ブロードバンドは経済問題・・・だから光の道なのです。

2010.05.20 16:22|PC関連
光ケーブル網を日本全国100%に敷設する「光の道」構想について、このブログでも取り上げてきました。

池田信夫さんが時代遅れの無駄なインフラ投資と切り捨てています。

ブロードバンドは経済問題である - 池田信夫

こちらの記事のコメント欄でも、ご当人からこんな発言がされています。

まだ「経済問題」の意味を理解していない人が多いようですが、光のほうが無線より速いかどうかなんて問題じゃない。ユーザーが何を選ぶかが問題で、すべてはそれに従属するのです。
いくらGbpsのインフラがあっても、それに金を出すユーザーがいなければ役に立たない。それを無視して全世帯に特定のインフラを全国民に強要するのは、政府が国民より絶対に正しいという社会主義の思想です。その見通しが間違っていたらどうするのかというcontingency planもない。


ユーザーが何を選ぶが問題・・・これはその通りです。

ユーザーが何を選ぶかということは、ユーザーが何を求めているかということですが、池田さんの見解では、光の道などよりも、無線の充実の方が求められている・・・こういうことのようです。

果たしてそうでしょうか?

松本徹三さんのコメントが的を射ていると思います。

7. 松本徹三 2010年05月18日 18:45
「光でサポートしなければならないほどの高速通信の需要はない。需要のない人に押し付けるのはよくない」という意見が相変わらず多いようなので、もう一度繰り返します。

1)需要と言うものは必ずしも見えているものではありません。今見えている需要だけに対応しているようでは、競争環境にある企業なら必ず脱落します。最初に電力線を各家庭に引き込んだときに、これで将来洗濯機や冷蔵庫が動くと誰が想像したでしょうか? もしその時に電灯ぐらいなら行灯とあまり変わらないから電気などを引く必要はないと言っていたら、すべたが遅れていたでしょう。必要なのは将来を予測する洞察力です。

2)すぐに「押し付ける」と言う言葉を使う人がいますが、「必要なときにエクストラの金を払えばよい」と言うことなら、押し付けたことにはなりません。関心のない人にとっては、メタルを光に変えることは、水道局が来て「水道管を新しいものに変えておきましたからね」と言われるのに等しいことです。なんら失うものはないのですから、抵抗もないでしょう。


そう、池田さんの主張は、まさに学者の視点であって、起業家や経営者のものではない。

今の需要を傾向を見て、この先もその通りに推移するなど、過去のデータを見て、未来を予測しているに過ぎない。

光ケーブルが日本全国100%を覆うユニバーサルサービスになることで、どんな新しいサービスの可能性が開けるのか、この視点が無い。

そもそも、「光の道」構想というのは、未だ整備されていない日本国土の50%に住む10%の住民にまで光ケーブル網を敷設する意味があるのかどうか、という田舎のインフラの問題です。

田舎は、高齢化率が高くPCを使うことの無い比率が多いので、敷設してもあまり使われない・・・こういう論拠ですが、これこそ表層的な需要予測です。

電子カルテ、電子教科書などの例が孫さんから挙げられていましたが、例えば、田舎特有のサービスと言えば、こんなことができるでしょう。

高速通信のユニバーサルサービスと直感的に操作できる端末があれば、まず行政サービスにスタイルを変えることが出来ます。

窓口業務、例えば、住民票の交付などは、高速通信ならば、双方向のテレビ電話方式での対応ができるようになるでしょう。

本人確認など、窓口でも顔と免許証などの確認で済ませているのです。

高齢者は、家に居ながら、電話をかけるように窓口に問い合わせて、キーボード操作ではなく、映像と音声でやり取りをし、キャッシュカードのように、カードリーダーで本人認証を済ませる・・・

他にも、介護・医療の分野でも、大きな力を発揮するでしょう。

今までの回線速度では不鮮明で細切れな映像で、お世辞にも使える代物ではありませんでしたが、ハイビジョン並みの双方向サービスが実現すれば、在宅サービスの可能性は格段に広がります。

そして、ここも重要ですが、地方は市町村合併で公務員の数は削減され、否応無く従来のサービスを維持できなくなっているのです。

この流れは、止められない。

何処から財源が出てくるのでしょう?

とすると、田舎ほど、行政サービスの効率化、すなわち、電子化が不可欠なのです。

今、田舎は日に日にコミュニティが維持できなくなりつつあるのです。

そこに、光ケーブルによる高速通信による在宅でのサービスの充実を図る以上の対策があるのでしょうか?

池田さん、田舎の潜在需要を見ていますか?・・・そう問いたいです。

松本さんのコメントが的確です。

松本徹三 2010年05月18日 12:03
これまでにも何度か申し上げたことですが、もう一度問題点を整理させてください。「光の道」をソフトバンクが熱烈に支持しているのは下記の理由によります。

1.「光の道}は国の通信網の理想的なグランドデザインの重要なファクターとなる。
‐ 国のグランドデザインがしっかりしていないと、その上でビジネスを行う個々の事業者も社業を発展させられない。
‐ 個々の事業者は、常に国のグランドデザインと整合性の取れたネットワーク構築を心がけないと、無駄な投資をすることになる故、これに関心を持つのは当然。

2.「国家レベルでの生産性の向上」「教育の高度化」「地域住民の福祉向上」等、国家目標と合致したプロジェクト故、抵抗勢力の反対を押し切って実現する可能性が高い。実現すれば、個々の事業者もメリットが取れる。

3.NTTに任せておいては、「『完全な公正競争の実現』と引き換えに『メタル回線の全廃』を実現して、オール光化で収益性が確保できる(税負担ナシ)構造をつくる」といったドラスティックなアイデアもでこないし、従って「公正競争の実現」も何時までたっても実現しそうにないが、政治主導なら実現の可能性が高まる。


NTTは、光ケーブルをユニバーサルサービスにまで拡大するチャンスがあったにもかかわらず、潜在需要を掘り起こす起業家精神にかける大企業病にかかっているとしか思えない。

これだけのチャンスがあって、何故思い切った投資ができないのだろうか?

守りに入って、フロンティアスピリットに欠け過ぎてませんか?

クラウドコンピューティングの旗手であるグーグルは、こんな動きにも出ています。

グーグル、ノルウェー企業を買収 ネット電話強化

 【シリコンバレー=奥平和行】インターネット検索世界最大手の米グーグルは17日、ノルウェーのネット関連企業、グローバルIPソリューションズを6820万ドル(約63億円)で買収すると発表した。グローバル社はネット電話やビデオ会議システムに関連した技術開発を手掛けており、グーグルは自社の既存サービスと組み合わせて利用者の利便性向上を目指す。
 グローバル社はオスロ証券取引所に上場しており、同社株式を1株当たり13クローネで買い取る。買い取り価格は14日終値より28%高い水準。6月上旬までの買収完了を見込む。ネットを通じたコミュニケーションは従来、文字や静止画を介したものが大半だったが、音声や動画のやりとりが増えている。グーグルはグローバル社の技術を取り込みサービスを拡充する。


やっぱり、フロンティアスピリッツの国ですね。



・・・・・・・・今日の徒然でした。


奥の家の嫁日記



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1999年7月5日に四国に上陸しました。
巷では、ノストラダムスの大予言で恐怖の大王だの、終末がどうのこうの・・・と話題になっていた、あの月です。
そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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