼロではない」という発言を、その場で聞いた人たちが驚いたとされることについては、「周りが大変驚かれたという印象は全然もってない」と、再臨界を巡る解釈に温度差があったことを認めた。一連のやりとりを通じ、「コミュニケーションのまずさを自覚した」と反省した上で、「(もし驚いたのであれば)ぜひ私に質問してほしかった」と注文をつけた。

(2011年5月25日22時59分 読売新聞)


本当に、身の毛のよだつ話です。

日本の命運がかかっている危機的な状況で、指揮系統が全く機能していなかったのですから・・・・

菅総理が「「少なくとも私が止めたことは全くない。私や官房長官に報告が上がってなかった。やめろとか言うはずがない」と述べたのならば、全く状況が把握できていなかったということを自ら認めたことでしょう。

状況が把握できていなかったにもかかわらず、東電に乗り込んで、どなり散らして来たということですから・・・

リーダーの資質が無いと言われても仕方が無いでしょう。

で、専門家の方にしても、あまりにも不適格だったということでしょう。

学者ならば、確かに「ゼロではない」はよく使います。

それは、科学には、何処までも蓋然性が付きまとうからです。

絶対というよりも、可能性はゼロではないという方が、科学的には正しいです。

これについては、以前も取り上げました。

科学者としては、、「再臨界の可能性はゼロではない」という発言そのものは、全く以って妥当です。

しかし、原子力安全委員会の委員長としてはどうでしょう?

原発の事故が起り、その対応が緊急を要する事態は、当然ですが想定されていたのでしょうし、その時に、適切な対応をできる人材が委員長に足る資質と言えるでしょう。

緊急の事態の中では、迷っている時間は殆ど無い。

失敗する可能性はあるかもしれないが、それでも決断しなければならない・・・

つまり、白黒しかなく、灰色など選択できないのです。

その時に、可能性はゼロではない・・・こんな灰色の答えを進言することは、その資格が無いと言われても仕方が無いでしょう。

もしどうしても「再臨界の可能性はゼロではない」と答えたいのならば、その後にこう続けなければならないでしょう。

再臨界の可能性はゼロではない、しかし、注水を止めるべきではない。より深刻な事態を引き起こすと考えられる、と。

ど素人の政府首脳部に対して、専門家として進言するならば、迷いを断ち切り、決断を促す進言をしなければならない地位なのでしょう。

将棋に喩えてみましょう。

羽生名人は、最後の決断をする時の直感が大切と言います。

考慮時間も無く、指さなければ負けが決定してしまう状況下で、勝ち筋は見えていないけれども、自分の直感に従った手を打つ。

この直感は、経験と修練によって磨かれるものです。

経験と修練によって磨かれた直感が重要ということです。

菅総理は、自分のこれまでの政治経験に基づいて、専門家の進言や資質なども考慮して・・・これは、原発事故の問題だけでなく、過去に危急を要する場面に遭遇した時に受けて来た進言のパターンなどを考慮して、すなわち、その進言の真偽を見極めて、ということですが・・・自分の直感を信じて判断しなければならなかった。

それだけの能力が必要な地位でしょう、総理大臣というのは・・・・

進言する専門家の方は、白黒の最終決断する責任者が判断し易いように、灰色の選択肢を付け足さず、シンプルにすることが不可欠であった。

どっちもどっちということです。

・・・・・

で、どちらも自分には責任は無いと言い合っているのですからね。

本当に、身の毛がよだちます。

・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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