電機メーカーが軒並み赤字決算ですね。

2009.01.29 21:41|社会情勢
ところで、日本の電機メーカーも軒並み赤字決算となりましたね。

予想通りとはいえ、こう並ぶと・・・・・考えさせられます。

製造業、大丈夫???

以前も書きましたが、ただいま猛烈な金融収縮が起きていますので、実体経済が厳しいのは避けられません。

というか、今までがおかしかったのです。

日本の好景気は、間違いなく輸出産業が牽引してきました。

確かに、日本経済の外需依存率は低いですが、成長要因が輸出産業であったことは、間違いありません。

日本の輸出入

この昇り竜のような輸出の増加を可能とするためには、当然ですが、製造業の生産能力の増強がなければなりません。

それに対して、小売販売額は横ばいだったのです。

日本の消費低迷

つまり、日本のGDPの外需依存率が17%ぐらいだったと思いますが、それでも、経済成長の要因は、その外需の方だったのです。

その輸出が急減しているのですから、赤字決算になるのは、当然と言えば当然です。

そして、余剰生産分を削減しないと、破たん企業がでるのが出るのも当然の結果です。

過剰生産で価格が急落している半導体のDRAM産業の世界5大メーカーの一つであるドイツのキマンダが破たんしましたね。

市場が縮小しているのですから、メーカー数を減らすリストラをするか、メーカーの生産量を等しく減少してワークシェアリングをするか、このいずれかになるでしょう。

日本の電機メーカーや自動車メーカーは、後者を選んだようですね。

結果、非正規雇用がまず解雇されているわけです。

これ、仕方がないのかな・・・・・と思われますが、さあ、どうでしょう?

そもそも、こういう対策ならば、誰でも出来ます。

そう、どんな経営者でも、思いつくことです。

・・・・・

・・・

・・

じゃ、これに未来があるのかな?

と、経営者がダメというのも短絡的な結論なので、こういう状況に陥るしかなかったということも明らかにしておいた方がいいですね。

そもそも、日本が鎖国せず、世界経済の中で生きて行く以上、その潮流に逆らって行くことはできない、少なくとも非常に難しい。

その世界経済ですが、ただいまの経済システムは、成長をし続けなれば破綻する自転車操業という構造的な欠陥を有しているのです。

これ、説明するのは、長くなるなあ、と思っていたら、あら、こんな番組がありました。

フェイクマネーが派生するシステムがとても分かり易く解説されています。50分くらいありますが・・・



実体経済(物々交換)とかい離したバブル経済の発生メカニズムがよく分かります。

実体経済を維持し続けるためには、借金(ローン)をし続け、それを拡大し続けなければならなかったのです。もし皆が借金を解消して現物(商品とか)に換えてしまおうとすると、一気に経済が破綻してしまうのです。

なぜなら、現物の何十倍、何百倍のお金=借金(フェイクマネー)なのですから、現物が足りないのは当然なのです。

そして今、世界中でこの現物化が進行しているのです。

結果、フェイクマネーがどんどん消えて行っているのです。

話を戻しますと、このフェイクマネーですが、現物を元金として初めて成立します。

例えば、ゴールドが1キロ(例えば、その時の現金価値で、1千万円に相当したとします)あって、それを銀行に預けたとすると、銀行はこのゴールド債権化することで、1億円(フェイクマネー)を貸し出すことができたりするわけですが、大元のゴールドが無ければ、債権化することができません。

逆に言えば、フェイクマネーを拡大し続けるためには、現物、すなわち実体経済の拡大が不可欠なのです。

それは、結局のところ、不動産の取引拡大(そのための価格高騰)や製造業の増産という形で対応されることになります。

バブル経済を維持するためには、バブル拡大し続けるしかなく、そのためには、現物の取引量も拡大し続けなければならないのです。

結果、借金(カードローンとか)による強引な消費が行われるようになります。

しかし、こうした強引な消費は遅かれ早かれ何時か破綻します。

資源が枯渇するかもしれませんが、それ以前に消費が続きません。

まるで、過食症のように、食べては吐き食べては吐く・・・・という大量生産大量消費が行われると、過食症で体がボロボロになるように、様々な歪みが出てきます。

しかし、消費がし続けられる限り、このスパイラルは止まりません。

これは、消費者に商品を提供する製造業の側も同じです。

もし増産を止めたり縮小させたりしたら、そこで一気に市場から締め出される運命にあります。

う~~~ん、ちょっと端折り過ぎて、分かりづらいかもしれないかな??

また、余裕がある時に詳しく解説できたらいいのですが、結論から言うと、今までのグローバル経済で生き残っていこうとすると、製造業が拡大をし続けならないのは、選択の余地のないことなのです。

むろん、こういうグローバル化を避けられる業種もあるので、すべての産業がこうだということではありませんが・・・

トヨタのような急成長をした企業ほど、これからの生産調整は厳しいものとなるでしょう。

ひょっとしたら、ワークシェアリングではなく、リストラに向かったら、幾つもの自動車メーカーが破綻することで、生産調整せずに済むかもしれません。

その可能性もかなりありそうですね。

こんなニュースがありました。

クライスラー、新車を大幅値引き販売 政府融資受け

 【ニューヨーク=小高航】政府支援を受け経営再建中の米クライスラーは22日、米国で今月26日から大規模な販売キャンペーンを実施すると発表した。数千ドル単位の値引きとなる「従業員向け価格」に加え、最大6000ドル(約54万円)の値引きや自動車ローンの「金利ゼロ」を組み合わせる異例の安値攻勢となる。
 2008年と09年モデルの全車種を対象に、通常は自社の従業員にのみ提供する割引価格を適用する。さらにモデルによっては最大6000ドルの追加値引きと、ゼロ金利ローンも提供する。クライスラーの昨年12月の米新車販売は前年比53%減。販売不振に伴いディーラーが抱える在庫が急増しており、販売促進策で在庫の解消を狙う。
 米財務省は16日、グループ金融会社のクライスラー・ファイナンシャルに15億ドル(約1350億円)の融資を決定。今回のキャンペーンはこれを受けたもので、事実上、新車購入者に対する間接的な政府の「補助金」ともいえる。クライスラーはキャンペーンの期間を明言していないが、長期化すれば公平な競争環境をゆがめる恐れがある。 (13:47)

ソース:日経新聞

政府からの低利融資とはいえ、借金で値引き販売をしているようでは、もう破綻は避けられそうにありそうにありません。

値引き販売ということは、利益率がそれだけ低下することで、その低下分を借金で補っているということは、もう完全な自転車操業です。

ただ、米国のビッグスリーが破たんしても、その欠けた部分は、日系自動車メーカーの現地工場で十分に対応できることでしょう、実は。

それぐらいの市場収縮が起こっているのですから・・・

まあ、こういうシナリオも成り立ちます。

ちなみに、GMが無くなりトヨタが成長したとしても、グローバル経済においては、短絡的にそれが日本の勝利などを意味はしません。

雇用という面、そして、雇用者の消費という面からしても、日本からの輸出での対応ではなく、米国内の現地工場の増産で対応せざるを得ないからです。別に、日本の雇用が増えるわけではありません、少しは増えるかもしれませんが・・・・米国の雇用先がGMからトヨタに替わるだけですから、基本的に・・・まあ、多少自尊心は満足するかもしれませんが、日本人は、そもそも名を捨て実を取るのを好むので、これも大した意味はないような気がします。

それはともかく、これから本格的な嵐がやってくるのは間違いなさそうです。

・・・・

あれ、非正規雇用の解雇の問題まで行きませんでした・・・・またの機会に・・・

                        ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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