お金は本当に使っても消えないのか?

2010.08.31 02:05|社会情勢
さて、前回の続きというか、補足というか・・・・まあ、続きです。

まずは、こちらの記事を・・・

デフレ環境下でインフレ対策を叫ぶ

リフレ派の急先鋒のような人ですが、ここで、一見すると、マトモですが、前提がおかしな原則を掲げています。

◆原則3:お金は使っても、消えない

 我々個人レベルでは、買い物などをした際に「お金が消えてしまった」感覚を覚えるかもしれない。しかし、現実には、お金は消えたわけでも何でもない。商店で買い物をした場合、単に自分の財布から商店のレジへと、お金が「移った」だけの話である。
 バランスシートで言えば、「我々個人の資産」に計上されていたお金が、「商店の資産」へ移るだけというわけだ。消費だろうが、投資だろうが、お金は使っても消えない。どうしてもお金を消し去りたい場合は、それこそ河原で札束を燃やすくらいしか方法がない。


まあ、当たり前のことですね。

お金は、通貨とも言われるように、経済活動の潤滑油であり、循環することで機能し、環となることで減ることは無い。

ただ、誰かから誰かへと巡るだけ・・・と。

さて、これの何がおかしいのか?

以前、こういう記事を書きました。

「お金は信用を数値化したもの」・・・ですね。

そして、これ・・

信用創造には、節度が重要です。

お金を紙幣として具象化した場合、紙幣という目に見えるものが巡っているので、一見すると、価値が安定しているように錯覚してしまいます。

しかし、これが「信用」となるとどうでしょう?

信用という目に見えないものが巡っているとなると、使っても消えない・・・そう思えますか?

お金は、貸し借りを繰り返すことで、膨張して行きます。

その逆に、収縮も起こすわけです。

ちなみに、この信用創造の膨張は、嘗ては制約されていました。

例えば、金本位制が採用されていた時は、金の量に紙幣の量がリンクすることになりますので、通貨供給量に歯止めがかかります。

まあ、だからこそ、金本位制から今の管理通貨制度へと移行したわけですが・・・

簡単に言うと、経済の潤滑油たるマネーの量は、経済活動の規模によって、適正量が増減します。

少なすぎれば、摩擦熱で膨張し、焼付けを起こして、急制動がかかり・・・

多すぎれば、空回りして、これまた運動が止まってしまいます。

エンジンの大きさによって、潤滑油の量が違うように、経済規模によって、必要な量というのは違うのです。

金本位制だと、経済が拡大して、潤滑油がより多く必要となった時、金の量に制約され、足りなくなる可能性が出て来る。

金という天然資源の量は、自由にコントロールできませんからね。

で、拡大する世界経済の中で、世界大恐慌が起こり・・・金本位制は破棄されたわけです。

ちなみに、日本の江戸時代、徳川吉宗が行った元文の貨幣改鋳というのが、これに当ります。

こちらを参考にどうぞ。

第27話 米将軍吉宗と元文の改鋳

この事例ですが、リフレ派の人たちの主張を後押ししそうですが、そうではありません。

この改鋳で行ったことは、要するに、米の増産などによる経済の拡大に対して、マネーの流通量が少なかったため、焼付けを起こしていた状態に対して、改鋳して供給量を増やしたことで、適正規模にした・・・こういうことです。

今とは、全く状況が違います。

ところで、日銀が追加の金融対策で、資金供給を30兆円規模まで拡大することにしたそうです。

日銀、資金供給30兆円に拡充 円高・株安で追加緩和策 」

よかった、よかった・・となるかというと、そうはならない。

今や、世界各国が財政出動で資金供給をどんどん拡充し、マネーで溢れ、バブルが起こっているわけです。

実体経済に対して、潤滑油となるマネーの量が多く、それで空回りが始まっているのです。

ここに、さらにマネーを供給するのですから・・・

おっと、脱線脱線・・・

お金は使っても消えないかと言うと、そうではない。

絶えず、膨張と収縮を繰り返しているわけです。

そもそも、お金というのは、人間が発明したわけですから、言ってしまえば、無から創造されたということで、信用創造され続けて、増えるばかりで消えないということ、こちらの方がおかしいのです。

今の紙幣というのは、管理通貨制度によって成り立っていますので、言わば、政府の信用を担保にして、通貨を管理しているのです。

金という天然資源の制約も無く、政府の信用という曖昧なものが担保なので、その膨張と収縮のふり幅の割合も格段に大きくなります。

・・・・

政府の信用・・・これは消えないのか?

続きは次回に・・・

・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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