郵政民営化は売国行為なのか?(後編)

2009.03.10 00:11|社会情勢
さて、今回は郵政民営化についてです。

初めてのご訪問の方は、前編からお読みください。

前回の記事は、これです。

郵貯と簡保の資産を海外で運用するに当たって、どうして民営化をしていないといけないのか?

まず第一に、これ、米国から出された年次改革要望書でも指摘されていますが、国営であるということは、民間金融機関よりも有利な条件で資産を運用できるということがあります。

前回の記事でも書きましたが、民間の金融機関が経営悪化すると、どうして国有化しようとするのか?

郵貯・簡保の預貯金が一人当たり限度額1千万円という枠があるにもかかわらず、どうして民間金融機関が束になってかからないと太刀打ちできないような額の預貯金を集めることができたのか?

それは、言うまでもなく、国家保証があるからです。

民間より先に国が潰れるということもなくはないですが、その信用度、その規模の大きさからすれば、もはや比べるまでもありません。

銀行は信用第一ですが、その信用において、公が肩入れをしているわけです。

だから、自由な競争原理を尊ぶ資本主義社会では、金融機関の国有化は、金融システムの崩壊で国の経済全体に多大な影響を与えると思われる時以外は、殆ど行われることはないのです。

そう、公が特別扱いするからには、それでもって、その国全体にとって公共的な利益が得られることが大前提なのです。

では、日本の郵政の場合はどうだったのでしょう?

まあ、財政投融資という名で、日本政府の一般会計とは別の特別会計の財源として公共事業に使われていましたね。

繰り返しになりますが、これ、日本経済が戦後の荒廃から復興する上では、とてもよく機能していました。

新幹線、高速道路、ダム・・・・民間ではできない巨大な社会インフラ事業が次々執り行われ、高度経済成長期を支えてきたわけです。

ところが、こうした経済効果の高いインフラ事業の案件が少なくなる一方で、経済力を付けた日本国民の預貯金はどんどん膨れ上がってきました。

その結果、郵政の資産を運用するために、地方経済に仕事を配分するため、費用対効果の低い公共事業に手を出すようになってしまったわけです。

これがバブル期ですね。

金余りの中で公共事業をするとどうなるか・・・・・政官業の癒着が起きます。

まだ費用対効果が高い事業が沢山ある時は、こういうことがあっても、あまり目立たない・・・・というか、お金も時間も足りないので、それどころではない、という感じなのかもしれません。

ところが、いったん金余りになり、公共事業の重要性が似たり寄ったりなものばかりになると・・・・政治家と官僚の気分次第でも決められるようになり、また、業者の方は、最低限それまでの工事量を維持しないと経営が危うくなるので何とか仕事を作り出そうとする・・・・・・・結果として、政官業の癒着が起き易くなるのです。

どんなに優れた役割を果たしたものでも、状況が変化すれば、悪影響をもたらすような存在にもなり得るのです。

ちなみに、この時期に出来たハコモノ・・・・相当な重荷になっていませんか?

かんぽの宿・・・・あ~~~大赤字!!

本四架橋・・・・・これまた、大赤字!!

アクアライン・・・これでも、どうだ、大赤字!!

調べたわけではないので定かではありませんが、バブル期以降に出来たもので、採算が取れている新規事業ってあるんでしょうか?

社会インフラが残ったからましだと思うかもしれませんが、このランディングコストを払い続けるだけの価値が果たしてあるのかどうか・・・・

ちなみに、この当時に大流行りした第3セクターですが、ほぼ赤字状態ではないですか?

いやいや、黒字の施設も結構あるよ、と言われるかもしれません。

でも、この黒字には、殆どの場合、マジックがあります。

そう、減価償却が全く考慮されていないのです。

長くなってきたので、続きはまた明日に・・・・なんか、前・中・後編では全然足りないな・・・



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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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