韓国ウォン、ただいま暴落中・・・

2009.02.18 22:34|アジア経済(韓国、中国)
今回は、本当は郵政民営化問題の続きを書こうと思っていたのですが、韓国経済の方が動き出してきたので、予定変更です。

ここのところの韓国ウォンです。

ウォン

いきなり暴落してきましたね。

ウォン

ちなみに、本日の韓国ウォンの対ドル為替レートの動きです。

大分、いつもの見慣れた波形になって来ました。

これまでの1400ウォンを防衛ラインとした攻防戦がジェットコースター通貨らしからぬ動きだったので、こんな記事を書いたわけです。

ハゲタカさんは、どうして韓国株を買っているのか?

そう、この1400ウォンでもみ合う状況は、韓国の大企業の決算期に起因しているのではないか、と推測していたのです。

韓国財閥の循環出資構造を支える外資系ファンド(通称ハゲタカさん)の狙いは、為替差益などではなく、配当金の方ではないのか、と・・・そのための為替相場の安定化であり、株の買い越しなのではないか、と・・・

・・・・

・・・

・・

やっぱりというか何と言うか、決算期が過ぎたら、またウォンが暴落して、もはや韓銀もなすすべなし、という感じですね。

今度は、ハゲタカさんが韓国株を売り越しに入っています。でも、なぜか個人が買い越していますが・・・・????


連合ニュースにこんな記事がありましたので、コピペしておきます。

外貨資金難が再び、当局には効果的な手立てなく

【ソウル18日聯合ニュース】今月に入り国際金融市場が行き詰まり、国内金融機関の外貨調達が再び困難になっている。当局は外国為替市場不安に対応できるだけの手段を十分に持っていない。韓米スワップ協定や外貨準備高などが「安全バルブ」だが、当座に市場に投入するのは難しい状況だ。その上、国際金融市場不安が速やかに鎮静化する可能性は高くない。世界各国が通貨危機に直面し、国際金融市場を揺さぶり続けている。
 金融業界が18日に明らかにしたところによると、今月はドル調達事情が苦しくなっており、各銀行が相次ぎ外貨借り入れを延期している。韓国産業銀行が外貨建て債券発行の際、ロンドン銀行間出し手金利(LIBOR)に追加する加算金利は先月末は5%台初めだったが、先週末から5%台半ばに上昇している。ハナ銀行は最近、政府保証を通じた外貨建て債券の発行も検討したが、時期的に状況が思わしくなく、実際の発行には踏み切らなかった。ウリィ銀行が外貨建て劣後債を早期に償還しない代わりに投資者らに金利をプラスすることにしたのも、5%台だった調達金利が15%水準まで急騰するなど、最近の調達状況の悪化を考慮した措置だ。

 今月に入ってからの外貨資金繰り悪化は、米国の金融安定化法案に対する失望と欧州・ロシアなどの金融不安、北朝鮮のミサイル発射の可能性など対内外の不安要因が重なり、国際金融市場にリスク回避の心理が広がっているためだ。

 産業銀行関係者は「外貨調達事情は年初に改善されたように見えたが、最近また悪化し、資金調達を準備しようとしていた銀行は待機する雰囲気だ」と話す。銀行側は投資家の要求で小規模の資金調達は続けているものの、中長期借り入れは容易ではないと見ていると説明した。

 国内上場企業の配当が3月に集中していることや、3月末に決算を控える日本系金融機関が国内投資資金を回収していくという点も、外貨流動性を圧迫する要因となっている。

 さらに懸念されるのは、外為当局が市場不安に対応する十分な手立てを持たないという点だ。

 昨年10月30日の韓米通貨スワップ協定締結は、ドルに対するウォン急落にブレーキをかける決定的な役割を果たした。ウォン暴落がどこまでも進み「国の倒産」が起きるのではという恐怖が広がっていたが、韓米スワップ協定のニュースがそうしたパニックを一挙に鎮めた。しかし、韓米通貨スワップ協定の限度額300億ドルのうち、すでに163億ドルが使われ、当局は追加資金の引き出しに負担を感じている。使用額が300億ドルに近付くにつれ、残るカードはもうないことを市場に知らせる「反作用」が生じるためだ。外貨準備高は2000億ドルほど残っているが、これを当座に市場管理に投じることはできないのも、同じ脈絡からだ。2000億ドル以下へと準備高が減少すれば、海外では韓国当局が対応能力を喪失しつつあると解釈する可能性がある。

 韓中、韓日スワップの拡大も、ドル不足のなかでは効果を発揮することは難しい。ドルではなく、中国人民元や日本円を受け取るためだ。また、韓中スワップはいまだ詳細な話し合いが必要な状況だ。

ソース:聨合ニュース

ハゲタカさんたちが為替差益などを狙っていなかったのは、一目瞭然だと思います。

もしウォン高を予想していたのならば、こういう売買の仕方はしません、決して。

むしろ、こう考える方が自然ではないでしょうか?

韓国大企業の決算期には、為替差損が出ないようにウォンを安値で安定化させつつ、資金繰りが悪化して焦っている企業が投げ売り状態での現金確保に走るようにし、とりあえず可能な限り好決算を出させる。そこで配当金の額が決定したところで、3月の配当金の分配に向けて、今度は逆に少しづつ売りに転じる。

ここが面白い所で、やっぱり徐々になんですね。というか、世界の市場の動きの中で、歩調を合わせつつ目立たないようにというか・・・・

一気に売り浴びせてしまったら、回収もへったくれもなくなりますからね・・・徐々に徐々に・・・真綿で首を絞めるように・・・・

しかし、このジェットコースター状態は、どこまで続くのでしょう?

韓米スワップ協定が10月末まで延長されたので、ここまでは凌ぐのかな、と思っていたのですが、いよいよドルを貸してくれるところが無くなって来たようですね。

韓国が結んだ通貨スワップ協定の防壁も、いよいよ限界が近づいて来たようです。

ところで、韓米スワップ協定の中身が気になります。300億ドルの交換条件として、韓国が保有する米国債の300億ドルが担保にされていると思っていたのですが、以下の記事を見ると、再考の必要性がありそうです。

韓国の米国債保有額が急減、世界19位に墜落

【ワシントン17日聯合ニュース】米財務省が17日に発表した資料によると、韓国の米国債保有額は昨年末現在272億ドルで、前年同期の392億ドルに比べ30.6%減少した。1年間で120億ドルの急減で、国・地域別保有額の順位も11位から19位に墜落した。
 昨年9月に初めて日本を抜き米国債最大保有国となった中国は、同期間に4776億ドルから6962億ドルに、45.8%増加した。3位は英国で、1579億ドルから3550億ドルと124.8%の急増をみせた。このほか、ロシアも327億ドルから865億ドルに164.5%急増を記録、ドイツ、台湾、ノルウェー、メキシコなども米国債を買い続けている。保有額2位に退いた日本も、昨年12月末現在5783億ドルと、前年の5799億ドルと同水準を維持している。

 主要国・地域と対照的に韓国の米国債保有額が大きく減少した最大の理由は、経常収支が赤字に転落した上、国際金融市場の信用収縮に伴う外国為替市場不安を受け、当局が現金化に最も有利な米国債を売り市場にドルを投入したためとみられる。また、米国債より安定性は低いものの収益率が高い非政府保証債、資産担保証券(ABS)、会社債などへの外貨建て保有資産の投資比率拡大、ドル以外の通貨建て資産への一部分散投資なども影響したと分析される。

・・・・・・・・・

ここで注目すべきは、「米国債より安定性は低いものの収益率が高い非政府保証債、資産担保証券(ABS)、会社債などへの外貨建て保有資産の投資比率拡大」という箇所です。

この金融危機の最中、政府保証が付いた債券を売り、敢えてリスクの高い非政府保証の債券に買い替えるなんて、どう考えても怪し過ぎる・・・・とっても芳ばしい匂いが漂ってきています。

ひょっとして、米国の不良債権・・・・米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)と連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)の債券を500億ドルから買い増しているなんてことはないですよね、まさかね。

まあ、300億ドル持っていた米国政府住宅抵当金庫が元金を保証しているジニーメイ債でないことは確実だし・・・何なのでしょう?

それに、社債の比率を上げているというのも解せない??

そうそう、韓国の外貨準備高が増えていることについて、以下の記事を引用しながら、分析していませんでしたね。

【ソウル3日聯合ニュース】韓国銀行が3日に明らかにしたところによると、1月末現在の外貨準備高は2017億4000万ドルで、前月末の2012億2000万ドルに比べ5億2000万ドル増加した。外貨準備高の増加は前月(7億2000万ドル増)から引き続き2か月連続となる。
 韓国銀行は、保有外貨の運用収益が発生したことに加え、銀行が外国為替当局から供給された外貨資金のうち27億2000万ドルを償還したためと説明している。特に、銀行が海外からの借り入れに成功するなど外貨資金の調達状況が改善されたことが大きく、こうした流れは当面続くとみている。

ソース:聨合ニュース

まあ、元金保証されていないハイリスク運用の比率を引き上げて運用益を出し(ただし、元金がどうなっているかは定かではない)、高金利でドルを借りて・・・・・何とか2000億ドルのラインを保つことができたみたいです、見かけ上だけど・・・・

実際はどんな運用しているのか、知りたいなあ~~~

話を戻しますが、米国とどんな条件でスワップ協定を結んでいるのか、気になります・・・

米国債が担保に入っていたのではないのか?

本気で米国が韓国を助けに出た????

韓銀が実質的には為替介入に使っていても、何か黙認しているみたいですし・・・・

マジですか??

まさかね。

ちょっとひねくれた考え方をすると、韓米通貨スワップ協定の条項に、300億ドルと言っても、韓国が米国債保有している額の範囲内でしか引き出せませんよ、ぐらいの付帯条件があるのかもしれません。

まあ、単なる推測ですけど・・・・

ちなみに、現在の韓国が米国からドルを調達した額は、こんな感じです。

1回目-12月2日 40億ドル
2回目-12月9日 30億ドル
3回目-12月22日 40億ドル
4回目- 1月13日 30億ドル
5回目- 1月19日 30億ドル
6回目- 2月16日 20億ドル
――――――――――
計(期限10月30日)190億ドル
残り110億ドル

ここで気になるのが、第1回目の40億ドルの返済期日が2月26日が満期であるということです。つまり、米国に返さないといけないのです。

どうも、韓銀は、満期が訪れると同時に、同額以上の入札を行い、期日を先送りする魂胆のようです。

あ~~~自転車操業!!

この40億ドルですが、韓国がウォンを担保に無利子で借りているわけではありません。しかも、ウォン安が進んでいますので、実質の返済額は、その分上積みされているはずです。

例えば、1200ウォンで1ドル借りたとして、返済する時に1500ウォンになっていると、1ドル調達するのに1500ウォン、すなわち、300ウォン余計に必要になるわけです。

あ~~~~ナイス、高利貸し!!

やりますね、米国さん。

2月26日以前に、いったい幾ら110億ドルから借りだすのか、見ものです。

もし保有している米国債272億ドルしか実質引き出せないとすると、すでに190億ドル引き出しているのですから、実質残額が82億ドルとなり、40億に利子と為替差損をつけて返済するとなると・・・・・殆ど残っていないじゃないですか!!

ひょっとして、2月16日の引き出しが20億ドルという少額だったのは、そういうわけですか?

もうこれ以上引き出せないわけですね。

しかも、満期はどんどんやってくる・・・・

1回目 ― 12月2日  40億ドル(満期2・26)
2回目 ― 12月9日  30億ドル(満期3・5)
3回目 ― 12月22日 40億ドル(満期3・19)
4回目 ― 1月13日 30億ドル(満期4・9)
5回目 ― 1月19日 30億ドル(満期4・13)

・・・・・

しかも、3月には、配当金の支払いで、韓国の大企業は、大量のドルを必要とすることになるのです。

・・・・・

・・・・

・・・

・・



3月危機説・・・あながち本当かもしれません。

ちなみに、韓国が日本と中国それぞれと結んだスワップ協定を使おうとしないのは、予想通りでしたね。

日韓スワップ協定の場合、300億ドルのうち、200億が円建て、残りの100億ドルのみがドル建てでの調達が可能な部分なのですが、この部分は、韓国がIMFの融資を受けるような通貨危機になった時のみ使用可能なものなので、ここから調達することは、事実上の韓国経済の自主再建断念を宣言したようなものなのです。

しかし、200億ドルの円建ての部分は、円とウォンの交換なので、調達した円でドルを買わないといけませんが、ただいま世界最強通貨の誉れ高い円ですから、円でドルを買うことは可能でしょうし・・・・日本としては、これが円売りドル買い介入をしたのと同じ効果になるので、円安圧力をかけることができるので、全然オッケーなのですが、さて、韓国は使おうとしません。

なんでだろう?

まあ、円高基調の中で円をドルに換える作業をするすると、為替差損が生じ、実質相当な高金利になってしまうから、出来るだけドルを直接調達したかったのかもしれません。

ただ、3月中には、そうも言っていられない状況に陥りそうなので、今度は、日韓通貨スワップ協定を使用して、急場を乗り切るのかもしれません。

乞うご期待!!



                       ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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タグ:韓国経済 韓国 韓米スワップ協定

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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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