経済は、複雑怪奇なのです。

2010.08.30 02:50|社会情勢
ところで、激しく同意する記事がありましたので、ご紹介を・・・

ニセ経済学の見分け方

先日ですが、私もこんな記事を書きました。

信用創造には、節度が重要です。

で、この記事の続きを書いてないまま過ぎている(これは、いつものことですが)のですが、池田さんが挙げているニセ経済学を見抜く方法・・

* 複雑な現象を一つの原因で簡単に説明する
* 「**さえやればすべて直る」と万能の治療法を宣伝する
* 一見もっともらしい科学用語を使い、学界の権威を利用する


これは、まさにその通りです。

経済学だけでなく、人を恣意的に煽動しようとする者は、こういう手法を駆使しています。

心理学なんかで論ずるまでもなく、人を信じ込ませる方法として、これは王道ですね。

複雑なものは、複雑な説明しかできないのです。

ちょっと脱線しますが、これでよく言われたのが哲学を追究している時でした。

哲学の議論をすると、よく言われます。

もっと分かりやすい言葉で説明して!!と。

で、哲学関連の書籍で売れているものを見ると、「サルでも分かる・・・」と言った類いの誰でもすぐに分かるような・・・解説本だったりするのです。

読んでみると、確かに一般受けしそうな内容なのですが、全く的外れであることが殆どです。

複雑なものを単純にしてしまうと、本当に空虚になってしまいます。

んっ?ちょっと誤解されそうですね。

少し喩えてみましょうか?

囲碁というゲームがあります。

二人の対戦者が、縦横19本ずつの19路盤の上で、黒と白の碁石を交互に置き、陣地争いをする訳ですが、やっていることは極めて単純です。

碁盤上に、石を置いて行けばよいのですから・・・

しかし、このゲームの勝敗を決する過程は、複雑怪奇です。

今のところ、スーパーコンピューターを以ってしても、プロの囲碁棋士には勝てないそうですからね。

これを経済学に置き換えると、こうです。

経済というのは、単純です。

すべての経済行為は、物々交換に還元することができる。

囲碁が黒白の碁石を交互に打つことで成り立っているように、枠組みは単純なのです。

しかし、このゲームに勝つとなると、話は別です。

経済活動の範囲が広がり、取り扱う量も品目も肥大すれば、そのやり取りは複雑怪奇なものとなって行きます。

一度は成功しても、次は失敗する・・・お互いが切磋琢磨していくので、その戦術と戦略は、どんどん複雑なものへとなって行くのです。

この複雑な過程を単純に説明せよ、というのはナンセンスです。

というか、解説された段階で、さらにその深化した過程に入ってしまうということでしょうか?

囲碁のルールを解説するのは、単純で誰でも理解できるかもしれません。

しかし、囲碁の勝負に勝つようになるには、それなりの修練が必要なのです。

ハイレベルなものになればなるほど、そこは、それ相応の修練を積んだものしか至ることが出来ない境地なのです。

そんな境地について、何の修練もしていない人に解説して欲しいと言われても、それは無理です。

「複雑な現象を一つの原因で簡単に説明する」・・・こういうことを謳っている時点で、極めて怪しいということです。

そして、誰もが勝てる囲碁の必勝法などあり得ないように、殆どの場合、「**さえやればすべて直る」というような必勝法などないのです。

ライヤーゲームのように、騙し合いがレベルがどんどん上がって行くのです。

経済は、相手があって成立する行為です。

相手が自分の上手を行けば、当然ですが、敗北します。

この言い方は、ちょっと違いますね。

囲碁に喩えると分かりやすいですが、より多くの陣地を獲得した者が勝利したことになるのですが、敗者にしても、どんなに弱くても、全く陣地が無くなるということは殆どないのです。

つまり、経済行為には、完全な白黒が付くような勝敗は無く、どちらが一方の方が多くの利益を得る・・・それぐらいのことなのです。

経済というのは、一人で成り立つものではありません。

相手があって、何かを取引することで、そこに経済が生まれます。

何かを取引する・・・この行為がルールを生み、より多く儲けようという欲は、そのルールをどんどん複雑怪奇にしていきます。

ニセ経済学を見分けるのは簡単である。「**さえやれば日本経済は一発で回復する」とかいうわかりやすい話は疑ったほうがいい。そんなうまい話があれば、政府も日銀もとっくにやっているはずだ。ニセ経済学は現象を単純に割り切って説明するが、本当の経済学は複雑でわかりにくい説明しかできない。それは現実が複雑だからである。

池田さんの言う通り、「**さえやれば日本経済は一発で回復する」ということを軽々しく言っている人ほど、何も分かっていないということです。

国債を乱発して公共事業をやり続ければよい・・

日銀が紙幣を刷りまくればいいい・・・

そんなに簡単ならば、誰もがやっています。

世の中は、複雑怪奇なのです。

・・・・・・・・今日の徒然でした。


奥の家の嫁日記



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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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