韓米通貨スワップ協定は、甘い罠なのか?

2008.10.31 17:28|アジア経済(韓国、中国)
昨日は、あまりにも疲れていて、更新ができませんでした。

そんな中、韓国通貨ウォンがそのジェットコースター振りを存分に発揮していました。

1ドル1460ウォン辺りから一気に1260ウォンくらいまで爆上げしたと思ったら、今日は、また1290ウォン辺りまで下げる。

ここまで予想通りに乱高下してくれると・・・・

まあ、今回の爆下げは、米国との通貨スワップ協定が合意されたことが主要因なのですが、日中両国に殆ど無視されたことが、なんと米国に受け入れられたわけですから、なかなか面白いですね。

これで一息ついたという安堵感が漂っているようですね、韓国には・・・・

ちなみに、通貨スワップとは、下の記事のような協定のことです。

通貨スワップの仕組みとは

これは、今回が初めてではなく、日本も韓国と結んでいます。

非常資金を確保、韓米通貨スワップの意味

もはやオーストラリアドル以上の最弱通貨であるウォンとの通貨協定は、米国に何の益もなく、韓国への温情のようなものと捉えられています。

ブッシュ大統領も、なんとキップがいい・・・・・

まあ、本当にそうなのかもしれませんが、実は、そうではないのでしょう、きっと。

そもそも、米国にとって、今韓国がデフォルトしてしまうのは、とっても困ります。

金融不安の増大のトバッチリがまずあります。

今回のスワップ協定は、韓国以外にメキシコ、ブラジル、シンガポールが選ばれたわけですが、この選択から見て、何とかデフォルトを防ごうという意志を感じないでもありません。

メキシコとブラジルは、米国周辺で影響が大きい国ですし、シンガポールは、アジアの金融立国なので、アイスランドのようなデフォルトが心配されます。

まあ、この中に韓国が入っていること自体が、デフォルトの恐れがあると見られているということです。

まさか、韓国の脅しに米国が屈したというわけではないでしょう。

先進国通貨スワップの新興国拡大を要求、姜万洙長官

そう言えば、米国債の売却を盾に、スワップ協定の締結を主張していたんです、韓国は・・・

そこで、このスワップ協定の条件が気になります。

本当かどうか、以下のような条件でかわされたという噂があります。

�米国債を担保とする。
�スワップの期限は4月30日とする。
�スワップ金額は300億ドルとする(他のスワップ締結新興国も同じ位)
�担保の売却は認めない。
�損失は担保で補償するが、利益は変換しない。

この条件ならば、米国にとっては、そんなにリスクのある協定ではないように思えます。
韓国がドルを調達するためには、米国債を担保になり、その担保を売却することができない。しかも、来年の4月30日までという期限がある。

韓国は、米国債を300億ドル以上保有していて、それは外貨保有高にカウントされています。この米国債が担保にされているのですから、たとえ韓国がデフォルトになってウォンが紙切れになっても、融通したドルを米国債でチャラにすることができます。

しかも、韓国が米国債を売れないのならば、米国にとっては、借金の返済を先延ばしすることが出来ます。

いえいえ、もっとえげつなく考えましょう。

米国は、そもそも韓国に借金(米国債)があります。

もし通貨スワップが発動され、韓国に米国が300億ドルを融資すると、韓国は米国に300億ドルの借金ができることになります。もちろん、それに相応する額のウォンが米国に渡されるので、借金という形にはなりません。もし米国債が担保にされていないと、韓国がデフォルトしたとき、米国に残るのは紙切れのウォンだけです。でも、米国債が担保であれば、たとえウォンが紙切れになってドルが償還されなくても、結局同じ額の米国債で補完できるので、結局スワップで交換したドルは回収されます。

それだけではありません。

そもそも韓国が保有する米国債は、緊急時に換金することが難しい債権です。もし安易に売ろうものならば、米国にけんかを売るようなものですから・・・

そう、韓国は、2300億ドルもの外貨準備高を有しているとしていますが、その中ですぐに換金して借金の返済や為替介入に使えるお金は殆ど底を尽きているのです。だから、年金を使ったり、大企業にドルを供出させたり・・・・あらゆる手を尽くしてドルを確保しようとしているのです。

それはさておき、今回のスワップ協定は、米国債が担保になっているのならば、結局のところ、韓国が保有する米国債の流動性を確保するという意味合いが大きくなります。

ここで注目したいのは、現在の韓国の為替相場で繰り広げられている韓国銀行とハゲタカファンドの攻防です。

韓国は、年金基金を使用してまで、ウォンの下落を食い止めようとしていますが、どんどんその貴重な資金を喪失して行っています。

このままで行ったら、もうすぐ韓国がデフォルトしてしまいます。

これは、ハゲタカファンドにとっては望ましくない。

韓国からできるだけ資金を絞り取るためには、彼らに望ましいのは、出来るだけ長くこの攻防が続くことなのです。

生かさず殺さず、真綿で首を絞めるように、少しづつ、しかし確実に資金を搾取することが、最も多くの資金を搾取する最良の手段なのですから・・・・

そのためには、搾取すると同時に、適当にドルを供給することもしなければならない。正確には、韓国が塩漬けで保有しているドルを流動化させて、出来るだけ多くのドルを回収しなければなりません。

今の為替相場での攻防を更に続けて、300億ドルも回収できれば、たとえウォンが紙切れになっても、ドルは回収できていますし、しかも、米国債を回収することも出来ます。

このスワップ協定は、米国債の担保が付くだけで、米国にとっては、とてつもなく有利な協定となるのです。

な、なんて、えげつない・・・・

しかし、そもそも米国政府がそこまでするのか、ということです。

気になることがあります。

米国の財務長官ボールドソンは、米国最大の投資銀行ゴールドマンサックスの元CEOです。ハゲタカファンドのことを熟知した人間です。

そして今、そんな人物が米国の金融危機を乗り切るために、金融システムの維持に全力を尽くしているのです。

う~~~ん、あり得そうで怖い。

このスワップ協定の締結発表と共に、韓国ウォンは、1200ウォン台まで爆上げし、翌日からは、再びじりじり下落しています。

10.31ウォン

第2ラウンドの開始ということかな?

まだまだ、ウォン相場を戦場にした攻防は続きそうです。


                       ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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