民主党のマニフェスト、じっくり読んでみようかな・・・

2009.10.20 01:46|社会情勢
鳩山政権が誕生してから一ヶ月弱が過ぎました。

民主党のマニフェストをじっくり見たことは無かったのですが、単なるばら撒きかと思ったら、どうもなかなか戦略が綿密に立てられているようですね。

ちょっと興味津々になって来ました。

例えば、農家の戸別所得補償制度・・・・「農協の歴史的転換」という記事を読んで、真の狙いはそこにあるのか!!とかなり驚きました。

毒を持って毒を制すという諺がありますが、もしこの記事の見解が正しいとすれば、そういう極めて戦略的な政策ということになるでしょう。

そもそも、軍事クーデターのような革命による政権交代と違って、民主的な選挙による政権交代では、真正面から既得権益を打破することはできません。

黒白をはっきりして、既得権益の享受者を完全排除してしまうようなことをすれば、とても分かり易いですが、分かりやすいが故に、すぐに意図を看破されますし、反対もされ易くなるわけです。

でも、既得権益を変えて行きたい・・・そう意図すると、どうせざるを得なくなるのでしょうか?

豊臣秀吉の水攻めではありませんが、真綿で首を絞めるように、徐々に徐々に、少しずつ少しずつ力を削いで行くような戦略を取らざるを得なくなります。

硬直化し現在の社会ニーズから逸脱し始めた歳出の流れを正すには、その量を変えるよりも、その経路を変えてしまい、そこで合理化を果たし、最終的に量も減らす・・・こういう迂回戦術しか方法はありません。

もし過激な撲滅作戦を行えば、あっという間に支持を失い、政権が瓦解することでしょう・・・もともと、新人議員が大量にいるので、次の選挙で敗色濃厚となれば、造反しようという者が現れてもおかしくないからです。

それに、民主党が圧勝したとはいえ、得票率からすると、民主6:自民4ぐらいの割合なので、そんなに大差は無いのです。

そして、今回の選挙で証明されたように、現在の選挙制度では、失策を行えば、すぐに逆の結果となってしまいます。

どうも、こういう迂回戦略がしっかりと組み込まれているようなのです、民主党のマニフェストには・・・

そもそも、小沢一郎さんを筆頭に、もともとは自民党の実力派と目されていた人たちが民主党の中枢を占めているわけです。

自民党では出来ないことをしようと離党したのでしょうから、こういう戦略を練っていたとしても不思議ではありません。

まあ、まだまだ政権発足から一ヶ月弱ですので、どう転ぶかは判断が付きません。

ただ、今回の概算要求95兆円超と赤字国債の発行の問題・・・・こういう視点から見ると、深読みしたくなって来ます。

まず、制限は設けないとマニフェストで約束した事業予算計上と既存事情の緊縮を基準とした概算要求を出させる・・・当然、巨額の財源不足という現実に直面する。

ミソは、総理大臣が指示を出す前に、これを世論に公表するということです。

こうすることで、事前に民意を図ることができます。

何を削って何を増やすべきか、赤字国債を発行すべきかそうすべきではないのか、この風を知ることが出来ます。

赤字国債の増発・・・・世論調査で6割以上が反対しているようですね。

日本人の国民気質・・・これは、以前に「長期的視点で物事を判断できる日本人気質とは・・」という記事でも取り上げましたが、目先の現実逃避よりも将来に渡る永続的な安定を好む気質がまだまだ息づいているからだと思います。

赤字国債の増発に批判的な世論を味方につければ、より一層思い切った既存事業の合理化に踏み込めます。

既得権益と硬直化した官僚さんたちの思考を変えるには、世論をバックに背負うのが一番効果的です。

ちなみに、この手法の徹底したのが、もう言うまでもありませんが、小泉純一郎さんです。

組織が硬直化すると、組織の人間が外向きではなく内向きになってしまい、国民ニーズから離れて権力闘争に陥ってしまいます。

これを打破するには、外の力(外圧)しかなく、それを呼び込む戦略家として長けていたのが小泉純一郎さんだったわけです。

鳩山政権も同じ手法を取っているわけですが、今回の概算要求の件で巧妙なのは、大臣や副大臣クラスで概算予算を取り仕切らせ、世論の反応を見てから、総理が出てきて全体の方向性を指示しているということです。

大臣レベルで意見がぶつかり合うと閣内不一致と書き立てられますが、むしろこれが正常で、総理大臣というのは、この不一致の間に入って、全体の方向性とバランスを取るのが役目なのでしょう。

リーダーシップというと、ワンマン社長のようなカリスマ性を発揮して部下に命令するものと思われがちですが、実を言うと、これは、その組織がまだまだレベルが低いことの証明です。

会社を見ても、事業が拡大して組織が成熟してくると、各部門の責任者が或る程度独自の判断を下さないと組織が機能しなくなります。その中で、優秀な社長というのは、各部門がバラバラにならないように、全体の方向性とバランスを取ることに腐心するものです。

トップダウンで社長が逐次命令しているようでは、人材も育たず、いずれ弱体化してしまいます。

鳩山政権、まだ1ヶ月弱ですが、実際の予算案がどれくらいの金額になるのか、今後の成り行きが楽しみになってきました。

                         ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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