最近の韓国ウォンは・・・・
2009.07.04 02:28|アジア経済(韓国、中国)|
久々に話題に上ったので、韓国経済について・・・
ここのところの韓国ウォンですが、こんな感じです。

ただいま、世界各国の財政出動によって、市場に金余り状態を作り出されていて、この効果で、それなりに投機マネーが戻っています。
その投機マネーが韓国に流れ着き、それによって、為替や株価が回復しているのです。
4-6月期の外国人投資、昨年同期比62%増
外国人による韓国への直接投資が回復している。知識経済部は2日、今年上半期に政府に申告された外国人直接投資の規模は46億4400万ドル(約4450億円)で、昨年同期の45億4800万ドル(約4360億円)より2.1%増加したと発表した。特に、今年1-3月期は昨年同期より38.2%も急減したが、4-6月期に入り昨年同期比で62.0%も増加した。
外国人の投資が増えたのは、韓国の景気回復のペースが他国に比べ速いと予想されている上、成長可能性が高い大型の合併・買収(M&A)の案件が増えたためと分析されている。
ソース:朝鮮日報
まさに外資依存の韓国経済の真骨頂という感じです。
記事では、韓国の景気回復ペースが他国に比べて速いからと理由付けられていますが、恐らく違うでしょう。
雇用情勢はさらに悪化している上、物価高・・・いわゆるスタグフレーションというやつですが、これが今の経済の現状のようです。
5月の食品価格11%上昇、OECD加盟国で2位
韓国の5月の食品価格上昇率が経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国で2番目に高かったことが分かった。
先月30日にOECDが発表した5月の消費者物価指数報告書によると、韓国の食品価格は前年同月比で11.0%上昇し、アイスランド(17.5%)に次ぐ高い上昇を示した。アイスランドは昨年11月に国際通貨基金(IMF)から21億ドルの緊急融資を受け、政権が崩壊するなど深刻な経済危機を迎えている。このため、政情が不安定なアイスランドを除けば、韓国の食品価格は事実上OECDで最も上昇したと言える。
主要7カ国(G7)の平均は1.9%、OECDの平均は2.7%で、韓国の食品価格はそれを4-6倍上回る上昇を示したことになる。食品だけでなく、消費者物価全体の上昇率も、韓国はOECD平均(0.1%)を上回る2.7%に達した。
統計庁が1日に発表した6月の消費者物価動向によると、食料品・飲料の価格は8.1%の上昇を示し、食品の値上がり傾向が続いた。
ソース:朝鮮日報
欧米のハゲタカさんたちが、財政出動の恩恵を一身に受けて、またまた高額報酬を得るようになりつつありますが、ハゲタカさんたちが息を吹き返したことで、韓国市場がまた活躍の場となっているようですね。
これは、別に韓国市場の話だけでなく、原油相場も同じで、だからこそ、似たような波形を描いているのです。

米国の原油備蓄も満杯で、原油の消費が落ち込んでいるにもかかわらず、原油価格が上がっているのは、間違いなく投機マネーが流入しているからです。
ハゲタカさんたちによって作り出されたバブルマネーがはじけた後、政府の財政出動が穴埋めしている、といっても、完全には無理なので、原油も上げ止まっていますが、それでもかなり補っているのです。
もちろん、この金余り現象は、一時的なもので、遅かれ早かれ必ず破綻します。
実体経済が縮小しているのですから、むしろ通貨供給量は絞らないといけないはずなのに、逆のことをやって出来たバブルマネー、フェイクマネー・・・名前はどうあれ、実体経済から外れたマネーが実体を持つことはありませんから・・・
このバブルが何処から崩壊するのか?
米国からか!!
欧州からか!!
アジアからか!!
新興国からか!!
・・・・
・・・
・・
・
これを予想するのは、相当難しいですね。
今のところ、一番怪しいのは、東欧みたいですが、こういうのは、全体のマネーの動きを精密に収集できないと、まず無理でしょう。
たとえて言うと、日本の東海・東南海・南海地震のようなものです。
何処も連動していて、一つ起これば、続けざまに別の二つも起こるのですが、何処でいつ地震が起こるか予測するのは、すごく困難なようなものです。
物理実験で破壊テストなどをすると、どんなに条件を整えても、全く同じ亀裂にならないように、エネルギーの流動というのは、予測しきれるものではありません。
しかし、地殻構造上、東海・東南海・南海地震が周期的に起こることは、間違いありません。
ただいま、生産と消費の不均衡によるマネーの偏り、そう、地殻移動によるエネルギーの蓄積みたいなものですが、これが日に日に溜まって行っている状態なのです。
この偏りが臨界点に達するのがいつなのか・・・・世界恐慌の事例が参考になるかもしれませんが、それでも、あくまでも参考にしかなりません。
ちなみに、こちらのブログの記事「株価と企業収益からみる世界大恐慌と現在の共通点」「世界経済は世界大恐慌よりも悪化している」が参考になるでしょう。
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ただいま、世界各国の財政出動によって、市場に金余り状態を作り出されていて、この効果で、それなりに投機マネーが戻っています。
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外国人による韓国への直接投資が回復している。知識経済部は2日、今年上半期に政府に申告された外国人直接投資の規模は46億4400万ドル(約4450億円)で、昨年同期の45億4800万ドル(約4360億円)より2.1%増加したと発表した。特に、今年1-3月期は昨年同期より38.2%も急減したが、4-6月期に入り昨年同期比で62.0%も増加した。
外国人の投資が増えたのは、韓国の景気回復のペースが他国に比べ速いと予想されている上、成長可能性が高い大型の合併・買収(M&A)の案件が増えたためと分析されている。
ソース:朝鮮日報
まさに外資依存の韓国経済の真骨頂という感じです。
記事では、韓国の景気回復ペースが他国に比べて速いからと理由付けられていますが、恐らく違うでしょう。
雇用情勢はさらに悪化している上、物価高・・・いわゆるスタグフレーションというやつですが、これが今の経済の現状のようです。
5月の食品価格11%上昇、OECD加盟国で2位
韓国の5月の食品価格上昇率が経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国で2番目に高かったことが分かった。
先月30日にOECDが発表した5月の消費者物価指数報告書によると、韓国の食品価格は前年同月比で11.0%上昇し、アイスランド(17.5%)に次ぐ高い上昇を示した。アイスランドは昨年11月に国際通貨基金(IMF)から21億ドルの緊急融資を受け、政権が崩壊するなど深刻な経済危機を迎えている。このため、政情が不安定なアイスランドを除けば、韓国の食品価格は事実上OECDで最も上昇したと言える。
主要7カ国(G7)の平均は1.9%、OECDの平均は2.7%で、韓国の食品価格はそれを4-6倍上回る上昇を示したことになる。食品だけでなく、消費者物価全体の上昇率も、韓国はOECD平均(0.1%)を上回る2.7%に達した。
統計庁が1日に発表した6月の消費者物価動向によると、食料品・飲料の価格は8.1%の上昇を示し、食品の値上がり傾向が続いた。
ソース:朝鮮日報
欧米のハゲタカさんたちが、財政出動の恩恵を一身に受けて、またまた高額報酬を得るようになりつつありますが、ハゲタカさんたちが息を吹き返したことで、韓国市場がまた活躍の場となっているようですね。
これは、別に韓国市場の話だけでなく、原油相場も同じで、だからこそ、似たような波形を描いているのです。

米国の原油備蓄も満杯で、原油の消費が落ち込んでいるにもかかわらず、原油価格が上がっているのは、間違いなく投機マネーが流入しているからです。
ハゲタカさんたちによって作り出されたバブルマネーがはじけた後、政府の財政出動が穴埋めしている、といっても、完全には無理なので、原油も上げ止まっていますが、それでもかなり補っているのです。
もちろん、この金余り現象は、一時的なもので、遅かれ早かれ必ず破綻します。
実体経済が縮小しているのですから、むしろ通貨供給量は絞らないといけないはずなのに、逆のことをやって出来たバブルマネー、フェイクマネー・・・名前はどうあれ、実体経済から外れたマネーが実体を持つことはありませんから・・・
このバブルが何処から崩壊するのか?
米国からか!!
欧州からか!!
アジアからか!!
新興国からか!!
・・・・
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これを予想するのは、相当難しいですね。
今のところ、一番怪しいのは、東欧みたいですが、こういうのは、全体のマネーの動きを精密に収集できないと、まず無理でしょう。
たとえて言うと、日本の東海・東南海・南海地震のようなものです。
何処も連動していて、一つ起これば、続けざまに別の二つも起こるのですが、何処でいつ地震が起こるか予測するのは、すごく困難なようなものです。
物理実験で破壊テストなどをすると、どんなに条件を整えても、全く同じ亀裂にならないように、エネルギーの流動というのは、予測しきれるものではありません。
しかし、地殻構造上、東海・東南海・南海地震が周期的に起こることは、間違いありません。
ただいま、生産と消費の不均衡によるマネーの偏り、そう、地殻移動によるエネルギーの蓄積みたいなものですが、これが日に日に溜まって行っている状態なのです。
この偏りが臨界点に達するのがいつなのか・・・・世界恐慌の事例が参考になるかもしれませんが、それでも、あくまでも参考にしかなりません。
ちなみに、こちらのブログの記事「株価と企業収益からみる世界大恐慌と現在の共通点」「世界経済は世界大恐慌よりも悪化している」が参考になるでしょう。
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