技術革新と雇用創出というアンチノミー

2009.11.13 02:33|社会情勢
さて、これまでデフレスパイラルについて考えてきました。

現代社会の技術革新の方向性が"省力化”・・・効率化、合理化、オートメーション化と言ってもよいでしょうが、人手を減らすことが本質なのです。

技術革新が始まった当初は、キツイ労働から人々を解放してくれるという側面の方が大きかったわけですが、一度動いた歯車は、まさに歯止めがかかることなく、どんどん進み、しかも、坂道を転げ落ちるようにどんどん加速しながら進み、もう制御不能な状況に至っているという感じです。

ここに至って、労働からの解放という効能がプラスではなく、マイナスに・・・・そう、雇用の喪失という作用の方が大きくなって来たのです。

これまでに書いてきましたが、技術革新の進行特性として、個々人の労働時間の短縮によるワークシェアリングが進むよりも、勝ち組と負け組という感じで、むしろ雇用が偏っていきます。

一時的に需要に対して供給が足りない状況が起きても、しばらくするとすぐに供給過多の状態へとステージを移してしまうからです。

もう一回おさらいしてますと・・・・

技術革新によって新たな需要が生じると、市場が飽和するまで、供給不足状態になり、他所様よりも一刻でも早く買うことが優先され、価格が高くても競って買われるようになります。

これは同時に、労働者の給料も上げることになります。

経営者の方も、一刻も早く生産体制を増強して、需要に応えて儲けようとする・・・・給料を安くすることを優先するよりも、他所よりも高くしてでも、一刻も早く人手を確保したいと思うからです。

結果・・・・インフレスパイラルが起こります。

もっとも、こうした新分野ではない飽和市場となってしまった既存の業種では、デフレスパイラルが起こるのです。

価格競争の下にあるので、売上は落ちて行く・・・でも、価格を下げざるを得ない・・とすると、もはや経費を削減するしかない・・・・そう、人件費を削減するしかないのです。

過剰生産状態を解消するために生産体制の縮小・・・いわゆるリストラが求められ、人件費が削られるのです。

そして、ここでは、ワークシェアリングよりも、むしろ雇用口の減少という方向に進みがちになります。

ワークシェアリングは、一旦上がった所得水準を落とすことを意味しますが、これでは生活の維持が難しくなるからです。

たしかに、デフレスパイラルになった時、生産者は激しい競争の下にあるので、物価も落ちますが、何とか価格を維持しようとする反発力もあります。

その結果、物価が落ちるスピードよりも、所得が落ちるスピードの速く・・・そう、所得の下落の方が先行するのです。

ですので、現状の生活水準を維持しようとすると、ワークシェアリングをしていると、所得が足りなくなってしまうであり、従業員の生活を守るために、人数の方を減らすことを選択しがちになるのです。

もっとも、これだけでは終わりません。

リストラされた人たちの方は、今度は労働条件を下げてでも職に就かないと、生活水準云々以前に生活できなくなってしまいますので、ここで、労働における需要と供給のバランスが完全に逆転し、労働の価格競争が起こるのです。

結果、賃金の低下と雇用口の減少が同時に起こるようになるのです。

長くなったので、続きはまた

                          ・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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