外部委託をするリスク・・・

2010.08.02 09:50|社会情勢
さて、前々回の続きです。

アップルの強みについて書いてみましたが、今度は、このビジネスモデルの弱みについて考えて見たいと思います。

アップルの場合、設計は発注元のアップルが行い生産を外部に委託するタイプのEMSな訳ですが、これは、製造現場からの発想のフィードバックを得られない。

どうしても、出来上がった製品の品質と価格のみに目が行ってしまい、その先に何があるかはブラックボックスになってしまうのです。

これの何が問題なのか?

製品の品質上の問題が起こりやすくなるということです。

設計というのは、それだけでは机上の空論に過ぎません。

実際にそれを製造してみて、そして、それを実際に使用して初めて、品質上の問題が分かることが多いのであって、それを外部に依存していると、そのノウハウが積み重ねられない。

これは、我が家のような養鶏でも同じことです。

我が家の場合、鶏の世話は、すべて私が一元的に管理しています。

鶏の世話自体は、ルーティーンワークで、毎日毎日ほぼ同じような作業の繰り返しで、しかも、その作業もかなり単純です。

ということで、これを別の誰かに任せてよいかというと、これが違う。

毎日世話をしていることで、鶏の体調の変化などを察知することが出来ますし、色々なことを試すことも出来ます。

別の誰かに任せたりすると、これがどうしてもおざなりになってしまう。

すると、或る時、パッタリと鶏が卵を産まなくなってしまったりするのです。

この段階で原因を特定するのは結構難しく、気づいた時はもう手遅れということが多々あるのです。

ですので、我が家の場合は、私が管理できる範囲内でしか鶏を飼いません。

規模を拡大し、外部に委託するということは、これと同じで、様々なトラブルを引き起こすリスクが向上するということなのです。

製造原価は下げられるかもしれませんが、それだけ突発的なトラブルのリスクがあがることになるのです。

アップルも、こういうトラブルが起こり始めましたね。

まあ、トヨタも急激な生産拡大と世界展開で、リコールの山が出ていますがね。

もっとも、こういうリスクを軽減する意味で、先端技術に手を出さないという意味合いもあるのでしょうが・・・

そう、或る程度実績のある技術のみを使用することで、このリスクを軽減することが出来ます。

しかし、これを裏返せば、技術的な強みをもてないということになります。

或る程度実績のある技術に新たなプラットフォームを与える・・・こういう分野を常に開拓していかなければならず、もしこれが途切れたら、その段階で・・・・ということです。

アップルのカリスマCEOのスティーブ・ジョブズの存在感がこれほど強いのも、まさにこれを継続できるかどうかを大きく左右する存在なのだからでしょう。

それに、こういうことも起こります。

中国受託製造業者の従業員自殺問題

そうそう、業務のアウトソーシングを進めている業種と言えば、行政もそうですね。

行政の効率化と経費の削減の名目で、業務のアウトソーシングが進んでいますが、現場にノウハウが蓄積されないということもまた、確実に進んでいるようです。

・・・・・・・・今日の徒然でした。


奥の家の嫁日記



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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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