韓国の株式相場が暴落しなかったのは・・・

2008.10.01 17:44|アジア経済(韓国、中国)
今回も、経済ネタです。

韓国経済の先行きが今ダイナミックに揺れ動こうとしているので、ここら辺について取り上げようと思ったのですが、ちょっと気になったことがあったので、まずはこちらから・・・


さて、この米国発の金融危機にもかかわらず、ウォン安ドル高に振れるという最弱通貨ウォンですが、今日は小康状態を保っていますね。

1ドルあたり1200ウォンというのがデッドライン(これは、韓国の中小企業にあるKIKO問題から)なので、何とか頑張っているという感じです。

ところで、これだけウォン安ドル高になっているにもかかわらず、韓国の株価(KOSPI)は、あまり下げていません。

世界的な株安にもかかわらず・・・・

んっん???

ひょっとして、韓国経済はまだまだ底堅いのか!!!と勘違いしそうですが、ちょっと調べてみたら、そのカラクリは、こうでした。

朝鮮日報の今日の記事にこんなことが・・・

「金融委員会は、株式市場の取引開始10分前に市場安定化のための緊急措置を発表した。株式を借りて取引し、差益を得る株式の空売りを1日から全面禁止するほか、上場企業が自社株安を避けるため1日に買い入れることのできる自社株の限度を、発行株式数の1%から10%へと拡大するとの内容だ。米国の株価大暴落に伴う投資家の売り浴びせを阻止するのが狙いだ。」

・・・・

これって、どういうことかというと・・・・

まず、「空売り」とは・・・これは素人の私に説明するのは無理があるので、間違っていたらごめんなさい。・・・簡単に言えば、株価が下がることで、取引差益が稼げる売買の仕方です。

たとえば、1株あたり1千円の時に、1千株(100万円)を証券会社から借りて、空売りします。株価が5百円になったところで、1千株を50万円で買い戻し、それを証券会社に返せば、差額の50万円(手数料抜き)が利益になります。

これは、ゴールドマンサックスがサブプライムローンの破たんで巨額の利益を出した方法のはずです。

株価が下落する要因が強ければ、投機ファンドなどは、この取引で利益を出そうとします。

この空売りを禁止するということは、いわゆる投機筋を排除するということにほかなりません。

というわけで、投資家の売り浴びせを防ぐ対策になります。

まあ、これで、ダムから放水される水量(放水口)を極限まで絞っています・・・

さあ、それだけではありません。

自社株買いの限度額を10%まで拡大するとあります。

これは、株を発行している企業自らが株価を買い支えなさい、ということです。

自社株買いとは、そのままの意味で、自分の会社の株を自分で買う、ということです。

これは、株価を吊り上げる作用があります。

A企業の株が市場に1万株が出回っていて、A企業が自分で5千株を買い占めたら、残りが5千株になり、その株は、その市場で品薄となり、結果的に株価があがります。

一般的には、この自社株買いは、その企業の余剰資金を使って行われます。

通常、株を一般公開するのは、事業投資などするための資金(資本)を集めるために行われます。自社株買いは、その資金を圧縮するわけですから、もし事業の運営資金を使ってしまったら、なんにもなりません。事業利益があがって、その利益配分をする際に、株主に対して配当として還元するか、自社株買いをして、株価を吊り上げて資産価値を増やして還元するか、という風に、株主への利益還元の手段として用いられるのが普通です。ですので、投資に回す必要のない余剰資金で行われるわけです。

あ~~解説が長くなりましたが、この自社株買いを金融危機の時にするということは・・・・

余剰資金ではなく、運転(投資)資金で自社株買いをし、なんとか株価を支えて下さい、ということになります。

あなたの会社の株をみんな売りたがっていて、このままでは投機的な投げ売りで企業倒産しかねない。だから、自己資金で自社株を買って、株価の下落を食い止めてください、と・・・

というわけで、投資家の売り浴びせを防ぐ対策になります。

まあ、ダムに入ってくる流れを全開放しようということでしょう。

・・・・

要するに、出口を絞り、入口を解放したわけです。

こりゃ、株が暴落しないわけです。

しかし、これって、いつまでもつのでしょう???

そもそも、韓国以外の国は、どうしてこれをしないのでしょう?株価の下落を食い止められるのに!!!

それは、これがとっても危ない処方箋だからです。

何度も言いましたが、経済は、物流があってなんぼの世界です。

物が流れ、お金が流れ、その流れが拡大することで、経済が成長する、ということになるのです。

だから、信用取引などを駆使して、まだ現物のない未来の商品を取引き(先物取引)するなどして、物流の速度を加速度させようとするのです。

まあ、これをやり過ぎると、バルブ経済になるわけですが・・・・

今回の韓国政府の措置は、これを逆行させているわけです。

ダムの水が滞れば水がどんどん濁って行くように、株式市場の株価は保てても、企業の資金繰りはどんどん悪化して行きます。

運転資金を食いつぶして行くのですから、いずれは資金ショートを起こし、やっぱり破綻します。

結局のところ、一時しのぎに過ぎません。

というわけで、株価が下がっても、こういう措置はしないようにするのです。

先の朝鮮日報の記事もこう続いています。

「しかし、低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題が1年半以上も続いている中、「政府は、危機に備えてあらかじめ対応するというよりも、金融市場が大きく揺れ動くときにだけ一時的に対応している」と指摘する声も上がっている。」

まさにその通り!!

でも、こうした措置をしないと、韓国経済はもうもたないということでしょう、きっと。

韓国大統領の「韓国の物価や株価、為替相場のショックは他国に比べ小さい方」という見解が何ともはや・・・(哀)

もっとも、李明博(イ・ミョンバク)大統領は、たぶん現実を十分わかった上で述べているのでしょう、分かっていても、そう言わざるを得ない大統領という立場・・・・(哀)

・・・・

なんかグローバルな話題が続きますが、最終的には、何で私奥の家♂が自然養鶏をやっているのかという理由まで進む予定です。

これまた、あ~~~先が長い(笑)。

                        ・・・・・・・・・・今日の徒然でした。


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1999年7月5日に四国に上陸しました。
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そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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