デフレという罠

2009.12.15 09:39|社会情勢
デフレ、デフレと言われて久しいです。

国債依存症推進派の人は、デフレの時代だから、もっと国債を刷っても、たとえ紙幣をどんどん増刷しても、インフレにはならないと主張したりもしています。

恐らく、こんなに都合よく物事は進みません。

借金しても、借用証を乱発しても、デフレが中和するなんて、本当にご都合主義です。

デフレとインフレ、これにスタグフレーションもですが、これらを理解するうえで重要なのは、将来も含めた需給のバランスです。

実はとても単純なことで、物の価値を決めているのは人であって、欲しい人が沢山いれば物の価格は上がるし、欲しい人が減れば物の価格は下がります。

ただ、問題を難しくするのは、この“将来も含めた”という所です。

将来の需要の予測・・・・これは、難しいです。

これが確実に分かれば、間違いなく大金持ちになれます。

まあ、競馬の結果が事前に分かった上で、お金を賭けるようなものですからね。

今、私が嵌っているドラマである「不毛地帯」で、中東戦争の中での資源の需要予測で、運命が大きく左右される場面があります。

将来の需要予測を全員が知っていれば、このようなことは起こらないのですが、そうはならないのが現実なのです。

情報収集と情報分析力に長けている者が勝つというのが世でよく言われることですが、実を言うと、これよりももっと重要なことがあります。

人間心理です。

欲望、嫉妬、権威欲・・・誠実さ、正義感などなど、個人心理から集団心理まで、民族性や歴史性など・・・これを構成する要素は、多岐に渡っていて、とてもすべてを読み通せるものではない。

しかし、全く読み取ることができないものではないので、これをどれくらい深くまで見極めるか、これが最も重要なのです。

と言うことが分かるのが、もうひとつ嵌っているドラマである「ライヤーゲーム」です。

まあ、このドラマについては、またの機会に譲るとして、本題に戻ります。

今の日本がデフレと呼ばれるのは、過剰生産されている分野が多いからです。

供給不足になっているものは、この時代でも、ちゃんと価格が上がっています。

希少価値のあって需要が増大しているもの、需要が堅調だが供給が先細りするもの・・・こういう供給不足が将来にわたって確実なものほど、価格は上昇するのです。

デフレ、デフレと騒いでいますが、不作になった作物はどうでしょう?

高騰する砂糖、紅茶、ココア

今、家電や自動車は明らかな供給過剰で下落していて、それが日本経済の牽引役だったので、日本がデフレスパイラルにあるというのは間違いありません。

でも、もし供給不足が起これば、あっという間にインフレに転ずるのです。

例えば、もう15年以上前になるでしょうか、とてつもない米の不作の年があって、と言っても、例年の需要の1割ぐらいが足りない程度だったのですが、それでも米の価格は高騰しました。

そう、少し足りないだけでも、買占めが起こったりするので、価格は数倍に跳ね上がったりするのです。

前置きが長くなりました。

もし紙幣を増刷して、お金の価値が薄まるような事態になると、どうなるでしょう。

現金で持っていると、そのまま価値が薄まってしまうので、当然何か価値の保全できるものへと置き換えようといううねりが起こります。

それは、結局のところ、将来にわたって供給不足になりそうなものへと集約するようになり、特定品目、しかも、生きて行く上で絶対に必要なもの、希少価値のあるものの価格が上昇するのです。

希少価値のあるものとは、金やダイヤモンドなどでしょう。

もっとも、ここら辺は、生きて行く上で絶対に必要なものではないので、ゴミにもなり得ます。

灼熱の砂漠で金塊を彷徨う者がいれば、1杯の水と迷うことなく交換することでしょう。

そう、生きて行く上で必要なもの・・・生活必需品の中で、供給不足に陥るものがあれば、とてつもない高騰をする可能性が高いのです。

今、第一次産業は、おおむね供給過多の状態にあります。

でも、将来もずっとそうなのか?

これだけ環境破壊をしていても、そう言えるのか?

おっと、脱線、脱線・・・

日本政府が紙幣を刷りまくれば、量的緩和策を実施した時に円キャリートレードで海外に資金が流出したように、将来の値上がりが見込まれる運用先を求めて、グローバル社会の中で、資金が駆け巡ります。

海外に不動産バブルを引き起こし、今の金融危機の遠因になったように・・

それは、最終的に、資源に行き着き、とてつもないインフレを引き起こします。

資源価格の高騰がインフレ圧力になるのだけど、過剰生産体制が淘汰される方が遅いので、猛烈な利益率の低下を招き、一気に消費力が減退します。

つまり、持てる者と持たざる者の差、貧富の差が広がるのです。

長くなったので、続きはまた

                      ・・・・・・・・今日の徒然でした。


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ドバイ発金融危機は、とりあえず回避される・・・

2009.12.15 08:46|社会情勢
このブログでも、ドバイショックについて、取り上げてきました。

ドバイ・ショックが駆け巡る・・・

ここら辺でも指摘しておりましたが、ドバイ発の金融危機が起こるかどうか、この鍵は、アブダビ政府が支援するかどうか、これにかかっていたいました。

石油資源のほとんどないドバイに対して、アブダビには、豊富な石油資源とオイルマネーが溢れているので、ドバイの負債に対して資金支援をすることは、造作もないことでした。

が、そこは、感情的な所でどう左右するか、という側面もありましたので、どちらに転んでもおかしくなかったのかもしれませんが、結局のところ、落ち着くところに落ち着いたようです。

アブダビ政府、ドバイに100億ドル支援 債務不履行を回避

【ドバイ=松尾博文】アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国政府は14日、UAEアブダビ首長国と連邦中央銀行から100億ドルの資金支援を受けると発表した。ドバイ政府系企業の資金繰り支援のために設立した基金の資金として使う。ドバイ政府はこの一部を同日償還期限を迎えた政府系不動産開発会社ナキールのイスラム債(スクーク)の償還費用にあて、債務不履行は回避されることが確実になった。 (14:24)


もしドバイの債務不履行が現実化すると、アブダビもただでは全く済まないので仕方なくなのか、ドバイを助けることの優越感を満たすためなのか、そこら辺の内実はぜんぜんわかりませんが、とにもかくにも、英国がとりあえず延命できたのは間違いなさそうです。

あとは、今後さらに加速するであろうドバイの不良債権化をアブダビがどこまで支える気があるのか・・・支えている間に、他の国が先にデフォルトすることで、「ドバイ発」というお題目が付けられることぐらいは回避できるかもしれません。

その為だけに払うには、高い代償だとは思いますが、まあ、元々がオイルマネーですからね。

しかし、日本のニュースを見ていると、この問題の深刻さが分かっていなかったようで、その扱いがあまり大きくなかったようです。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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