世界経済は、嵐の前の静けさ・・・

2009.04.08 01:06|アジア経済(韓国、中国)
ところで、ここのところ、世界経済が少し落ち着きを取り戻したような感じになっています。

そして、お隣の韓国経済も一息ついたという雰囲気が漂っています。

ウォンもKOSPIもかなり上げましたからね。

もっとも、これ、韓国経済が持ち直したということではありません。

貿易収支は黒字になっても、輸出の落ち込み以上に輸入が落ち込んだことによる縮小経済による黒字回復なので、内需の衰退は全然止まっていません。

では、どうして韓国に外資が再流入しているのか?

こんな記事を見つけました。

外貨流動性が急速に改善、銀行は相次ぎ借入

【ソウル7日聯合ニュース】2月中旬以降、急激に悪化していた外貨流動性が急速に改善している。先月返済期限を迎えた対外債務は外国為替当局のドル支援なしで全額借換され、銀行界の新規外貨借入も今月に入り速度を増している。何よりも経常収支が黒字基調に戻ったことがドル需給の見通しを明るくしている。外貨流動性の円滑化でウォンは安定的な上昇へと進み、韓国債の信用度も上がりつつある。
 金融界が7日に明らかにしたところによると、金融監督当局は4~5月の市中銀行の外貨借入が20億ドルを超えるものと見通している。
 新韓銀行は今月完了を目標に返済期限1年以上・3億ドル相当の外貨借入を進めている。中小企業銀行も今月、政府と協議した上で5億~10億ドル規模の海外債券発行について結論を出す予定だ。農業協同組合は今月中に、韓国外換銀行は来月中にそれぞれ1億ドルの借入を推進している。ハナ銀行は先週、政府の支払保証で3年満期・10億ドルのグローバル債券の発行に成功、ウリィ銀行は6日に政府支払保証なしで私募形式で3億ドルを借入した。ハナ銀行はマレーシア・リンギット建て3億ドルの債券発行について今週中に結論を出す計画だ。
 これとは別に、国策銀行も市場状況を見ながらドル調達に取り組む予定だ。韓国輸出入銀行は上半期に30億ドルの外債、韓国産業銀行は5月ごろ円建て外債(サムライ債)発行にそれぞれ乗り出す方針。
 政府もまた、今月中に20億ドル前後の外国換平衡基金債券の発行を見据え、市場状況を最終的に打診している。北朝鮮がロケット発射を強行したにもかかわらず、金融市場は安定局面を維持するなど市場状況は良く、発行に大きな問題はないとの判断だ。企画財政部関係者は「外国換平衡基金債券発行の準備を整えて待つという立場」と述べた。ほかの韓国関連証券の進行状況とそれ以外の市場状況などを総合的に考慮し、発行時期と規模を決定することになると説明した。
 実際に外貨流動性状況を表す指標は、急速に好転する様相を示している。金融監督当局によると、政府部門を除く金融会社と企業の借換率は、昨年10月の世界的な信用収縮のあおりで54.5%まで落ち込んでいたのが、昨年12月に65.5%、今年は1月が87.1%、2月が91.6%、3月が106.3%と改善した。100%超は、満期を全額延長しても余る外貨があったことを意味する。
 サムスン経済研究所のチョン・ヨンシク首席研究員は「2月末から、急激に悪化していた外貨流動性が多少改善したのは事実。ただ短期外債の割合が高く、株式市場から外国人投資家が今後離脱することもあり得るだけに気を緩めるには早い」と指摘した。

ソース:聨合ニュース


これ、韓国の借金が減っているということではなく、借金の借り換え(ロールオーバー)が出来ているということに過ぎません。

借金を借金で返しているという自転車操業・・・・それが途切れそうだったのが、まだまだ借りれたということです。

借金の額は、増えこそすれ、減ってはいないのです。

上場企業の短期借入金 1年間で80%の急増

 上場企業の1年以内に返済しなくてはならない短期借入金の規模が昨年に比べ80%増加した。このため負債比率も5年ぶりに100%を超えている。
 証券情報会社のFnガイドは金融機関を除く12月決算法人1596社の短期借入金が2007年の37兆9597億ウォンから昨年は68兆3896億ウォンに増加した。短期借入金が1年間で30兆ウォン以上増えたのは、上場企業の財務構造がそれだけ弱まっていることを意味する。
 負債比率も2007年の81.3%から昨年は100.3%に上昇し、自己資本よりも多くなった。上場企業の負債比率が100%を超えたのは2003年以来5年ぶりとなる。負債比率は通貨危機直後の1998年から2003年まで100%を上回っていたが、2004年以降は100%未満で安定していた。【KRN】

ソース:今日の韓国ニュース


これ、上場企業の話ですが、今年に入ってからは、もっと悪化しているでしょう、きっと・・・・

上場企業が主に国内金融機関から借り入れているわけですが、その金融機関は、外資からドルを借り入れている。

でも、外資がお金を貸してくれているのは間違いないのですから、まだまだ韓国経済の信用度は高いという判断もできなくはない。

と思い、韓国に貸している外資は何処かなと探してみると・・・・

ウリ銀、政府保証なしで3億ドル借り入れ

 昨年2月に対外債務の繰り上げ償還を見送り、ドル資金難が懸念されたウリ銀行は6日、政府の債務保証を受けずに自力で3億ドル(約300億円)の中長期ドル資金の調達に成功した。
 ウリ銀は同日、米JPモルガンから2億ドル、ドイツ銀行から1億ドルを借り入れた。借り入れ条件は2億ドル部分が期間2年、金利が3ヶ月物ロンドン銀行間金利(LIBOR)プラス4.75%。1億ドル部分が期間1年、金利が同3.79%となっている。今月3日時点でLIBOR3カ月物は1.16%まで低下している。ウリ銀関係者は「2月に外貨建て劣後債のコールオプション(繰り上げ償還権利)を行使しないと発表して以降に指摘されたさまざまな懸念は払しょくできた」と話した。
 ウリ銀は年初来、満期2-6カ月の短期資金2億9900万ドル、満期1年以上の長期資金5億4000万ドルを海外から調達した。

ソース:朝鮮日報


そう、欧米の金融機関というわけです。

JPモルガンにしてもドイツ銀行にしても、巨額の不良債権を抱えているにもかかわらず、どうして・・・・

・・・・・

これこそ、これらの国々がただいま必死になって資金を供給していることの余波というやつです。

例えば、米国は、金融機関を支えるために、ドルを大量に供給しているわけです。

このドルですが、米国内に留まり続けると市中に紙幣が溢れ、インフレを引き起こします。

ドルの強みは基軸通貨であることなのですから、この余ったドルは、国外へと流出させ、お金の流動化を確保したいわけです。

そう、ドルを引き取ってくれるところを探しているわけです、米国は・・・・

結果的に、株価や原油などの資源価格が多少持ち直し、韓国にもドルが流入することになったのです。

これが何処まで続くのか?

本日、こんなニュースがありましたね。

(4/6)米金融市場に円・ユーロ供給 最大29兆円 日米欧5中銀が合意

 日米欧の主要5中央銀行は6日、金融市場の動揺が再燃する場合に備え、資金供給の連携強化で合意したと発表した。日欧の中銀が米連邦準備理事会(FRB)と資金融通を巡って今年10月末を期限とする新たな通貨交換(スワップ)協定を結び、FRBが米国の金融機関に円やユーロなどドル以外の通貨を円換算で最大29兆円規模で供給できる体制を整える。世界的な景気後退が顕著となるなか、金融危機の震源地である米国の金融安定化を軸に各国による取り組みを深める。
 今回の合意には日銀、FRB、欧州中央銀行(ECB)のほか、英イングランド銀行、スイス国立銀行が参加。日銀が必要に応じて最大10兆円、ECBも同800億ユーロ(約10兆8000億円)を融通する。

ソース:日経ネット


そう、ドルを支えるために、日米欧が巨額の通貨スワップ協定を結んだわけです。

ドルが大量に市場に供給されても、ドルの流動性が損なわれないように、予め準基軸通貨と通貨交換の取り決めをしたのです。

・・・・・・・

・・・・・・

・・・・・

・・・・

・・・

これ、断言しますが、対処療法に過ぎません。

実体経済と乖離したマネーの膨張は、遅かれ早かれ必ず空転するようになります。

おっと、これは、「麻薬に犯された世界経済」シリーズのテーマなので、続きはまた今度ということで・・・

                       ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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