韓国経済は、ますます自転車操業・・・

2009.04.12 00:40|アジア経済(韓国、中国)
ところで、韓国が外国為替平衡基金債券の発行に成功したと喜んでいますね。

韓国が30億ドルの外平債発行、意気消沈の英メディア

 夜中に海外からうれしい知らせが舞い込んできました。韓国が30億ドル(約3000億円)規模の外国為替平衡基金債券(外平債)発行に成功したというニュースです。世界的な金融危機の中、北朝鮮によるロケット発射という悪材料まで重なるという状況で、債権発行に成功したことについて、肯定的な評価が増えています。

 今回の外平債発行成功は国内外の不安をぬぐって、韓国経済の堅実さを立証するきっかけになるだろうという声もあります。昨年9月の外平債発行失敗というつらい記憶も消せることになります。

 政府は当初、10-20億ドル(約1000-2000億円)程度の外平債を発行する予定でしたが、注文規模が80億ドル(約8000億円)に達し、発行額を30億ドルに増やしました。しかも、政府は迅速に外平債を発行するため、海外投資家説明会を省略し、債権を発行すると開始宣言してから36時間で発行が終わったそうです。これは、韓国の債権に対する人気が海外投資家の間で高かったという意味です。

 わずか1カ月前まで、イギリスをはじめとする西側メディアや格付け機関などは、韓国の外国為替不安を指摘し、「3月危機説」さえ取りざたしました。特に、フィナンシャル・タイムズやエコノミストといった英メディアは「韓国は外貨保有高に比べ、短期外債規模が大きい」とし、「韓国危機説」の先頭に立ってきました。

 先月12日にはイギリス系の格付け機関フィッチが「韓国の各銀行の資産は来年末までに42兆ウォン(約3兆1800億円)減る可能性がある」という内容の報告書を発表し、議論を呼びました。

 しかし、今回の韓国の債権発行成功は、そうした懸念を一蹴(いっしゅう)しました。逆にイギリスは先月末、17億5000万ポンド(約2578億円)規模の40年満期国債を競売に掛けましたが、入札が流れるという屈辱的な事態を経験しました。1995年以来、14年ぶりに一般国債入札に失敗したのです。

 前年より8倍も増えた財政赤字額などがその原因とみられています。これについて、米国の投資家ジョージ・ソロスは「イギリスの金融システムが崩壊し続けるなら、国際通貨基金(IMF)に支援を要請する可能性もある」とまで言いました。今や英メディアや格付け機関はまず、足元の火消しに取り掛からなければならない事態になりました。

ソース:朝鮮日報


英国がとても深刻な状況にあるのは確かで、このブログでも何度か取り上げました。

まあ、その英国と比べて、あ~~だこ~~だ言っても、それ自体がどうかとも思うのですが、ちょっとこの2つのケースの条件を見てみましょうか?

「英公債管理局(DMO)によると、40年債(表面利率4.25%)へ の応札は16億3000万ポンド(約2320億円)と、発行予定額の17億 5000万ポンドに届かなかった。」なのに対して、韓国の場合は・・・

政府が30億ドルの外平債発行、外貨調達に青信号

【ソウル9日聯合ニュース】政府が30億ドル相当の外国為替平衡基金債券(外平債)を発行した。予想より発行金利が低く発行物量も多いことから、今後の銀行や企業の外貨調達に青信号が灯った。これに伴い、政府は銀行に対する外貨流動性供給を徐々に減らす方針だ。
 企画財政部は9日、「午前1時をもって30億ドル規模のドル建て外平債を米国、欧州、アジアなど全世界の投資家の大きな関心の中、成功裏に発行した」と明らかにした。発行した外平債は、5年満期ドル建て債券15億ドルと10年満期ドル建て債券15億ドルの2種。それぞれ米国債金利比で400ベーシスポイント(bp、1bpは0.01%)と437.5bpの加算金利を上乗せし、5.864%と7.260%で発行した。1998年の外平債発行金利(5年8.952%、10年9.083%)以来の高水準。政府による外平債発行は、2006年11月(10億ドル規模)以来、2年半ぶり。発行物量では1998年(40億ドル)以降、最大だ。

 企画財政部は「韓国より格付けが2~3段階高いアブダビ政府の債券と同水準の金利だと説明した。注文規模が80億ドルに達するなど投資家の関心が高く、発行規模を増額した。

 政府の外平債発行残高は、9日を基準に70億ドルとなった。満期別では、2013年が10億ドル、2014年が25億ドル、2015年が5億ユーロ、2016年が5億ドル、2019年が15億ドル、2021年が3億7500万ユーロ、2025年が4億ドル。

 金融監督当局は、4~5月に市中銀行の外貨借り入れ規模が20億ドルを上回ると見通している。国策銀行や優良公営企業の場合、外平債発行金利に50~100bpをさらに上乗せした水準で借入金利を決定すると予想される。

 政府は今後も、対内外経済環境と国際金融市場状況のモニタリングを続けながら、30億ドル以内で外平債の追加発行を検討する計画だ。また、銀行の外貨借入環境は相当部分改善されたとみて、流動性が滞らない範囲で、輸出入金融を除いた一般外貨流動性の供給を徐々に回収していく予定だ。

ソース:聨合ニュース


う~~~ん、やっぱり韓国の方が高金利で、短期償還ですね。

でも、あの韓国が外平債の発行に成功しただけでもすごいと言えば、すごい!!

外平債とは、まあ韓国が発行する国債・・・・いわゆる借金です。

外資が韓国に融資をしようということですからね。

ただ、これは、韓国の信用度が高まったというよりも、現在の国債金融情勢に拠るところが大きいでしょう。

そう、ただいま各国が強烈な財政出動で、国債を発行しまくり、一時的にフェイクマネーが膨らませることで、金融システムの崩壊を水際で防いでいる状況にあるのです。

世界中で同時多発的に国債を発行しまくるとどうなるかというと・・・・世界中でマネーがさ迷い出します。

国債の発行で得た資金は、その国の市中の金融機関に貸し出され、その金融機関は、外国のより高金利の投資案件へとその資金を投じる・・・と言っても、これ、今のご時勢では、民間よりも比較的安全な国債に向かわざるを得ない。

結果として、より短期で高金利の国債にマネーが辿り付く事になる。

それが韓国だったというだけの話です。

韓国は、これだけの高金利で借りたドル資金を返済しないと行けないわけですが、この金利にさらに上乗せした条件で貸し出された韓国の市中銀行は、どう運用益を出すつもりなのでしょうか?

もちろん、韓国内の企業にさらなる高金利で貸し出すことになるわけで、企業の財務体質は悪化の一途を辿ることになります。

政府の景気対策で負債増の公営企業
 政府の「一時しのぎ的な」対策で公営企業が深刻な資金難に陥っている。

 政府が民間建設業者の流動性支援のため、大韓住宅公社と韓国土地公社を通じて未分譲の住宅や宅地を買い取ったり、国家財政に莫大(ばくだい)な損失を与える仁川空港鉄道の運営権をKORAIL(旧・韓国鉄道公社)に移管したりしているからだ。そのためこれらの公営企業は、事業資金を確保しようと再度債権を発行し、負債が雪だるま式に増えるという悪循環を繰り返している。

 韓国土地公社は10日から7000億ウォン(約530億円)をかけ、住宅建設会社の保有する土地の第3次購入に入る。同公社はこれに先立ち、政府が設けた企業支援対策に従い、昨年だけで181万5000平方メートルの土地を第1次、2次にかけて7342億ウォン(約560億円)で建設会社から買い取った。

 しかし同公社が今年1月末まで建設会社から受け取らなければならない宅地の分譲代金約4兆ウォン(約3050億円)のうち、87%に当たる3兆5000億ウォン(約2670億円)が延滞状態だ。同公社はこれにより、先月末から支給し始めた京畿道華城市の東灘2新都市地域の土地補償金3兆5000億ウォンを4月に6500億ウォン(約495億円)、5月に4300億ウォン(約330億円)などと毎月少しずつ支給したり、補償金の一部を債権で支給したりしている。

 KORAILも資金確保に黄信号が点っている。国土海洋部は先月30日、赤字に悩まされている仁川空港鉄道の民間資本持ち分88.8%をKORAILが買い取るようにした。仁川空港鉄道は民間資本誘致事業として、2007年に第1段階区間(金浦空港-仁川空港)が開通したが、乗客が予想の10%にも満たなかったことから、昨年赤字分の1660億ウォン(約130億円)を政府が肩代わりした。このためKORAILは仁川空港鉄道の持ち分買収のために8000億ウォン(約610億円)が必要で、民間資本事業者の負債3兆2000億ウォン(約2440億円)も肩代わりしなければならない。

 また大韓住宅公社は、建設業者の流動性支援のため、2007年から昨年までに47団地5028戸の未分譲マンションを買い取った。今年も上半期中に3000戸の賃貸住宅を買い取る予定だ。

 問題はこれら公営企業が慢性的な赤字と資金難に陥っているということだ。KORAILは昨年末現在、6兆7000億ウォン(約5100億円)の負債を抱えており、年間の利子は2800億ウォン(約210億円)に達する。昨年の営業損失は7374億ウォン(約560億円)で、負債も毎年増加している。大韓住宅公社は、昨年の負債が50兆9872億ウォン(約3兆8000億円)と、2003年の10兆1285億ウォン(約7700億円)に比べ5倍以上増加した。

 これにより、これら3社は工事費の調達、土地補償費の確保、空港鉄道買収などのために今年21兆4924億ウォン(約1兆6000億円)の公債を発行する予定だ。しかし政府のこういった措置は、国家財政と民間資本の赤字を公営企業に負わせ、結果的に国民の負担を増やしている。建設産業戦略研究所のキム・ソンドク所長は「国民賃貸住宅の建設や新都市開発で莫大な資金が必要な状況での民間企業支援は、公営企業の負債割合の増加につながる。公営企業の財政の健全性を確保するための対策が必要だ」と指摘した。

ソース:朝鮮日報


こうした財務体質の悪化にもかかわらず、韓国の株式市場KOSPIは上昇しています。

恐らく、外資から調達したドル資金は、金融機関や企業に流れ・・・・さらに株の買い支えにも使われているのでしょう。

そして、それを見越したハゲタカさんたちは、それに乗じてさらに買いに入っている・・・・まあ、売り抜けるタイミングが来たら、再び一気に引き上げるでしょうけどね・・・・

今、世界中で財政出動されていて、株式相場を見ても、一時的に持ち直しているような様相を呈していますが、これは嵐の前の静けさです。

これまで見たように、実体を伴わないマネーがさまようことで、金利だけがどんどん上昇していきますので、いずれ臨界点突破します。

銀行から消費者金融・・・闇金融・・・高金利で借りないと経済が回らないという時点で、もはや底なしの泥沼にはまってしまっているのです。

・・・・・

そうそう、朝鮮日報に、こんな記事がありましたね。

【萬物相】悪徳金融
 「決められた期日までに150万ウォン(約11万円)を返済できなければ、わたしの身体を好きなようにしてください」。21歳の若い女性が地下鉄の駅で「融資」と書かれた小さなチラシを見て訪ねてくると、ヤミ金業者はこのように記載された「身体放棄覚書」を差し出した。

 職場も信用もないのだから、この書類に署名が必要ということだった。現金が必要だったこの女性は、月100%の利子に2カ月の期限で150万ウォンを借りた。ところが金を返せなくなると、ヤミ金業者は覚書を提示し、彼女を忠清道にある売春宿に売り飛ばした。これは、数年前に逮捕されたヤミ金業者の悪質な手口だ。

 とりわけ悪徳金融業者は、公務員や公共企業の職員、軍人などをカモにしている。身分が確かで高い利子でも取り立てやすく、暴力を振るっても職場を失いたくないため届けを出さないからだ。とりわけ女性は「歩く担保」と呼ばれる。歓楽街に売り飛ばせばすぐに現金化できるからだ。世の中を知らない女子大生たちが友人の頼みを聞いて保証人となり、共に借金を抱えるというケースも多い。

 ヤミ金業者から逃れられなくなるのは高い利子もあるが、返済できない資金を再び貸し付ける「再融資」という手口によるものが大きい。昨年ソウルで携帯電話の代理店を経営していたある人物は、ヤミ金業者に100日間にわたり毎日12万ウォン(約9000円)の元金と利子を返済する条件で1000万ウォン(約75万円)を借りた。実際に金を渡されたときには最初の利子50万ウォン(約3万8000円)が初めから差し引かれていた。その後返済に行き詰まると、業者は利子と元金を合わせて6回の再融資を行い、1年で借金は7000万ウォン(約530万円)にまで膨れ上がった。業者は担保として確保していた自宅も競売で売り飛ばした。

 昨年11月には、50代の父親が風俗店で働いていた大学生の娘を殺害し、自らも命を絶つという事件が発生した。娘がインターネット・ショッピングモールを開設するため、一昨年にソウルのあるヤミ金業者から300万ウォン(約23万円)を借りたのが災いの元となった。借金は再融資を重ねて1年で7000万ウォンにまで膨れ上がった。ヤミ金業者はこの女子大生をルームサロン(高級個室バー)に売り飛ばし、その店のママと共謀して1日に3人と性的な関係を持つよう強要した。警察が先日、彼らの身柄を拘束して取り調べを行ったところ、212人に対して1年で最高680%の利子を取り立てていたことが分かった。利子だけでも33億ウォン(約2億5000万円)に上るという。

 現在、韓国には正規に登録されたものと違法営業を合わせて2万3000の貸し付け業者が存在し、融資額は10兆ウォン(約7500億円)に上ると集計されている。また、成人20人に一人の割合となる189万人が平均529万ウォン(約40万円)の借金を抱えているという。貸し付け業者の利子に関する法的な上限は49%だが、悪徳金融業者は身体の肉をえぐり取るよう要求する「ヴェニスの商人」よりもその手口は悪質だ。娘を殺害して自らも命を絶った父親の心情を思えば、先進国の入り口に立ったという国でなぜこのような悲惨なことが起きるのか、あまりにも胸が痛い。


韓国は、一体借金をどう清算するつもりなのでしょう???

日本のことを心配している場合ではないと思うのですが・・・

日本で定額給付金、借金漬けの花見パーティー(下)
莫大な政府債務、将来にツケ
 昨年8月以降、過去3回の経済対策でも2兆円を超える定額給付金、週末の高速道路料金大幅引き下げなど、現役世代が食べて遊ぶことに莫大(ばくだい)な予算が投入された。特に高速道路料金の引き下げは週末ごとに渋滞を引き起こし、環境産業の育成で難局を克服しようとする「グリーン成長」に逆行しているとの批判がある。

 未曽有の経済危機を受け、最近までは「消費を刺激するにはどうしようもない」という政府の論理が優勢だった。しかし、今回の対策に関しては、批判の声が高まっている。朝日新聞は社説で「総選挙を控えた与党の議員からむき出しの要求が高まり、(予算規模が)膨れ上がった」と批判。毎日新聞も社説で「大盤振る舞い」だと断じ、読売新聞は社説で「景気浮揚と成長力強化の効果に優れた『賢い支出』にすべきだ」と注文を付けた。3月から日本と世界の景気後退がやや和らぐ兆しを見せていることから、「行き当たりばったりの対策では困る」という共通認識が形成され始めた。

 昨年の日本政府の累積債務は846兆円。国内総生産(GDP)に占める債務比率は先進国で最悪の170%を超える。深刻な財政赤字で有名な米国でも67%にすぎない。政府の借金を減らすべき局面で借金を膨らませ、既存世代が借金を減らす可能性は全くない。各国が大規模な財政出動を行う中、日本で批判論が先行するのは、日本の財政状況が相対的に深刻なためだ。

 1990年初め、日本政府の累積債務は200兆円余りだった。その後金額が爆発的に増えたのは、いわゆる「失われた10年」の長期不況で国債発行による調達した資金を公共事業にむやみにつぎ込んだためだ。経済危機に便乗した麻生政権の対策により、日本が90年代と同じ失敗を犯すのではないかという危機感が浮上している。

ソース:朝鮮日報


これまでにも何度も取り上げてきましたが、日本は純債権国で、外国からしている借金より外国に貸している貸付金の方が遥かに多い状態です。

もちろん、巨額の財政赤字は問題で、この記事の内容には一理あります。

ここら辺については、そのうち解説する予定ですが、こういう数字を出すときは、必ず資産と負債のバランスシートで考えないといけないわけで、負債が多くても、それ以上の資産を持っていたら、財政的には健全なのです。

日本の場合、政府の財政は赤字だけど、国全体の財務体質は世界で飛び抜けた健全性を有しているのです。

韓国の場合は、政府の財政赤字はたいした事無いけど、国全体の財務体質は自転車操業に陥っていると言うことです。

どちらが危険かは、もう言うまでもありません。

ちなみに、韓国の外貨準備高ですが、来月も増えていることでしょう、きっと・・・・

この外平債の30億ドルですが、ちゃんと外貨準備金として加算されますので・・・・・どうです、これでも韓国の外貨準備高を信用できますか?

資産と負債のバランスは、しっかり計画的に!!(アコム風に)



・・・・・・・・

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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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