農林漁業が雇用の受け皿になるの??
2009.02.13 00:26|地域活性化|
そう言えば、「田舎暮らし募集フェアを渡り歩いていました。」の続きを書いていませんでしたね。
私奥の家♂は、まだ金融危機に陥る数年前、東京・大阪を中心に、数々の田舎暮らし募集フェアに参加していました。
繰り返しますが、相談をする方ではなく、相談される方の立場で・・・・
こういう田舎暮らし募集活動に参加していると、実を言うと、かなり違和感をもっていました。
まず、そもそもおかしいなあ、と思っていたのが、自分の市町村(田舎)に是非住んでください、とお願いするような空気・・・・

こういう感じで、ブースが並んでいると、もし移住したら、他の自治体に比べてどんなメリットがあるの?という点に行き着くんですよね。
そもそもの前提として、田舎は過疎高齢化で困っているので、田舎の方は移住者大歓迎・・・・移住希望者の方も、そちらに住んであげても良いけど、どんな特典があるの?という感じなんですよね。
というわけで、移住者を受け入れたい地方自治体の方は、様々な特典をご用意します。
まあ、自然があるだの、人柄が良いだの・・・・ここら辺は、実を言うと、何処も一緒なので、あまりアピールポイントにはならないんですよね。
そうは言っても、寒いか暑いか、豪雪地帯か常夏か、山か海か・・・・等々の基本条件は取捨選択の最初の関門ですが・・・・
しかし、これぐらいの基本条件に適合する箇所は、日本中に一つしかないということは殆どあり得ない。
例えば、自然が残っていて、空気が美味しくって、地元住民の人柄が良くって、食べるものが美味しくって、雪があまり積もらなくって、山がある所・・・という条件を有する自治体を探したら・・・・日本各地に沢山あります。
この時点で、移住先が一つに絞れることは殆ど無い。
とすると、選択条件は次に進みます。
住居はあるか、仕事はあるか・・・・どれくらいの補助をしてくれるのか?という感じですね。
移住促進をしたい自治体は、これに応えようとして、かなりすごいことをしていたりします。
公営住宅の斡旋などは結構ありますが、百万円単位の無利子融資をし、尚且つ10年くらい住み続けてくれたら、返済免除とか・・・
就農に関して言えば、20万円以上の研修手当てを出しながら、農業研修を受けられるとか・・・
へぇ~~~すごいなあ、と素直に感心してしまいました。
私が四国に上陸した1999年7月当時は、そんな制度はあまり無かったような気がします。
農業研修出来る所も、結構限られていましたしね。
まあ、情報が入って来なかっただけかもしれませんが・・・・実際、もう田舎暮らしが相当話題にはなっていた時期でしたからね。
そう言えば、この当時も、かなり不況の時期だったような・・・
ちなみに、私の場合は、年間20万円の研修費用を支払って、1年間勉強しましたが・・・まあ、この当時のときは別の機会に・・・・
それはともかく、こんな支援制度を用意しているのもあって、移住希望者の方も、大体がこう尋ねてきます。
貴方の所は、どんな支援をしてくれるの?
とりわけ多いのが、どんな仕事があるの?という質問ですね。
そう、住んであげるから仕事を紹介して、という要望が一番多いんです。
この時点で、殆どの場合、行き詰ってしまう。
地元に住んでいる人間でさえ仕事に困っているのに、見も知らないよそ者に紹介するような仕事は、宝くじに当たるくらいの確率で無いとありません。
正確に言えば、地元の人間がやりたがらないくらいの雇用条件の求人はあっても、それは、移住者が生活できるようなものではないのです。
地元の人間の場合、住宅費がかからなかったり、食費もあまりかからなかったり・・・・などの生活環境があるので、かなり生活費を圧縮できます。それで漸く生活できるぐらいの雇用条件が一般的な働き口で、そういう環境にある地元の人すらやらない就職口では、そういう環境に無い移住者は、生活していけないのです。
その結果、殆ど場合、物別れとなってしまう。
田舎暮らしフェアの規模や種類にもよるので一概には言えないのですが、こういう相談会に来場した人の中で、実際に移住を実現する人の確率は、数%ぐらいだと聞きました。
さらに、その数%のうち、5年後にまだ田舎暮らしを続けている人の確率は、数割ぐらいでしょうか?
・・・・・
・・・
・・
・
不況になったからと言って、簡単に雇用の受け皿になるような所ではないのです。
長くなったので、続きはまた気が向いた時に・・・
・・・・・・・・・・今日の徒然でした。
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私奥の家♂は、まだ金融危機に陥る数年前、東京・大阪を中心に、数々の田舎暮らし募集フェアに参加していました。
繰り返しますが、相談をする方ではなく、相談される方の立場で・・・・
こういう田舎暮らし募集活動に参加していると、実を言うと、かなり違和感をもっていました。
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こういう感じで、ブースが並んでいると、もし移住したら、他の自治体に比べてどんなメリットがあるの?という点に行き着くんですよね。
そもそもの前提として、田舎は過疎高齢化で困っているので、田舎の方は移住者大歓迎・・・・移住希望者の方も、そちらに住んであげても良いけど、どんな特典があるの?という感じなんですよね。
というわけで、移住者を受け入れたい地方自治体の方は、様々な特典をご用意します。
まあ、自然があるだの、人柄が良いだの・・・・ここら辺は、実を言うと、何処も一緒なので、あまりアピールポイントにはならないんですよね。
そうは言っても、寒いか暑いか、豪雪地帯か常夏か、山か海か・・・・等々の基本条件は取捨選択の最初の関門ですが・・・・
しかし、これぐらいの基本条件に適合する箇所は、日本中に一つしかないということは殆どあり得ない。
例えば、自然が残っていて、空気が美味しくって、地元住民の人柄が良くって、食べるものが美味しくって、雪があまり積もらなくって、山がある所・・・という条件を有する自治体を探したら・・・・日本各地に沢山あります。
この時点で、移住先が一つに絞れることは殆ど無い。
とすると、選択条件は次に進みます。
住居はあるか、仕事はあるか・・・・どれくらいの補助をしてくれるのか?という感じですね。
移住促進をしたい自治体は、これに応えようとして、かなりすごいことをしていたりします。
公営住宅の斡旋などは結構ありますが、百万円単位の無利子融資をし、尚且つ10年くらい住み続けてくれたら、返済免除とか・・・
就農に関して言えば、20万円以上の研修手当てを出しながら、農業研修を受けられるとか・・・
へぇ~~~すごいなあ、と素直に感心してしまいました。
私が四国に上陸した1999年7月当時は、そんな制度はあまり無かったような気がします。
農業研修出来る所も、結構限られていましたしね。
まあ、情報が入って来なかっただけかもしれませんが・・・・実際、もう田舎暮らしが相当話題にはなっていた時期でしたからね。
そう言えば、この当時も、かなり不況の時期だったような・・・
ちなみに、私の場合は、年間20万円の研修費用を支払って、1年間勉強しましたが・・・まあ、この当時のときは別の機会に・・・・
それはともかく、こんな支援制度を用意しているのもあって、移住希望者の方も、大体がこう尋ねてきます。
貴方の所は、どんな支援をしてくれるの?
とりわけ多いのが、どんな仕事があるの?という質問ですね。
そう、住んであげるから仕事を紹介して、という要望が一番多いんです。
この時点で、殆どの場合、行き詰ってしまう。
地元に住んでいる人間でさえ仕事に困っているのに、見も知らないよそ者に紹介するような仕事は、宝くじに当たるくらいの確率で無いとありません。
正確に言えば、地元の人間がやりたがらないくらいの雇用条件の求人はあっても、それは、移住者が生活できるようなものではないのです。
地元の人間の場合、住宅費がかからなかったり、食費もあまりかからなかったり・・・・などの生活環境があるので、かなり生活費を圧縮できます。それで漸く生活できるぐらいの雇用条件が一般的な働き口で、そういう環境にある地元の人すらやらない就職口では、そういう環境に無い移住者は、生活していけないのです。
その結果、殆ど場合、物別れとなってしまう。
田舎暮らしフェアの規模や種類にもよるので一概には言えないのですが、こういう相談会に来場した人の中で、実際に移住を実現する人の確率は、数%ぐらいだと聞きました。
さらに、その数%のうち、5年後にまだ田舎暮らしを続けている人の確率は、数割ぐらいでしょうか?
・・・・・
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・・
・
不況になったからと言って、簡単に雇用の受け皿になるような所ではないのです。
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