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杉の皮剥き体験したい方いますか?

2011.06.18 02:04|森の不思議、木の不思議
まだまだ苦行が続く、今日この頃です。

あ~~~いつまで杉の木と格闘しないといけないのでしょう?

今、少し焦っています。

予定では、ゴールデンウィーク明けぐらいから杉材の玉切をして、皮剥きを始める予定だったのですが、一ヶ月ぐらい遅れてしまいました。

これは、実を言うと、マズイです。

杉の木を切って、葉枯らしする期間は、せいぜい2ヶ月ぐらいにしないと、虫食いが入ります。

虫が入ってしまうと、材がボロボロになってしまいますので、その前に、皮剥きをして、雨に当たらないように、養生をしないといけません。

そもそも、梅雨に入って、雨ばかりなので、虫が入りやすい状況にありますしね。

で、実際のところ、皮剥きをしていると、虫が入り始めています。

うぁ~~急がないと!!

でも・・・

でも・・・・

量が多すぎます。

3メートルぐらいで玉切りしたら、ウン百本になるますからね。

はぁ~~~~

杉の皮剥き体験したい方いますか?

まあ、これは冗談ですが、皮剥きをしていると、どうも虫食いが入っているものがあります。

つちの日は外していたのですが、この木は、つちが明けてからすぐに伐採したので、よろしくなかったようです。

以前知人から聞いたのですが、ここら辺は、つち開けが3日ぐらい遅いらしいです。

本当かなあ~~~と思いつつ、ちょっと事情があって、4本だけ切ったのですが、見事に虫が入っていました。

まあ、まだ表面なので大丈夫ですが、そもそも葉枯らしさせていたのに、水分があまり抜けていない。

う~~ん、完全に失敗ですな、これ。

他のものは、相当に水分が抜けているのに・・・

つちの日は、守りましょう!!

・・・・・・・・今日の徒然でした。


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土地を見るならば、大雨の日に・・・

2011.05.30 01:15|森の不思議、木の不思議
心配された台風2号の影響ですが、幸いにも殆ど影響なく過ごすことができました。

こういう大雨の日は、土地の利用計画を立てる上での絶好の観察日となります。

山奥での暮らしは、水をどう制御するか?・・・これが大事です。

何処からどんな感じで水が流れてくるのか?

どういう水路を作って、どういう地形に整地するか?

ここら辺を調べます。

慣れてくると、晴れの日でも、おおよそ見当がついてくるようになるのですが、それでも予想外のことが必ずあるものです。

土地というのは、晴れの時に見に行っては駄目です。

大雨の時にどうなるか?

最悪の日が最良の観察日なのです。

とりわけ、山奥の谷間の土地だと、本当にこれが重要になります。

思わぬ所から水が溢れて来るのが土砂崩れの予兆だったりしますしね。

というわけで、ただいま伐採した杉を整理している土地を見に行きました。

杉の枝落とし

杉材を搬出した後、ユンボで整地する予定ですので、水の流れ方を確認し、何処にどれぐらいの幅で溝を掘って、どんな角度で傾斜を作り、どんな道を作るのか?を構想します。

というか、そもそも使い物になる土地なのかどうか?・・・ですね。

整地して、獣避けの柵をして、作物を植えて・・・これだけした上で、土石流などで流されでもしたら、目も当てられませんからね。

まあ、経験済みなので・・・・泣

で、改めて見て来た感想ですが・・・

う~~ん、あまり投資は出来ないな!!

これが正直な見解です。

恐らく、この土地に行くまでの車道は、早晩壊れます。

今までも何度か壊れて、その度に山主さんたちが修繕して来たのですが、これは、繰り返します。

そういう道の作り方です。

四万十式作業道にしても、考え方を聞き、その作り方を解説してもらった限りでは、ポイントはこうです。

どう水を逃がすか?

山に道を作る時の注意しないといけないのは、作った道が水の流れる道にならないようにすることです。

道を作り易いということで、谷筋に沿って道を整備して行くケースが多いのですが、これは、沢に入る前に道が水の通りに道になってしまい、あっという間に壊されてしまうことが殆どです。

壊れない道作りをするならば、水の流れる道にならないように工夫することです。

四万十式作業道は、これが優れています。

例えば、これが四万十式作業道ですが、雨の日ですが、全く水が溜まっていません。

5.29作業道

雨の日に行っても、道に沿って水が流れている箇所はないんですね。

で、画像を見ると、その工夫が幾つか分かります。

斜面の角度

2メートルもないぐらいの切り面

切り面の上部は根っこが残されていますが、この根っこを伝わって水が滴り落ちるので、切り面は乾燥したままです。

道が逆カントになっている

等々

・・・

正直、四万十式作業道は、人が歩くには、ちょっと酷ですし、車で走るにしても、とても通りづらいです。

四万十式作業道

この角度ですからね。

ただ、水の流れはない。

ですので、壊れない。

まあ、それはともかく、我が家の土地は、そんなわけで、活用するにしても、道が壊れることも想定して、活用方法を検討しないといけないのです。

それに、土地自体にも、かなり排水の工夫が必要です。

ちなみに、鶏小屋と畑は、今日確認してみたところ、排水はバッチリでした!!

排水しきれずにパイプから溢れている箇所もありますが、想定の範囲内で済みました。

まあ、苦労した甲斐がありました。

・・・・・・・・今日の徒然でした。


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「植えない」森づくり・・お薦めです。

2011.05.29 02:06|森の不思議、木の不思議
ところで、久しぶりに山仕事をすることになったので、ちょっとご紹介したい本があります。

「植えない」森づくり

これです。

著者の大内正伸さんは、四万十式作業道についても本を書いているので、気にはなっていました。

四万十式作業道については、少しかじったもので・・・

まあ、高密度作業道の是非はともかくとして、こちらの本の内容は、とても共感できました。

私が感じていた疑問点も明瞭な答えを提示してくれて・・・かなりお薦めです。

日本人の森林保護に対する通念は、植林活動という感じです。

木を植える植樹をすることが環境保護に貢献する・・・これが殆ど常識のようになっています。

この本で書かれていますが、これは、大きな誤解です。

逆なのです。

木は伐らないといけない。

植林=善、伐採=悪という構図が、森を荒廃させているのです。

これは、森の近くで暮らしていれば、よく分かります。

日本の気候というのは、湿潤なモンスーン地帯です。

しかも、黒潮の暖流とシベリアからの寒気がぶつかる特殊な風土を有しています。

ヨーロッパや熱帯雨林地帯などと違って、日本の場合は、あっという間に木が自生するのです。

【最終回】林業は自立して競争力を持てるという“ホント”

我が家の農場は、小さな谷間にあります。

両側から山が迫ってきているので、極めて日照時間が短い。

ですので、元の住人の方々は、本当に定期的に山の木を全伐していたそうです。

私が来た十年前の時に、三十年くらいまえに全部伐ったんだけど、もうこんなに生い茂ってしまって・・・と言っていました。

そう、何もしなくても、鬱蒼とした森へとなってしまうのです。

以前にも書きましたが、日本の林業の可能性は極めて高いと思うのですが、これは、これだけ恵まれた風土を有しているからです。

これぐらいの風土ならば、成長速度を最大限活用するならば、伐採を定期的に行い、更新を促進させる方がよっぽど自然林が復元されます。

今問題なのは、40年ぐらい前に一斉に植林された人工林が間伐もされず放置されていることです。

線香林と言われる細い貧弱な杉や檜は、自然の更新を抑制してしまっている。

もっとも、間伐だけすればよいという問題でもない。

ただいま台風2号が接近中ですが、7年くらい前に、台風雨による土石流災害で、鶏舎をほぼすべて流されました。

2004年大殺界

間伐をしても、人工林の杉や檜の根は浅く、逆に流されたりする訳です。

で、以前から疑問に思っていたのです。

天然の杉や檜は、そんなことになったと聞かないのだけれど・・・

この本で、疑問が解けました。

天然と人工では、根の張り方が違うのですね。

実生の根と挿し木の根のちがい。

確かに、この記事の図の通り、人工林の挿し木の根は、横に浅く張っているだけです。

四万十式作業道作りの現場を見ていても、50年生以上の檜の切り株が、ユンボで、いとも簡単に掘り返されていました。

ユンボのパワーはすごいな!!と思ったのもありますが、何とも貧弱な根っこだと思ったものです。

で、我が家に流されて来た土石流の中の流木たちを見ると、やはり挿し木特有の根株ですね。

この本で取り上げられていますが、伊勢神宮の宮域林が実生根の檜林だそうです。

伊勢神宮については、「林業は、高度なマネジメント能力が要求される投資産業」という記事で取り上げました。

20年毎に建て替えるための檜材を供給している宮域林では、台風でもびくともしない・・・・なるほどね。

植林活動に精を出すならば、伐採に精を出した方が、自然再生には貢献するでしょう。

そうそう、折角自生した混成林を全伐して、紅葉やら桜やらの苗を植えて、自然森林公園としている事例を見たことがあります。

億単位の予算をかけて・・・

それはそうと、我が家の杉林ですが、先ずは片付けて、畑として復活させなければなりません。

自力で・・・

まあ、こういうことは、自力でやるのが一番だと思っている今日この頃です。

しかし、研修生君がチェーンソーの扱いに慣れてくれるといいのだけれど・・・

畑に復活させるまでに、どれくらいかかるかな?

杉の枝落とし

ふ~~~(溜息)。

・・・・・・・・今日の徒然でした。


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林業は、高度なマネジメント能力が要求される投資産業

2010.03.17 08:12|森の不思議、木の不思議
さて、前回の続きです。

今回は四万十式作業道について取り上げようかとも思いましたが、それは後ほどに譲るとして、林業の可能性について取り上げたいと思います。

漁業には触れたことが無いので分かりませんが、農林漁業という第一次産業分野の中で、日本の強みを最も活かせるのは、林業だと思っています。

林業は途上国の産業という“ウソ”

この記事にもあるように、林業というのは労働集約産業ではありません。

高度なマネジメント能力が要求される投資産業です。

言うまでもありませんが、木というのは、1年や2年で育つものではありません。

最低でも3世代の時系列の連携が必要・・・すなわち100年単位で物事を捉える俯瞰的な視点を有して、3世代先のために今投資をするということをしないと成立しない産業なのです。

100年先を見据えてということは、その頃の資金繰りの状況をマネジメントしなければなりません。

投資をし過ぎれば資金繰りにつまり破綻するし、投資をせずに過去の資産を食い潰していけばいずれ破綻します。

ちなみに、過去の資産を食い潰してしまったのが数十年前の日本です。

話は少しずれますが、伊勢神宮の神宮式年遷宮というのをご存知でしょうか?

こちらで解説されていますが、これが如何にすごいことか、分かる人には分かります。

引用すると・・・

神宮式年遷宮は、神宮(伊勢神宮)において行われる式年遷宮(定期的に行われる遷宮)である。神宮では、原則として20年ごとに、内宮(皇大神宮)・外宮(豊受大神宮)の二つの正宮の正殿、14の別宮の全ての社殿を造り替えて神座を遷す。このとき、宝殿外幣殿、鳥居、御垣、御饌殿など計65棟の殿舎のほか、装束・神宝、宇治橋[1]なども造り替えられる。
記録によれば神宮式年遷宮は、飛鳥時代の天武天皇が定め、持統天皇の治世の690年(持統天皇4年)に第1回が行われた。その後、戦国時代の120年以上に及ぶ中断や幾度かの延期などはあったものの、1993年(平成5年)の第61回式年遷宮まで、およそ1300年にわたって行われている。


私が思うに、世界でも類稀な、というか、エジプトのピラミッドなどよりも遥かに貴重な存在です。

20年毎に立て替える・・・これを1300年続けているのです。

建物の古さ、大きさでは、エジプトのピラミッドの方が遥かに上回っています。

モノとしてはピラミッドがすごいですが、神宮式年遷宮は、コトとしてとてつもない規模なのです。

20年ごとに1万本以上の檜材を用意すること・・・これがどれだけすごいことか・・・

1万本の檜は、殆ど樹齢が60年から100年以上のものでしょう。

また、その品質は、神宮ですから、最高級のものを要求されます。

これを切らさずに供給し続けるだけの山は、膨大な面積に及びます。

伊勢神宮とは、その背景にある森も含めて、膨大な面積を占有し管理し続けることで成り立っているのです。

そして、これだけの材を20年毎に用意するとなると、とてつもなく高度に計画された投資が必要となります。

これを1300年続けているのです。

今のような機械が全く無い時代から続けているのです。

・・・・

・・・

・・



筆舌に尽くせないほどのすごさです。

この話をするとまだまだ長くなるのですが、この事例が最高峰としても、林業という産業を持続して行くには、極めて高度なマネジメント能力が必要かということがよく分かると思います。

天然林を伐採し続けるような短期的な利潤のみを追求していくようでは、あっという間に資源の枯渇がおき、産業が滅んでしまうのです。

林業は、日本という風土を活かした持続可能な資源産業として、他に真似のできない強味を発揮できる分野なのです。

時間切れ


・・・・・・・・今日の徒然でした。


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林業の中の“ウソ”があるらしい。その1

2010.03.16 01:41|森の不思議、木の不思議
本日は、こんな記事からどうぞ・・・

林業は衰退産業という“ウソ”

林業は途上国の産業という“ウソ”

日本の林業の問題点と展望が論じられていますが、なかなか興味深い内容です。

まずは一つ目の記事について・・・

林業への就労希望は拡大してきており、先日、東京、名古屋、大阪で開催された林業への新規就労への説明会には、会場を埋め尽くすほどの人が押し寄せ、相談ブースでは行列ができるほど盛況を極めた。

とあるように、地方への移住の受け皿として林業も注目されています。

しかし、以前も書きましたが、現時点の作業内容からすると、都市住民がおいそれと適応できるような職種ではありません。

急傾斜地で、丸太という重量のある物を扱い、それをチェーンソーなどの刃物で切る・・・これは、かなりの危険度の高い作業です。

Iターンの若者が林業に従事し、作業中に怪我をして都会に帰る・・・このパターンは、結構よく耳にします。

ちなみに、農業の場合は、ほとんどこれを聞いたことがない。

それぐらい危険度が高いので、基礎的な身体能力、と言っても、バーベルで何キロ上げられるとかではなく、山仕事で培われた筋肉と言うかバランス感覚というか・・・そんなものが必要になってきます。

これを都会育ちの人間が持っていることは殆どないし、移住してから鍛えたとしても、それに順応できるだけの才がある人は稀です。

しかも、熟練の技術を必要とします。

 日本では林業は労働集約産業だと思われているが、これは大きな誤解である。例えば木材生産を効率よく行うには、高度なマネジメント能力と技術力が要求される。立木の伐採1つとっても、その倒す方向によって、その木を運び出すという次の工程の生産性に大きな影響を及ぼすが、決められた方向に、残っている立木に傷をつけずに倒すには、熟練した技術力が不可欠である。

都会の人は、樹木というのは単純にチェーンソーで切ればよいだけと思いがちですが、全くそんな単純なものではないのです。

杉にせよ檜にせよ、生育環境によって一本として同じものはないので、どのように伐採していくか、その都度その都度で判断が要求されるのです。

たとえば、樹木の上には枝と葉っぱが繁茂しているわけですが、たいていの場合、これが絡まっているわけです。ですので、単純にチェーンソーで根元を切っても、それだけでは枝が引っかかって倒れません。これを下から見て判断し、楔を打つなどして自分の思った方向に倒すのです。

プロの技を見ていると、とっても感服してしまいます。

そして、もし一歩間違うと、撥ね木が自分を襲い、死亡事故が起こります。

さらに引用すると・・・

 また木材生産は複数の工程からなっており、その工程間の生産性に格差があると、その分、無駄が生じ生産性は落ちてしまうことから、単に機械を運転する技術のみならず、工程管理などのマネジメント能力も要求される。しかも林業はどれ1つとして同じ現場はなく、それぞれの現場ごとに判断を迫られることになる。このため、1人ひとりの能力やモチベーションをいかに高めるか、その組織の人事管理などの経営手腕そのものも問われる。


林道をつけるにしても、丸太を切るにしても、一旦やれば、それを回復させるには、膨大な時間と手間がかかりますので、まさに「木を見て森を見ず」のミクロな視点での経営をすると、あっという間に破綻しています。

さらに引用すると・・・

今も夢見る“林業バブル”

 日本で林業が衰退した最大の理由は実は単純で、戦後、資源を伐り尽くしてしまったことである。

 例えば、林業が絶好調だった1960年代前半の木材生産量は、6000万立方メートルにも達していた。これは、現在の3倍以上の水準である。ところが、当時の日本の森林蓄積は20億立方メートルに過ぎず、そうした中で6000万立方メートルもの木材生産を行うことは、30年余りで日本の全森林を伐り尽くしてしまうほどの過伐状態だったことを意味する。

 高く売れるからといって、成長量をはるかに超える伐採を繰り返していけば、林業が成り立たなくなるのは当たり前である。日本の木材生産量が1960年代初頭をピークに、以降、一貫してきれいに右肩下がりで推移してきているのは外材のせいではなく、過伐によって供給できる資源がなくなってきたためである。日本の人工林の8割がいまだ50年以下であるということは、この事実を如実に物語るものだ。

 そして、こうした国産材の供給能力の減少を補ったのが外材である。高度成長期の木材需要は1億立方メートルにも達しており、仮に外材が入ってこなかったとしたら、森林資源にはさらに負担がかかって、日本の山は荒廃きわまっていただろう。外材のおかげで国内資源を育成する時間的余裕が与えられ、これによって現在の50億立方メートルにも迫る森林蓄積を築き上げることができたのである。

 林業が衰退したもう1つの理由は、過去の成功体験があまりにも大きかったことである。

 戦後から高度成長期にかけては、住宅や紙パルプ需要が旺盛なことから木材価格が高騰しており、相対的に低い賃金コストと相まって、伐れば伐るほど儲かる時代が続いた。さらに、「役物(やくもの)」と言われる節のない高品質の材が飛ぶように売れた時代でもあり、当時はいいものを作れば高く売れた。また、林業があまりにも儲かったことから、伐った後に放置することなどありえず、次の収穫を夢見て自ずと植林した。


日本は、高度経済成長期に、それまで連綿と受け継がれてきた木材資産を消化し尽くしてしまった。

これは、林業県の高知の山を見れば、よく分かります。

人工林が沢山ありますが、その樹齢は、だいたい50年生以前のものが殆どです。

この時期に、国策で植えまくったのです。

植林するとお金になる時期があって、その時に、これまで保全林として残されていた谷筋や尾根筋の広葉樹林帯まで、どんどん伐採して針葉樹を植えていったのです。

谷筋や尾根筋をなぜ残さないといけないのか、これは別の機会に譲るとして、これぐらい消化し尽くしてしまったのです。

林業に予算をつけたことが荒廃を促進したという側面があったことは否めないような気がします。

そして今ですが、やはり場当たり的な補助になっています。

まずは全体の制度設計から

 仮にこのような人材養成もなされていない、それを受け入れる組織の人事管理もいい加減な中で、政府が補助金を投入したらどうなるか?

 林業の現場では、木を運び出すノウハウも路網もないため、補助金の多くは、単に木を伐り捨てて間引くだけの作業に支出されている。そうした「伐り捨て間伐」も、森林所有者を取りまとめて計画的にやるのならまだしも、単に仕事の取れたところを場当たり的に行うのがほとんどであり、中には歩いて1時間以上もかかる現場もあるほどだ。このような虫食い的な作業では、いくら木が太っても永遠に補助金依存から抜け出せないし、1000万ヘクタールにおよぶ人工林資源は到底管理しきれるものではない。

 最近では路網整備にも予算が大幅につけられるようになっているが、そのための人材が育っていない中での単なる予算づけは、極めて危うい。実際、路網づくりの現場をみると、自己流で壊れやすい危険な道だらけである。また、技術力がない中で無理して間伐した木を出そうとして、周りの木が傷だらけということも日常茶飯に起こっており、現場は無秩序に近い状態だ。

 法制度の不備も深刻である。日本では、皆伐の面積制限に関するきちんとしたルールすら存在せず、5ヘクタールを超えるような大面積で皆伐し、あとは植林をせず放置ということも珍しくない。大量の補助金を投入して路網整備・間伐を行って森を育ててきても、その路網を利用して皆伐してしまわれるようであっては、補助金投入の意味そのものが問われることになってしまう。そもそも、伐採後の放置は、先進国では「違法伐採」そのものである。

 林業再生の可能性は高まっているとはいえ、単にカネをつけるだけでは問題解決にはつながらない。将来への投資となるような全体の制度設計こそがまずあるべきであり、そうでないかぎりいくらカネを注いでも、砂地に水をまくに等しい行為に終わってしまう。人材養成やルール整備など、知恵も足も使って初めて、財政支出を将来への投資とすることができるのである。このことは、基本的にこれからの政策すべてに共通する課題であり、「新成長戦略」の基本理念そのものでもある。


日本の山は、山主が複雑に入り組んでいて、それぞれが個別に補助を受けるような感じになっていて、まさに虫食い的作業になってしまっています。

山主さんの山への思い入れも強いので、ここら辺は難しい問題だと思います。

そして、作業道(路網)にしても、まさに試行錯誤で、確立されていない。

この近くでは、田辺由喜男さんという方が四万十式作業道という技術を提唱していますが、さて今はどうなっているのでしょう?

四万十町役場を早期退職され、この地を離れたとは聞きましたが、その後に四万十式作業道の取り組みがどうなったかは、私もあまりよく知りません。

全国から研修・視察が多数来ていましたが、地形、地質なども各地で違うので、この技術がそのまま汎用的に適用できるかと言うと、林業に携わる人に伺うと、どうも???ということみたいですが、作業道の開設が林業再生に不可欠であることは間違いなさそうです。

次回は、林業は途上国の産業という“ウソ”を参考に・・・

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家主:奥の家♂
1999年7月5日に四国に上陸しました。
巷では、ノストラダムスの大予言で恐怖の大王だの、終末がどうのこうの・・・と話題になっていた、あの月です。
そんな時、リトルカブに乗って、四国に移住の地を求めて彷徨う旅を始めました。

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