日本経済の強さの秘密は・・・

2009.03.28 00:09|社会情勢
さて、前回の話題で、老舗企業の話題が出たので、このことに関して少し取り上げてみたいと思います。

日本には、創業100年を超える老舗企業が10万社ぐらいあるそうです。

まあ、ここら辺の統計の仕方や調査方法によって数は変わるので、この数字自体は特にどうでもいいのですが、世界を見渡しても、これだけの長寿の企業が存在している国は、ありません。

時代の趨勢を乗り越えて、社会に必要とされ続けること、これは、すごいことです。

これまでも、「景気対策ならば、是非少子化対策を!!」の記事とかで、企業のあり方として「社会の公器」という言葉を取り上げてみましたが、老舗企業というのは、社会情勢が変化しても、その変化に対応して、人々から必要とされ続けてきた企業です。

その経営方針などを分析すると、本当に面白いのですが、共通しているのは、長期的視点で物事を判断しているということです。

目先の利益のみを追求せず、お客様に喜ばれる商品を・・・従業員の雇用を・・・そして、会社(家)の栄華を・・・まさに「三方よし」を経営方針に据えています。

日本には、「損して得とれ」という言葉がありますが、これなどは、まさに長期的視点に立ち、目先の損よりも将来の益を求めよ、という長期的な経営戦略が凝縮された言葉です。

・・・・・

これまで、日本経済の底堅さについて度々論じてきましたが、もし私奥の家♂が日本経済の強さを一つだけ挙げるとしたら、間違いなくこの長期的な視点で経営判断できる日本人気質となります。

日本に膨大な預貯金があること・・・

日本の製造業の技術力がとても高いこと・・・・

・・・・これらも、日本経済の底堅さを物語ってはいますが、これは、成果であって、派生的なものに過ぎません。

どうして世界中で売れる商品を作れたのか、その答えにはなりません。

長期的視点に立てるということは、自ら人材育成に取り組むことができます。

人を育てるのは、1年2年で出来ることではありません、とりわけ技術職の場合は・・・

10年や20年単位でも無理です。

1人の人間の人材育成は、生まれたときから始まり、死ぬまで続きます。

これが代々受け継がれるならば、人材育成に終わりは無いのです。

「物づくりは人づくり」と言いますが、経済の強さとは、この終わり無き人材育成をどれだけ出来るか、これにかかっています。

これまで、韓国経済を取り上げながら、経済について論じてきましたが、韓国経済が脆弱だと判断したのは、現在の経済指標とか社会情勢などを分析した結果だけではありません。

韓国人の気質を見ると、目先の利益を追求しがちです。

だから、ギャンブル性の高い事業展開をしがちですし、企業の寿命もとても短い。

そうそう、こんな記事がありましたね。

経営方針の違いが韓国進出の支障に、東レ榊原社長

【東京11日聯合ニュース】日本を代表する繊維・素材メーカー、東レの榊原定征社長(日本経団連副会長)は11日、日本企業の韓国進出が難しい理由は経営方針の違いや経営者間の信頼問題にあると指摘した。在日韓国大使館と毎日新聞が東京で主催した李明博(イ・ミョンバク)政権発足1周年記念シンポジウムに出席、基調発表を通じて述べたもの。
 榊原社長は、「1970年前後から日本の合成繊維メーカーは主な需要先となる韓国に先を争って進出したが、現在は東レ以外の会社は撤退した。それだけ韓国での事業は日本企業にとって難しかった」と述べた。
 撤収の第一の要因として経営方針の違いを挙げ、「韓国人はとにかく『早く早く』の気質があり、利益においても短期的な利益に非常に執着し、設備投資などの経営判断も日本側から見ると無謀に見えるほどに早い。また、大規模投資を決めたがった」と紹介した。これに対し、日本は韓国をグローバル化のひとつの拠点として捉え、バランスを取りつつ経営しようとしたため、韓国からしてみれば日本企業は非常にスピードが遅く感じられたと説明した。「結果的には大々的な増設といった韓国の経営判断が正しかった部分もあったが、当時はことあるたびに衝突していたようだ」と述べた。
 榊原社長は、撤収に至った第二の要因は経営者同士の信頼関係の欠如にあったと指摘、信頼がなければささいな利益衝突が重なり合併を維持し辛くなると説明した。また第三の要因として、労働組合が強くストライキが頻発する韓国の状況を指摘した。
 一方で、東レが韓国市場から撤収せず事業を拡大できた理由についても分析した。短期的な利潤追求でなく長期的な視点で韓国の産業振興、輸出拡大、技術水準向上に寄与するとの考えで事業を経営している点、合併企業の両国親会社経営者が長期にわたり信頼・協力関係を維持している点などがその秘策だと説明している。
 また世界的な景気低迷にも触れ、韓日が緊密に提携していけば、世界有数の経済国、経済圏として世界経済で影響力のある地位を確立できると強調した。

ソース:聨合ニュース

経済の根幹は、物々交換・・・物づくりは人づくり・・・・そう、経済の根底にあるのは、「人」なのです。

どういう人材が育っているのか、これを見れば、その経済の行く末は凡そ分かります。

韓国経済を分析していると、長期的視点で物事を判断する人材が少ない・・・・だからこそ、脆弱なのです。

これ、別に韓国だけの話ではなく、他の国でも、そういう事例を挙げれば枚挙を厭いません。

では、翻って、日本の場合はどうでしょう?

確かに、日本には、長期的視点でも物事を考えられる人材が育って来ました。

老舗企業がこれだけ存在しているのは、まさにその証拠でしょう。

また、伊勢神宮では、20年毎に内宮(皇大神宮)・外宮(豊受大神宮)の正殿など正宮・別宮の全ての社殿と鳥居を建て替える「神宮式年遷宮」が1200年以上続いていること・・・これも驚異的なことなのです。

こうした人材は、ここ数十年で、急速に喪失しています。

そう、日本経済の強さを支える根幹が、ただいま崩壊の危機にあるのです。

長くなってきたので、続きはまた明日に・・・



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                       ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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