原発がなくなると江戸時代へ・・・かな?

2011.04.29 08:06|社会情勢
ところで、与謝野馨さんがこんなことをおっしゃったようで・・・

与謝野経財相、電力「原子力に頼る状況から抜け出すことはできない」 2011/4/12 9:59

 与謝野馨経済財政相は12日の閣議後記者会見で、東京電力福島第1原子力発電所の事故を受けた
エネルギー政策のあり方に「日本人の生活レベルをどんどん落としてよいならば、
江戸時代に戻ることもできる。原子力は引き続き重要なエネルギー源であり、
日本が電力生産を原子力に頼る状況から抜け出すことはできない」と語り、
原子力エネルギーの必要性を改めて強調した。


なるほど、江戸時代ね。

また、極論を・・・という声が多数あがっているようです。

与謝野馨さんが相当の切れ者で、戦略眼を有している筈なのですが、原発なしで江戸時代の生活スタイルに戻ると・・・

滑稽かな?

必ずしもそうではないような気がします。

寧ろ、原子力発電所の国際戦略的にカードと捉えた時の発言ではないかと思われます。

原発問題シリーズで、トランプゲームの7並べに喩えたことがありました。

原発の経済的トレードオフを考えると・・・その7

原発が無くなっても、エネルギーは、火力や水力などの既存の発電システムもあるし、太陽光や風力などの新エネルギーも来るだろうし、今の生活レベルを保てる・・・・という訳にはいかないのです。

太陽光や風力が石油の対抗馬となり得ないことは書きました。

石油の対抗馬として機能していたのが原子力だったのであり、もしこれがなくなると、石油の対抗馬となりえるエネルギーが無くなります。

繰り返し書きますが、原子力そのものもブラフのための捨てカードですがね、実は。

現代は、何処まで行っても、石油文明なのです。

石油というエネルギーを動力として活用することができるようになり、経済活動が飛躍的に膨張したのです。

もし原発という選択肢がなくなったらどうなるのか?

石油依存から将来抜け出せる見込みが全くないとなったらどうなるのか?

間違いなく、石油の価格は暴騰するでしょう。

というか、産油国の言いなりになります。

産油国の立場に立ってみれば、すぐに分かります。

自分たちは、有限だけど皆が欲しがっている原油を持っている。

この優位な状況を最大限活かすにはどうすればいいだろう?

そう、できるだけ高値になるまで売るのを待とう!!

売り惜しみが生じるのです。

株や土地でもよく見られる心理ですが、将来絶対に高値で売れることが分かっていれば、将来に備えて売り惜しむものです。

もっとも、あまり高値になると、買い手がいなくなってしまいますし、また、別の化石燃料の採掘コストの方が安くなり、対抗馬が現れるようになります。

オイルシェールなど・・・

しかし、このぎりぎりのラインまでは確実に上がります。

安価なエネルギーが無くなるのです。

原発というカードが無くなった瞬間、この7並べは、勝ちの目が全くなくなってしまうのです。

7を挟んだ6と8を持っている者が勝つしかなくなるのです。

もし勝負そのものから降りたら・・・・石油依存以前の生活に戻るしかない。

江戸時代かな?

日本の電力需要の3割を減らせば、原発を無くせるという問題では必ずしも無い。

原発の問題は、結局のところ、石油の問題なのです。

ドラマ『不毛地帯』で「石油の一滴は血の一滴・・・」という台詞が何度も言われていましたが、石油の供給制限が日本を戦争に駆り立てた要因の一つでしょう。

石油の安定需給は、国際秩序を保つ前提となっています。

石油価格はこれくらいで、埋蔵量はこれくらいで、使用量はこれくらいで・・・・こういう数字だけを挙げて原発不要論を掲げても、あまり意味が無い。

市場を支配するのは需要と供給のバランスであり、市場を支配するのは、法を守らせる秩序です。

独占市場になれば市場は機能不全となり、法の秩序が壊れます。

どうです?

滑稽ですか?

ちなみに、石油依存はいずれ破綻するも確実なので、原発を捨て去るのが今になるのは、かなり先進的だと思うのですがね。

・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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